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「熱海の奇跡」っていう本。

もう一年ぐらい前に読んだ本なんだけど、なんか影響を受けたというか、自分のためになったなあと思う本なので感想文。

たまたまTwitterで見かけた本で、タイトルみた瞬間「え、読みたい」と思って仕事帰りに本屋で購入。

なんでかって、私の地元が「熱海」だから。

大学卒業するまで22年間熱海で過ごしてきて、東京での仕事にあこがれて東京で就職、一人暮らしを始めた。両親に祖父母、弟、妹と計7人で決して広くはない一軒家で暮らしてきたから、初めての自分だけの空間を手に入れた感じ。

一人暮らしを始めてからもかなり頻繁に熱海には帰省していて。大学の時は熱海⇔品川の東海道線片道約2時間の通学をしてたから、電車で帰るのも全然億劫ではない。ゴールデンウィーク、夏、年末年始、地元の友人との飲み会とか何かあれば熱海に帰る。

そんなことをしていると、「熱海っていいなー」って思うことが増えた。離れたからこそわかるってやつ?無いものねだりというか、ほんとめんどくさい。

で、この本を読んだわけ。

この著者の方がUターンして熱海の活性化のためにいろんなことに取り組むっていう本。

銀座通りにできたあのおしゃれなゲストハウスってこういうことだったんだ、と思った。あと、最近はホテルもできてて、それが「ロマンス座カド」っていうんだけど、これもびっくりで。ホームページのお写真を見ただけだけど、めちゃくちゃいい。ロマンス座って昔映画館で、私が小学校低学年ぐらいのとき町内の子供会の行事でポケモンとか千と千尋の神隠しとか見に行ったオンボロ映画館ってイメージしかなかったけど、めちゃくちゃ素敵になってるの。

この方がやってきたことを書いてる本なんだけど、熱海のことを知れる本でもあるなと思った。私、22年間熱海にいたけど熱海の知らないこといっぱいある。

あと、「めちゃくちゃわかる」と著者の方に共感することがあった。地元熱海あるある、みたいな。

著者の方は、私なんて比べ物にならないぐらい知識経験豊富の頭の良い方で、熱海の活性化のために尽力している人。私は、専門的な知識なんて無いし勉強も得意ではない。でも、この本を読んで「私も何かできるかも」という謎の自信が湧いてきた。

いつかは熱海に帰りたい。となんとなく思っていて、熱海で働くことを考えたときに会社勤めは嫌だなーとなんとなく思っていた。「自分で何かやりたいかも」という今の私に至ったきっかけの本。

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