見出し画像

睡眠不足という「負の貯金は」利息が高くつく

蓄積した睡眠不足の解消には何日もかかる

 今 日、仕事をやると宣言しながら、お昼近くまで眠ってしまい、なんと昼食後の3時過ぎにもさらに眠気に襲われ、お昼寝ならぬ「お夕寝」してしまいました。うーん、どれだけ睡眠足りなかったんだ!! 猛省しました。

 日経電子版の「ナショジオ睡眠」の三島和夫博士の記事『健康のため譲れない眠り 「必要睡眠量」はどう測る』よれば、蓄積した睡眠不足の解消には何日もかかるというから驚きです。 

 現代人の多くは蓄積した睡眠不足を抱えており、それを解消するには何日もかかる。週末2日程度の寝だめでは睡眠不足を完全に解消するのは難しい。えっ、2日で眠気はとれる? それは自覚的な眠気が消えただけであり、代謝やホルモン分泌への影響などは残存していることも明らかになっている。時間をかけてゆっくりと睡眠不足を解消しないと真の回復は得られないのだ。

 この記事によれば、個人の最適な睡眠時間は細胞、ホルモン、自律神経、代謝など多岐にわたる生体機能が総動員されて決定されており、各パーツの機能の違いが積み重なって睡眠時間の大きな個人差が形成されているそうです。

死亡リスクが最も低い睡眠時間は男女ともに7時間

 よく睡眠時間は遺伝で決まるといいます。親友のCさんはショートスリーパーで昔から3時間眠ればスッキリすると言っており、お母さんもお姉さんもショートスリーパーだそうです。我が家の場合は、父は高齢になっても8時間眠らないと体調が悪くなる人でした。娘の私は何時に寝ても7時間たつと自然に目が醒めます。

 逆に言うと、睡眠7時間を切ると「慢性睡眠不足」という負の貯金が溜まっていき、遂には瓶から水が溢れ出すように、気合ではいかんともしがたい眠気に襲われって貴重な週末を眠って過ごすということになってしまうわけです。日本では「寝る間も惜しんで」とか「徹夜で頑張る」というのが美談として語られることが多いですが、これまでの体験から言わせて頂くと、睡眠不足は利息が高すぎて割に合いません。長期的に見てパフォーマンスが圧倒的に落ちるのです。

 この表は「JACC Study 睡眠時間と死亡リスクの関係」ですが、男女ともに睡眠時間7時間の死亡リスクが最も低いのです。医師の友人からも「7時間眠らないと免疫力が下がる」と警告されましたが、私の体が要求する7時間睡眠は理にかなったものであることがわかります。

スクリーンショット 2021-04-10 21.26.36

 夜中の1時を過ぎるとパフォーマンスが圧倒的に落ちる

 私は昔から、夜中の2時くらいまでなら眠くならないタイプ、つまり夜型です。夜の方が時間がいくらでもあるし(そんな気がするだけですが)、夜に占いのセミナーや鑑定が入ることが多いので、気がついたら2時ということもよくあります。ですが、実感として翌朝に影響しない、つまりパフォーマンスが落ちないのは夜中の1時まで。それ以上起きていると、6時間眠っても昼間に眠気におそわれます。

トップ女優の花總まりさんだって8時間睡眠を確保している

 ミュージカル『エリザベート』のエリザベート役などで知られる元宝塚の娘役トップスター花總まりさん(ファンは「お花さまと呼ぶ)は、睡眠時間は絶対に8時間確保しているそうです。それ以外の時間はすべて舞台のために捧げていると。つまり1日の活動時間は16時間しかないという前提でスケジュールを組み立てているんですね。

 お花さまのようなミュージカル界を代表するスターで、セリフや歌詞をたくさん覚える必要のある人でさえ、16時間で素晴らしいパフォーマンスをあげているのですから、私のような凡人がそれより1時間も多い17時間で時間が足りないと、睡眠時間を削ってしまうのは、何かが間違っているせいに違いありません。

OSHOのアドバイスは今のステージを許せの REBIRTH

 今の私に必要なメッセージを下さいと願ってOSHO禅タロットを引いてみたところ、<雲:マインドの10  REBIRTH(誕生)> でした。

スクリーンショット 2021-04-10 22.27.10

  駱駝からライオンが生まれ、ライオンから子どもが生まれる図柄が描かれたカードです。駱駝は他人の意見を聞きすぎてエネルギーがない状態、ライオンは他人の要求に「ノー」と言い、反逆を始めた状態、子どもはその2つのステージを経て、無垢で素直に自分自身の実存を認めて自由である状態です。

 解説はあなたがどの状態、ステージにいようとも、その状態にあることを意識し、許してやりさえすれば、新しいものへと進化していくことに気づきましょうと言っています。どんな状態であっても、今の状態をやり切ることで再誕生できますよと言っているのです。

 私はいま、多分眠そうな駱駝なのです。色々な情報を入れすぎて疲れてしまい、眠ることで疲れをいやそうとする駱駝。ですが、近い将来、情報や意見を取捨選択して「ノー」と反逆するライオンになり、いつか自由の境地で天空の音楽を奏でる子どもへと生まれ変わりたいと思います。

 まず、不必要なことに「ノー」と言える自分にトライして、7時間睡眠を確保したいと思います。

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?