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【恋愛小説】 恋しい彼の忘れ方③【創作大賞2024・応募作】

「恋しい彼の忘れ方」 第3話 -感性-


仕事にも身が入らず、生徒の前で上手く笑顔を作れない日々が続いた。

この日は、土曜日の誰もいない理科室で、月曜日の授業に使う試薬を分けていた。予備実験をする分もつくって……と。
はぁ、とため息が出る。あんなに好きだった理科の授業に集中できないとは。どれだけ心をもっていかれているのかを痛感する。

最近、身体も重だるい。誰もいないと特に、大輝のことが頭から離れない。
苦しい時も、どんな時も、生徒の前で笑っていられるのが理想だと思うけれど、今の私じゃ、演じられない……。

ふと、初任のとき、「教師の五者論」をベテランの先生から聞いたことを思い出す。
これは、「学者」「医者」「役者」「易者」「芸者」のことで、「学者のように学べ」「医者のように生徒を診よ」「役者のように生徒を魅了せよ」「易者のように生徒の未来を見よ」「芸者のように生徒に寄り添え」と、教育者に求められる役割を五つの「者」に例えた言葉だ。

その教師に、妻や母、その他諸々の役割……先生にどんだけ求めてるのさ。そう考え、全ての"者"を放棄しかけている自分を取り繕った。 

元気が出ない原因は、分かっている……大輝のことだよね、と直ぐに答えを見つけられるが、その解決策が分からない。

しかも、人を指導する立場で、既婚者で、子どもたちもいて……そんな自分が、こんな想いを抱えているなんて。絶対に誰にも話せない。墓場までもっていくしか道はない。



準備が終わり、次は「家庭教育学級」の準備にとりかかる。
昨年度から講師をお願いしている、キャリアカウンセラーの梅林有紀先生は、長男・誠くんが1歳半の時からの付き合いだ。私が育休中に子育てを学びたい、と思って、有紀先生のセミナーに参加したのが始まり。
有紀先生は、心理学に精通している。大学で教育心理を学んだ私にとっても、毎回お話するたびに、新しい気付きが得られるので、知的好奇心をくすぐられる。

「もしもし、こんにちは。──はい、元気です。お久しぶりです。再来月の家庭教育学級の件で──。」


話はすんなりと進み、日程も確定した。


その話の中で、仕事の愚痴を吐きたくなった。普段、同僚には絶対に言わないが、有紀先生になら、とこの日はなんとなく話してみたかった。


「──本当に、必要だなと思う保護者に来てもらえないのはつらいですよ……。"家庭内の負の連鎖"ってあると思うんです。それに、こういうセミナー、どんどんやりたいんですが、管理職に"予算が"とか言われて。こっちは良いものを出していきたいと思うのに、もうなんでブロックかけるの、って。」


この自分の声を耳でキャッチし、否定語のパレードで胸がざわついてきた。でも話は止まらない。有紀先生は、ゆっくり相槌を打ちながら聴いてくれた。

「本当に、"愛着形成"って大事ですよね。」

「そうそう、教員って、"愛着"が大事、ってよく言うのに、医者含め誰もそれを耕そうとしてないんじゃないか、って思うんです。」

「もし、それが学べるとしたら、やってみたいですか?」

「──はい……。そうですね、私も言っておきながら、"愛着"がよくわからないのかもしれません。それとなく"上手くいく考え方"とか、"方法"は、知ってるつもりなんですが。まだまだ保護者の方に伝えられない気がします。それに、自分もちょっと子育てで足踏みしていることもあって。もう一歩、踏み出せたらな、と思います。」

「とってもいいと思います!葵さんもご自身の子育てに向き合うことで、支援者としての深みも増しますね。では、早速今日から、"出来た事"と、その時の"気持ち"を書き留めてみてくださいね。」

「"出来た事"……? 何でもいいんですか?」

「もちろん。自由ですよ。」


こうして私は、ブログの中で「出来た事」を書いていくことにした。
非公開、私の記録用として──。



10.21
有紀先生の子育て講座を受けることにした。
正直、心の抵抗はあった。
でも、このままどん詰まりの自分で居続けるのがいやだった。
私は、この日、進むことを決めた──。

