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産後ヘルパーを利用して本当によかった*コロナ禍での帝王切開2人目出産

これから出産される全ての方へ

特にコロナ禍で里帰り出産ができない・しない方
実家や義実家からのサポート(具体的に産後1か月以内の家事手伝い)がない方
産後強制的に体を休める環境ってすごく大事です。
私、これくらい大丈夫よって思っていても、実は結構ギリギリだったりします。人に頼ること、自分に許してあげてくださいね。
産褥入院に続き、利用してよかったものが産後ヘルパーです。自治体によって制度がないケースもあるかもしれませんが、ぜひ一度調べてみてくださいい。私も1人目の時は制度を全く知らず、今回、産褥入院について区役所に問い合わせた際に教えていただきました。

1. 利用までの流れ、費用

あくまでも私が住んでいる自治体のケースになりますが、ご紹介します。
区役所にて産褥入院の問い合わせをした際、産後ヘルパーについて教えていただきました。利用は、ヘルパーが必要であると区が判断した人が対象になるため、産後の家庭状況育児状況など簡単なヒアリングがあります。私は里帰り出産せず、実家・義理実家サポートがない。夫の育休(有給消化)は出産3週間で終了するため、その後の家事を助けてほしいと説明しました。
後日、利用前に区の担当者と委託先の社会福祉協議会の担当の方が自宅に訪問。依頼したい家事育児内容をお伝えします。

内容:家事、育児は基本的に何でもお願いができました。(上の子の送迎は除く。ここが残念。)ファミサポさんやシルバー人材サービスとの違いは、新生児のお世話についても講習を受け、慣れた方が来て下さることです。ファミリーサポートは私の自治体では生後6か月以降利用可能と限られていました。
料金:1時間800円、1日あたり2時間まで。
回数:産後1年以内。初回利用開始から3か月以内に最大12回まで。
私は、夫の仕事が再開した産後3週目から、週に1回ペース(最初の2週間は週に2回)で連続して来ていただきました。

2. いつの時期に利用するとよいか

退院後帰宅して、ご家族など周囲のサポートがない方は、出産してなるべく早くのタイミングで利用することをおすすめします。産後1か月は、ご自身ではもう動けると思っていても、身体をなるべく横にして休めたほうがいいから。子宮が元に戻るためにも、眠っていなくても身体を横にするって大切なんだそうです。初めに無理をすると、夫も悪気はなくても「なんだ、このくらい動けるのか」って思っちゃうかもしれません。
私も、退院して自宅に帰った直後、上の子の遊び相手をするために室内で長時間座っただけで、身体の調子がとっても悪くなりました。それくらい、身体は休むことを求めているのです。

3. 産後ヘルパーさんにお願いするとよいこと

ぜひ苦手な家事、優先順位が高いことをお願いしてください。2時間なのであっという間でした。私は、新生児~2か月の間は沐浴+トイレ、洗面所、お風呂、台所の水回り掃除+部屋全体の(2LDK)掃除機がけをお願いすることが定番となりました。
沐浴:新生児といえども3キロ、あれよあれよと4,5キロになると1人で沐浴するのも大変です。1人で育児をしているとかわいい沐浴シーンの撮影もできず、一人で必死のパッチで沐浴です。なので、ヘルパーさんに沐浴をお願いできている時は、かわいい赤ちゃんの動画や写真を撮らせていただきました。
水回りの掃除:生活していたら気になりますが、正直、そこまで手が回りません。でも毎回丁寧にきれいにしていただき、心がとっても軽くなりました。(しなければの呪縛から解放された、とう感覚が正しいかも)
部屋全体の掃除機がけ:2LDKの狭い室内ですが、子供といると意外と毎日汚れます。物をどけて掃除機をかけたり、プレイマット(この裏が汚いのです)をどけて掃除機をかけたり、上の子が食べこぼしたこべこべした汚れがあれば雑巾で拭いていただいたり、日常の生活空間が整い、こちらも気持ちがほっとしました。
料理:最初の2回ほどはお願いをしました。(家族との生活を考えると優先順位は高いので)でもヘルパーさんは料理のプロではないので、冷蔵庫に今あるもので適当にチャチャっと2,3品というのはやはり無理がありました。
予め、卯の花の煮物が食べたい、ひじきの煮物が食べたいと依頼する料理を決め、材料を買ったうえでお願いして、作れるなら作っていただけました。
でもお願いをした方が料理よりお掃除のほうが明らかに得意そうでご本人もお掃除を依頼した時のほうが嬉しそうだったので、3回目以降は限られた2時間でお料理をお願いするのはやめました。
まとめると、こちらが困っていることかつ、ヘルパーさんが得意なことがうまくマッチングすると(私の場合は掃除)一番よいなと感じました。

4. ヘルパーさんを迎える心構え 

私はいつも、上の子を園に送ったあと、10時から12時までの2時間お願いをしていました。上の子を徒歩で送り、帰宅すると9時半。残り30分で家を最低限片付けるか悩みましたが、赤ちゃんが起きていたらそれも難しいのであきらめる。運よく赤ちゃんがベビーカーや抱っこひもで寝てくれたら、30分でもソファで寝ていました。実は初回依頼前にある程度きれいにしていたのですが、ヘルパーさんが「家はぐちゃぐちゃでいいのよ。そのために来ているから。」と言ってくださり、お言葉に甘えることにしました。
もちろん、洗濯物は干せていません。朝の食器もそのまま(ひどいときは昨夜の食器がそのままの時も)。昨日のたたんでいない洗濯物、整理整頓できていない部屋、布団をたためていない。。


5. ヘルパーさん活動中、どう過ごしていたか?

「少しでも横になっていてね」と言って下さるので、本当に疲れている時は30分ほど赤ちゃんをお任せして寝させてもらいました。それでも、私は家事と天秤にかけて、後から1人で家事をするほうが負担だったので、基本的には起きて赤ちゃんのお世話をゆったりしたり、洗濯物を干す、ほこりを取るなど、同じ空間で育児や比較的好きな家事をしながらヘルパーさんとお話をしていました。沐浴を早いタイミングでしてもらうと、沐浴後にゆっくり授乳→あわよくば赤ちゃんが寝たら自分も休めるなど、ラッキーでした。

6. 話し相手がいる温かさ

実は家事よりなにより、ヘルパーさんとおしゃべりする時間、心がほっとしていました。産後ヘルパーで派遣される方は新生児育児の講習も受けられており、お世話も手馴れているので、母乳のこと、夜泣きがひどいこと、シーツや着替えを何度もして疲れること、吐き戻しが毎回で、など育児の相談もできます。また、上の子のことやたわいもないことをお話していました。里帰りしていたら、実家で家族とおしゃべりするような感覚です。
お話をしながら、あぁ私、疲れていたんだな。人と話したかったんだな。と気づきました。

7. 最後に

産後ヘルパーさん、最初に利用するまでは自宅に他の方が上ることに少し抵抗があるかもしれません。でも、いざ来ていただくと、全くそんなことはなく、丁寧な家事に手慣れた赤ちゃんのお世話と、頼りになる大切なパートナーでした。産後、無意識に一人で抱えてしまっているからこそ、頼れる人は頼って、家族以外も頼って、自分の身体と心の負担を少しでも軽くしてくださいね。コロナ禍で、思うようにご家族のお手伝いを受けられない方もおられると思います。ぜひ一度、調べてみてください。

Life is full of chances.


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