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チームにおける信頼関係の構築 ストレングスファイダーを利用して長所を指摘し合うことの効果

こんにちは。あさひです。
先日ストレングスファインダーを10年ぶりに受けました。

私は友人2名と産後女性のキャリア支援活動を開始しています。
そのうちの1名は会社は同じですが部署は異なる関係。昨年半年間、社内研修を共に受けました。(Aさん)
もう1名はAさんを介して紹介してもらった、今回の産後女性キャリア支援活動をするために出会った関係(Bさん)

オンラインでは月に2回程度打ち合わせをし、Bさんとも1度は対面でお会いする。知り合って3か月ほどたったタイミングです。

今後の事業の具体化に向けて、お互いをよく知り、長所を活かしあおうと各々が自分史を作成しました。また、ストレングスファインダーを受け、自分の強みを各自が客観的に認知しました。
そのうえで、自分は見えていないが他人は見えている長所を知るために今回の取り組みを行いました。
今回行った方法が、信頼関係を構築するグループワークとして非常に有効だと感じたので記したいと思います。

グループワークの手順
1)自分史を作成
2)ストレングスファインダー(ギャロップ社の全34資質版)を受ける
3)事前に自分史とストレングスファインダーレポートをメンバーへ共有
4)当日はオンラインで、まずはストレングスファインダーの上位5資質やその他特徴的だと自分が感じる資質について、自分史と関連づけて説明をする。
5)話し手以外が、質問をして深堀したり、今までの関わりの中から、話して本人が気づいていない長所を指摘しあう。
という流れになります。

私の場合は、ストレングスファインダーの上位資質は下記のとおり特徴的に出ていると説明しました。
1. 個別化:相手をそのまま受け入れる。口癖は「そうなんだね。」一方、攻撃してくる人が苦手。女性は~男性は~といったカテゴライズが苦手。
2. 調和性:感情的な争いを嫌う。共通点や議論の着地点を常に探す。一方、場の雰囲気や発言に左右された判断をしがち。
3. 収集心:様々なことを調べた上で判断したい。一方、情報を捨てることが苦手。それゆえに優柔不断になることがある。
4. 学習欲:知らないことを知る、学ぶそのプロセスにワクワクする。一方、何のために学んでいるのか、どう役立てたいのか目的を見失うことも多い。
5. アレンジ:仕事では常に、誰に何をお願いして、どうチェックして、と頭の中でパズルを組み立てるようにアレンジを考えることが日課。一方、常に効率的効果的な最適解を探して動いているので予定どおりにいかないことが続くと一人で疲弊する。(特に子育てや週末の家族との過ごし方など)
そして、32位に慎重性。昔から細かいことが苦手なんです。経費精算とか。間違えないようにと最新の注意を払っても間違うことが多い。
また、上位10資質までに、ストレングスファインダーにおける影響力に関する項目が入っていないことが、正直ショックでした。

AさんBさんからのフィードバック
まず、1)~4)でかなり自己開示しているため心がすっきりします。
そして、AさんBさんが指摘してくれたこと。

会社が一緒のAさんからは実行力の高さ
・学習欲が高い 
 常に様々な情報を探し、学んでいる。
・実行力が高い (これは意外でした!)
大きな目標を達成するために、既存の価値観にとらわれない大胆なアイデアを出すことができる。それも、実現可能性が高い案である。
さらに、具体的な実現に向けてプロセスを落とし込み周囲を巻き込んで動かすことができる。
なので、影響力の資質は10位以内に入っていないけれど、自らが学び考え動くことで背中で語っている人と言ってもらいました。

<深堀で見えたこと>
・とりあえずやってみる行動力
私自身は目的や目標を明確にし、それまでのプロセスを描いたうえで動き出すタイプ(道筋が見えないと不安になるタイプ)と自己認識していたのですが、とりあえず実行する。自分の気持ちに正直にまず動く、という点が起点にあることを認識しました。
目標から逆算した計画的戦略的な動きを理想と描いているからかもしれません。
・ネットワーク構築
私は現在の職場に転職してから、仕事柄社外の人と関わりが少なく、ネットワークが広がっていないことを課題に感じていました。ただ、深堀の中で、「私が言うネットワークとは何か?」と聞かれました。オンラインコミュニティに所属したり、そこで様々な学習会や企画に参加する。Twitterも初めて1か月でありますが、キャリアコンサルタントの方と繋がりDMで事業相談をするなど関係性が構築できている。ネットワーク構築は自分が感じているほど課題ではないのかもしれません。リアルの場で、人脈が増えることを焦らず、信頼できる人に相談をしてそこから紹介していただき、という流れで私なりのペースでゆるい繋がりを広げ、「何かあれば相談できる関係性の人」をリアル・オンライン双方で様々な業界やバックグラウンドの方に増やしていきたいと思います。
・常に内省している
自分では全く気づきませんでしたが、自分史でもなぜその行動を取ったか、どう変えるかなど常に内省していることを指摘してもらいました。個人的には自分の中だけで悩まず他者に積極的に相談した時のほうがよい選択や結果に結びついているので、内省+積極的に周囲に開示して相談する。自らに閉じず開くことを意識したいです。

Bさんからはコミュニケ―ションスタイルについて
・受け止めてもらえる安心感
どんな意見であってもまず、いったん受け止めてくれる。素直に「すごいね」とたくさん言ってもらえ、心からの「すごいね」なので、自分を認めてもらえた安心感を感じる。
・論理性が高く、話を本筋に戻したり、発散した点を回収してもらえる。議論の中で宙ぶらりんになっていた点について、必ず打ち合わせの途中で回収しています。確かに。 

<深堀で見えたこと>
言いたいことは、はっきり言う。会議の場でも自分の意見をはっきり言います。納得できなかったら、会議後に課長にさらに言います。自分の主張を押し通したいことが理由ではなく、納得感を持って動きたいことが理由です。

大人になってから、こんなに褒められたことなかった
このグループワークまでは、「私はマルチタスクで様々なことを進めていくことは得意で実務力は高い。職場にいてくれると助かるが、リーダーシップや創造性、戦略的思考などの観点で物足りない人」という自己認識をしていました。また、自分史を創りながら過去の辛い出来事を思い出してテンションが下がっていました。
しかし、自分でも見えていなかったり無意識であった自分のよい点を他者に伝えてもらい、正直とても嬉しかったです。
大人になってから、こんなに褒めてもらったことは初めてかもしれません。

弱みを見せる安心感
自分史やストレングスファインダーを通して、長所だけでなく自信がない点。もっと伸ばしたい点、弱い点なども自己開示します。自己開示することで、私は短所も含めて受け止めてもらえている安心感を感じました。もちろん他者からは長所のみ指摘してもらいます。

グループワークの活かし方
今回の進め方は、先に自分史を作っていたのですが職場などのチームでも活用できると考えます。ストレングスファインダーで自分が認識する(理想は受けた結果の)上位資質を挙げた上で、他人が認識する自分の上位資質(これは感覚的に)も挙げてもらい、その理由をお互いが伝え合うという形でも十分だなと思いました。
日々無意識な自分の行動であっても相手から長所とみられていることが分かるだけで、もっともっと貢献したくなるし、自信をもって取り組むことができます。

産前産後のこと、次回は書きたいと思います。

Life is full of chances.


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