いつも日記は3日坊主な私だけど。
この記録はつけていきたい。


【出来た事  学ぶことを決めた 】


10.28
「ハンドトリートメント講座」を受けた。
少し前、地元の広報誌を観ていた時に、目に止まり、癒やしの時間が欲しいと、早々に申し込んでおいたのだった。

当日、地域の公民館で出迎えてくれたのは、明るく気さくな女性、飯塚佳子さんだった。

「いらっしゃ~い!よく来てくれましたね。
 あらー!妊婦さん!ありがとうございます!」
と、満面の笑み。

ひと目見た瞬間、"私には今、こんな眩しい笑顔で、人を迎えることは出来ない"と、感じた。

はじめは受講者同士、緊張もあったが、先生が見本として私の手を触ってくれた。
「葵さんの手、いつも沢山働いてくれてありがとう〜!」
と、私の手に、恥ずかしいくらい大きな声で声をかけ、マッサージをしてくれた。

これが驚きであった。
「自分の身体に、"ありがとう"??」と理解が出来なかった。
いつも、洗い物の後なんかに、ハンドクリームをチャッチャと塗って終わり。そのくらいしか、手を意識したことなんか、なかった。
でも、その手に触れられただけで、とても気持ちがよく、なんというか、心がほぐされた。

また、マッサージに使う精油を、何種類かから選ぶ際、他の受講者さんは匂いを嗅いですぐに"これ"と選択していたが、私は決められなかった。
「他の人はすぐに決まった」「私はどれが好きか、すぐには選べない」そんな思いが、焦りを助長した。

1つを選択する、という中、フランキンセンス、パルマローザが気になり、決めきれなかったのだ。
私の様子に気付いた先生は、「ブレンドしてもいいですよ。」と伝えてくれ、私のオリジナルのオイルが完成した。

「好きな香り、っていう直感で、その人が、その時、"その人に必要なもの"を自分で選べるのよ。」

「例えばね、葵さんが選んだ、フランキンセンスとパルマローザ、これは鎮静、抗うつ作用があるの。リラックス感を得られるし、疲れた心を前向きに、気持ちを明るくして元気を与えてくれるのよ。」

ハッとした。
私は、私の「好き」を、いちいち疑っていた。誰かに決められるんじゃない。私が好きなもの、私が欲しているものは、私が自分でわかるんだ……。

続けて先生は、お客様の身体を触る時に気をつけることについて語ってくれた。

「私は、"呪い"をかけないように気をつけてる。痛みは、その人が過去や現状に気づくための手がかりなの。だから、「治ってください」っていう呪いはかけない。まず、温めて癒やして。相手が元気になったら、気づくようアシストすればいいの。」

マッサージの実践中、先生は優しく話しかけてくれた。
「相手の呼吸に引きづられないように自分が呼吸をリードするの。ゆっくりゆっくり。そう、それでいいの。」

 
その夜、子どもたちに、オイルを使ってマッサージをさせてもらった。
息子・誠くんが感動してくれた。
「ふぁ〜気持ちいい!いいにおい!ママ、ありがとう。」

その反応に、今まで、手をゆっくり触ることすらしてあげられてなかったことに気づいた。……ごめんね。ママ、自分のことばっかり考えてた。こんなに喜んでもらえるなんて、嬉しい。こんな思いが込み上げ、心がポッと温かくなった。

【出来た事  自分の直感で"好き"を選んだ 】


10.31
6歳になった誠くん。
助手席で、車の外をぼーっと眺めていたかと思いきや、急に話を始めた。

「やっぱり人間って楽しいなぁ〜!人間っていいなぁ。俺は神様に作られたんだよ。」

私は、その視点をもったことがなかった。「人間っていいな」という言葉は知っていたけれど、それをどうして感じたんだろう?なぜ神様に作られたという記憶があるんだろう。
不思議な感覚だった。
でも、「胎内記憶」とかって、赤ちゃん雑誌にも載っていたし、割とポピュラーなのかもしれない。よく、"1回しか聞けない"とかも聞くけど。なんだかワクワクする!
この息子の感性を、楽しむことにした。

その夜、ベッドに入ってから、誠くんが話を始めた。
「オレの心には、心の小学校があるんだよ。神様が作ってくれたんだ。この世界が夜のとき、心の小学校は昼で、心の小学校が夜のとき、この世界は昼なの。だから、夜、夢を見るとき、心の小学校に行けるんだよ。」

私は、ハッキリと覚えている「夢」は、よくネットで調べる方だ。「夢」から、深層心理がわかるのも経験的に知ってる。
特に最近は、車を上手く運転できない夢をよく見る……。コントロール不能になっている私の感情を表しているんだ。
でも、この「心の学校」として、夢の中で何か学びをしている、と考えるのも楽しそう。そう思い、眠りについた。

