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5月 春雨の陣馬山〜高尾山 縦走登山のきろく 

登山に行くと決めていた休日。
長野方面を考えていたが、予報は雨。
なんとか曇り予報で行けそうな場所として選んだのが、高尾山です。

子供の頃ぶりの高尾山、今回は陣馬山からの縦走をしてみることに!

高尾駅近くのコインパーキングに車を停め、電車で藤野駅まで。
藤野駅から徒歩でのスタートです。

【陣馬山〜高尾山縦走コースについて】
・駅から登山口までが近く、アクセスが良い
・トイレが頻繁にあり安心
・危険箇所が少ない
・登山道が明瞭で標識も多く、分かりやすい
・茶屋グルメを楽しめる
・その時の疲労度、体力度によってはケーブルカーで下山するなど、
フレキシブルな対応が可能

【コース詳細】
藤野駅→陣馬登山口→陣馬山→明王峠→赤岩山→景信山
→小仏城山→高尾山→高尾山口駅

【山の標高】
陣馬山:855m
景信山:727m
小仏城山:670m
高尾山:599m

【距離】
約20km

【この山行の所要時間】
8時間50分(うち休憩1時間30分)

【この日の気温、服装】
・13℃〜14℃
・トレランシューズ(防水性なし)、メリノ混紡長袖Tシャツ、ロングパンツ(生地:中厚手)、フリースジャケット(スタート時のみ)
・途中、雨具の使用あり:折りたたみ傘、レインスカート

【飲み水の携行量】
1.2ℓ


陣馬山〜高尾山縦走コース レポート】

藤野駅から陣馬登山口まではバスも出ていますが、
本数が少ない且つ、歩いても20分ほどなので今回は徒歩を選択。

藤野駅でトイレに寄り、準備運動。
最近は、膝の屈伸運動を重点的に行うようにしています。
時刻は朝6:30、出発です!

藤野駅のビジターセンター。写真左奥がトイレです。

駅の出口から左手方向へ進みます。陣馬山への案内標識もあるので迷いません。
5分ほど進み、トンネルを潜ります。

トンネル内狭いので、車に注意です。

道路沿いを歩き、陣馬登山口バス停を過ぎると標識が見えてくるので、
ここを右手方向へ。

ここまで約2km、平坦な舗装路でした。

民家の並ぶ舗装路、急坂を登りトレイルに入ります。

ここまで約2.8km

このあたりから小雨が降ってきました。
雨雲レーダーにも映っていなかったのですが、、、山の天気はむずかしい〜

スタート直後の雨でテンションが下がりかけましたが、
おかげで辺りは幻想的な雰囲気に。土砂降りってわけではないし、これはこれで
アリだ!と気を持ち直す。

雨もわるくない

カエルが鳴きはじめ、新緑は艶やかに輝き、森全体が元気になるのを感じます。
雨のしとしと降る音、森の匂いがまた癒されるんですよね〜

樹林帯でそこまで濡れることもなさそうなので、特にレインウェアなど着用せず、このまま進みます。

分岐が見えてきますが、陣馬山へは直進。

分岐左手がめおと坂、陣馬山は直進

そのうち止むだろうと思っていた雨は、寧ろ強くなってきました。
風は無く樹林帯なので、傘を差すのみで進みます。
暫くすると標識が。スタートの藤野駅から約5km地点。

ここまで約5km。陣馬山まであと1.5km

さらに歩いて約5.8km地点。陣馬山頂まであと0.7kmです。

ここまで約5.8km。陣馬山まであと0.7km

人工物が見えはじめました!!
9:05(スタート〜2時間35分)一座目、陣馬山に到着です。

たくさんのベンチと大きな茶屋

ここまで約6.4km。

陣馬山頂のお馬さん🐴
右端に見えるのはトイレ

茶屋が3つもあり、広くてびっくり。さすが人気のお山です!
雨天で営業していませんでしたが、天気が良ければ平日でも開いているみたい。
こんなお天気且つ平日でしたが、山頂には登山、トレランの方が数名いらっしゃいました。

水分・行動食を補給、しばし休憩。
次は明王峠・赤岩山を経て景信山を目指します。

陣馬山以降は、増えてきたぬかるみや水溜りをよけながら歩き、
30分ほどで明王峠に。

時刻10:30。ここまで約8.6km

標識に従い、景信山方面へ向かいます。

ちなみにトイレもありました。

明王峠のトイレ標識

このあと10分ほどで赤岩山に着くはずが、
標識が見当たらず、気づけば通過していました。

このままどんどん進みます〜

ここまで約10km

分岐が出てきました。
まき道があったので、迷わず選択(笑)

