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noteから生まれた出逢いと、おいしいハンバーガーを食べる時間



不思議な一日でした。いつも私は常体で文章を書くけれど、今日はなんだか敬体、ですます調で書きたい気分です。



最近よく、人生とは……みたいなことを考えている気がします。そんなに重苦しいもんではなくって、単純に、面白いなぁ、不思議だなぁ、ってふんふん頷いてるくらいのやつ。

noteを書いていなければきっと会うことのなかった人たちに、初めてご挨拶できました。営業の仕事を始めて約1年半。まだまだペーペーとはいえ、初対面の人と会話する度胸はある程度ついてきた気でいたのに、驚くほどガッチガチに緊張してしまいました。お店で予約の名前を店員さんに告げるとき、若干声が震えていたくらいです。ちょっとドライな店員さんだったから、それも影響していたかもだけど。

お店はとってもお洒落で、大人な雰囲気を感じました。オシャレというよりお洒落でした。土地勘を抜きにしても、自分だったら絶対に選べない(というか、入ったことがなかったであろう)場所。緊張を紛らわすついでに一人でソワソワと店内を見回していました。並べられたたくさんの本。程よい賑わい。すこし暗い照明。素敵な空間でした。

これから会う人たちは、自分が書いた文章を読んでくれている。自分の文章を、ひいては“私”を、知っている。緊張の最大の理由はそこにあったのでしょう。

このアカウントを知っている友人は3人しかいないし、おそらく、その子らも定期的に読んではいない。職場の人たちより、「たまに遊ぶ」や「すれ違ったら挨拶する」程度の友人より、もしかしたら家族より、この文章を読んでくれている人たちの方が、“私”を知っている。ここに書くことが私の全てとまでは言わないけれど、ここだから表に出せる自分の中身が確実にある。鍵付きの引き出しに仕舞うような“私”の一部。それを先に知られている状態で会うのだと考えると妙に気恥ずかしくて、緊張した。めっちゃ。2週間前の仕事のプレゼンくらい緊張した。改めて、顔も本名も知らない相手の文章をたくさん読んでいる、という状況は他にない、面白いものだなぁと思います。



書くこと、書き方について。noteを通じて出会った人たちについて。小説について。どうやって書くのか。次は何を書きたいか。なぜ書けないと感じるか。どうすれば書けるようになりそうか。

「書く」を通して知り合った縁ならではの会話には、心の奥深いところが沸き立つような、今までにない楽しさや興味深さがありました。今まで誰かと対面で「書く」について深い話をしたことがなかったから、とても新鮮な時間でした。

noteでの印象と違う部分があったり、話しているうちに一致してきて、やっぱり文章には人となりが現れるのだなぁと納得したり。自分にはない「書く」の捉え方や書き方を聞いて鳥肌が立った。自分の文章を好きだと言ってもらえて、小さな内容を覚えてくれていて、嬉しかった。言うのも言われるのも、なかなか照れるもんですね。本当はもっと、貴方の文章のここが好きです! って、私も言えればよかったのだけど。言いたかったんだけど。

また、この時間を通して、noteを書いている自分が本当に存在していることを実感しました。上に「この文章を読んでくれている人たちの方が、“私”を知っている」と書いたけれど、そうは言っても、皆さんは私のリアルな性格や、友人の前での私の立ち振る舞い等は知らない。そんな中で私はあの時間「翠 はるか」として喋っていて、皆さんも私を「はるちゃん」「はるさん」として認識してくれている。子や姉の私でもなく、友人の私でもなく、会社員の私でもない、文章を書く私としての人格が現実世界で成り立っていた、というか。何言ってるか伝わらないかもしれないけれど、とにかく不思議な感覚でした。“私”という側面がいくつもあるのは、やっぱり良いものだなと思います。その数だけ、私が私でいられる場所があるということだから。

あと、私は話すのが下手だなぁと思いました。それは直したいところではありつつ、書くことが好きな裏付けでもある。同時に、人の話を聴くのが好きだなぁとも思った。

あと、大人ってかっこいいなぁとも思いました。なんというか、余裕? 落ち着き? 眼差しの優しさ? noteにいる人生の先輩にはよく思うのだけど、実際に会うと改めてこういう大人になりたいと思いました。照れるのでふざけます。テヘペロ。テヘペロとか死語かも。久しぶりに言ったわ。



2年前にnoteを始めていなければ、文章に出逢っていなければ、フォローをしていなければ、シェアやスキを通して繋がっていなければ、今日の予定が合わなければ。信じられないほど多くのタラレバが運命的に重なって、出逢うはずのなかった人たちの人生があの2時間、人生単位で見ればほんの一瞬だけ触れ合って、おいしいご飯を食べた。物事を大きく捉えすぎでしょうか。でもさ、すごいなぁって、思ったの。

さっきから不思議フシギとひとつ覚えのように言っているけれど、本当に不思議。解散後は余韻でずっとぽけ〜っとしていて、バスに揺られながら今日会った人やフォローしている人のnoteにお邪魔しました。すでに読んでいるnoteにも何か押せる機能欲しい。初見の「スキ」ボタンと、「(今改めて読んだらめっちゃ面白かったです見方が変わったところもあって最高でした書いてくれてありがとうございます前も言ったけどマジでこの文章)スキ」ボタンが欲しいです。

眠くなってきました。余韻に浸りながら寝ます。
もっと深くお話したかったこともあるし、会いたい人は他にもたくさんいる。いつかよろしくお願いします。そして、ありがとうございました。

本当は呑み書き前夜祭にする予定だったのにえらく真面目に書いてしまい、誤字も消しまくったので、当日参加できたら翠ジンソーダで参加します! 明日(てか今日)は阿部真央のライブだよ! 楽しみ!


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