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療育花育の記録 あきらくん#6


あきらくんは体が不自由で車いすで移動。
言葉は話せません。喜怒哀楽などは、声でいろんな表現をします。
表情も豊か。表情でも多様に表現してくれます。

あきらくん 20231223 「体調悪化のあと」


終了後の経過について 親御さんから

12月に入ってインフルに罹り40℃以上の高熱が続いたのでダメージが大きく、回復にも時間がかかりました。
回復したと思ったところに大雪等の気圧に影響されててんかんによる痙攣発作も出てしまい、12月は半分以上しんどかった日々が続きました。


花育の日の前日から「明日は直子先生のお花だよ~」と伝えていたので楽しみにしてました。

お花を選ぶ時、陽の持ちやすそうなお花を選びます。
今回は小ぶりの葉牡丹。渡すと暫く優しく握ってました
まるでお花からエネルギーを貰ってる様に!
その後、赤いチューリップを挿すと満足した様でしたが最後に菊も挿しました。

黄色のガーベラはチラっと見て「母が挿しても良いよ」と分かりました。
そして、大晦日31日にあきらの横で弟がお花をアレンジしているのを横目で見て、大きい声を出して「自分もやりた〜い」アピールをしたのは驚きでした!
そしてお花を持たせると静かになリました!


今まで何でも握るとグチャとなるのでお花を持たせる事がなかったのですが直子先生に「花育」の機会を頂いてお花を持たせていくと、
お花に応じて優しく持てる様になってきてとても嬉しいです

本当に少しずつ少しずつですが
慣れていく事がとても大切だと思いました。

写真記録


手で持てた


頬に赤みが差し、表情の変化が顕著

前回を踏まえた検証と考察

あまり練習していなかった部分のこころの成長をしている最中のように感じる。花がコミュニケーションのきっかけの一旦になれば、と思う。このまま引き続き、家族と植物の時間を持つことを一歩一歩継続してゆく。

こころの成長というより、今回は健康回復だった。
花との交流は触っているうちに次第に穏やかさが増して行き表情の変化や血色感の変化がいつもより大きかった。

終了後親御さんから体調が少し戻ってきたことを伺い、本人の自然治癒力を引き出すきかっけのようなお役に花がたったかもしれない。

印象記録

あきらくんは、他の機能がおもうようにならない分、そのほかの触覚・聴覚・嗅覚、そして察知能力的感覚が鋭いと感じている。
その感性を豊かに伸ばして行けたら、、と思う。

現場から

あきらくんも私も半年たって、
少しづつそうしたい、したくない、等の意思表示がお互い感じ取れるようになってきたように思う。

次回考察

引き続き、その時々の症状に効果的な音楽を流しながら、植物に触ってもらい、アーシングを続ける。
親子で和やかな優しい時間を過ごしていただき、家族まるごとの情緒安定を促す。


―to be continued

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2003年から一万人以上の方に花育をしました。現場でどんな風に、どうしたか、結果どうか等、遺さないまま頭の中にあり、書きのこして、いつか誰かの役にたったらいいな、と思い書き始めました。サポート励みになります。活動費として使わせていただきます。よろしくお願いいたします。