右手方向がまき道

直進方向は高低差がある道のようでしたが、まき道は平らでラクラクでした〜
まき道を進み、メインの登山道と合流。
そこから少し歩くと、道迷い多発中の看板が出てきます。

時刻10:50。ここまで約10.8㎞

右手方向は誤りです、直進します。
確かにこの右手方向、登山道と間違いそうな道でした。
注意書き看板、ありがたいです。

注意書きの看板から道なりに進み、約30分で景信山に到着しました〜

時刻11:20。ここまで約12.2km

気づけば雨も止んでいて嬉しいかぎり。

なんとか景色を望むことができました!
三角点かげ信小屋

景信山の茶屋「三角点かげ信小屋」では、天ぷら、なめこ汁などが食べられるようです。この日はあいにくのお天気で営業していませんでした、残念!
写真のキャラクターは鬼滅の刃の「時透無一郎」さん。
景信山が出身なのだそうです。

時間もちょうど良いので、
山頂のベンチとテーブルでお昼ごはんにします。
席数が多いので、食べる場所に困ることはなさそうです。

ナイス焦げ目〜

この日はおにぎり、焼きウィンナー、たまご、蒸しパンでカロリー補給。
再び雨が降る前に、急いでウィンナーを調理。濡らさず無事に食べられました。
登山時はいつも、補給したカロリーが体に行き渡るのをしみじみ感じます。

休憩後、山頂を100mほど下った所のトイレに寄ります。

景信山のトイレ

その後は小仏城山へ向かいます。
ほぼ下りのなだらかな登山道を歩き、約30分。分岐の看板が出てきます。
小仏城山まであと0.9kmです。

ここまで約13.4km

近くにかわいい狸たち。

小たぬき、中たぬき、大たぬき、特大たぬき

ここから約20分、緩やかな登りを進み、小仏城山に到着です。

ここまで約14.1km

小仏城山の山頂も広々!
ここもまた、大きな茶屋にベンチ・テーブルがたくさん並んでいます。

城山茶屋では、おでん、もつ煮、お汁粉、甘酒にドリップコーヒー等が楽しめるそうです。

高尾山の隣ということもあってか、この小仏城山から人も増えてきました。
歩きながら行動食で補給しつつ、このままぐんぐん進みます〜

小仏城山〜高尾山までの道は、とてもきれいに舗装され歩きやすいです。
もうほぼ散歩だな〜と呑気に歩いていると再び雨が降ってきました。
雨足は強く、すぐ止みそうにはありません。

階段先の東屋に避難

とりあえず傘を差し、目前の東屋に避難し雨具を着ることに。
風は吹いていなかったので、
下半身はレインスカート、上半身はロンTのまま傘で進みます。

小仏城山から約35分ほどで分岐の看板が。
高尾山まであと少しです。

ここまで約16.4km

分岐の看板から約10分。高尾山頂に到着です〜

ここまで約16.6km

ちなみに高尾山までの階段が、この山行で一番足にきました・・!

高尾山頂は、雨にも関わらずたくさんの人で賑わっていました。
茶屋は満席、屋台グルメを楽しんだり、写真を撮る人々、
高尾山の人気を改めて思い知らされます!

山頂にはたくさんの飲食店

高尾山頂からかすみ台展望台まではコンクリートの舗装路を歩き、
展望台横から再びトレイルに入り、一気に下ります。

ここまで約18.4km。自然研究路2号路を進みます。

小仏城山から舗装路でラクしていたので、この下りがちょっと大変に感じてしまう(笑)

ここから再びトレイルへ

この最後のトレイルですが、木の根が露出していて、濡れていると滑るので注意です。下山が苦手な私にはちょっぴりこわくて、慎重に下りました。

トレイルを約1.6km、40分ほど下り、時刻は15:20。高尾山口駅でゴールです!

駅前に水道、タワシを設置されています。登山靴の泥を落として電車に乗りましょう。
駅直結の温泉あり
駅のセブンイレブンにはモンベルコーナーが

距離は長いけれど、歩きやすく程よいトレーニングになりました〜
森林の中で天然のミストを浴びて、心なしか肌が潤った気もします。

いつもは稜線や山頂からの景色に気を取られがちですが、
今回は雨であまり景色を望めなかった分、樹林帯の美しさ、自然の匂い、音の癒し効果に改めて気付かされた山行でした。


途中いくつも茶屋があったり、高尾山頂は観光気分も楽しむことができ、
このコースは飽きることがありませんね。

次回来る時には、山ごとの茶屋グルメを味わいながら、また縦走したいな。


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