※追記
次の日の朝、目が覚めた時に、頭に残っていた言葉
「子どもの言葉は、福音」


【出来た事 他者の感性を信じ、楽しんだ 】



11.2
夕方、誠くんとの会話。
また不思議なことを話してくれた。

誠「地球っていいね!」 

ママ「いいね! 誠くんは、地球の前は、どこの星にいたの?」 

誠「え?月にいたよ。愛ちゃんといっしょに、月で宇宙人と遊んでた!」
「地球ってやっぱりいいなぁ。人間は死んでもまた天国に還って、生まれ変わってさ。おれも何回も。ママは最近おこってばかりだから地獄にいくよ。地獄にいっても、反省したら、また天国に戻れるよ。」

ママ「え!地獄はいやだ……。どうしたら天国にいけるの?」

誠「いいことをすればいいんだよ。」

大輝のこともあって、胸が痛む。
本当に私は、地獄への道を歩んでいるのかもしれない、と怖くなる。

誠くんの答えは、ちょっと不思議。だけど、言葉は明確だ。そして、「生まれ変わり」という言葉が、印象的だった。

検索すると、「過去世」というワードが出てきた。今は、転生モノの作品もヒットしているし、だんだんこういう世界観がメジャーになってきていると感じる。

私も、自分に迷いなく、生きていけたらいいな……。

【出来た事 子どもの言葉を素直に受けとめた】



11.11
車の掃除をした。
ずっと、車のトランクに放置していた本、『聖なる予言』を見つけ、なんだか気になり、読み始めた。

読みながら、浮かんできた言葉
「私は、誰かの道標になれるだろうか」
「人生のナビゲート」
「水面」

【出来た事 気になったことをやってみた 】



11.17
子育てを学ぶにあたって[思いの記録]

「愛し方」を見つめ直したい、とふと思った。
子どもへの愛。自分への愛。

今日思い出したこと……
私は子どもの頃、生理の事やブラジャーのことを、お母さんと話すのに抵抗があった。受け入れてもらえないと思っていた。自分の身体が嫌いだった。小さい胸、荒れた肌、朝起きたら、違う身体になっていてほしい、と願って眠りについたこともある。 

お母さんからの教育は、とにかく、毎日塾や習い事。詰め込み・反復、やれることを徹底的に、だった。
『勉強ができる』がステータスだった昔の時代。勉強が好きなら、大学にいける今の時代。お母さんの愛の形だったんだとは、頭では分かっている。
ハッキリと覚えているのは、「漢字練習」をするときに、一画でも間違っていたら、頭をぶたれたこと。痛くて、怖くて、鉛筆を持つ手に力が入らなくなった……。それでも、それを気づかれないように取り繕いながら、弱々しい筆圧で書き続けた──。
そこから、人に自分のことを見られると緊張して、視線が気になってしまう自分を強く認識するようになった。
──でもきっと、お母さんも苦悩していたんだ。私たちにはお金をかけて、色々やってくれたね。ありがとう。

自分の家族や親、家系の流れを振り返るから、親の愛が見えてくるんだと思う。
(その時は、つらく悲しい出来事でも。)

それがあって、私の価値観ができて、
それがあって、子どもへ、こんな『愛』を届けたい、と感じられるはず。

その、「愛」を見つめ直したい。

愛を感じ直したい。

愛の届け方を、自分自身が明確に、捉え直したい。

自分へ、子どもへ、家族へ。

愛を与えていく。


【出来た事 ふと浮かんだ"やりたい"ことを言葉に表した 】






11.21
夢で、眩い光の存在(神?)が現れ、言われたこと 

「欲望は推進力」

※神が、"欲望"を容認しているの?とちょっと疑問… → 頭の保留ボックスにIN

【出来た事 夢での言葉を書きとめた 】






12.2
朝、涙を流しながら目を覚ました。

夢で、賢人に求められてないことを悲しんでいた。
必死に、「して。なんで?」と求めていた。男性に求められない自分には、価値がないと思っていた。

でも、次に子どもたちの姿がうかんだ。

純真無垢な笑顔、「ママ、大好き!」といってくれる可愛い天使たち。

そのとき、『いつも、子育て頑張ってくれてありがとう!』と、声が聞こえた。きっと、私を守ってくれている存在。

涙が溢れた。

(そうか、私は子育てを頑張ってるんだ…)

(こちらこそ、こんな可愛い天使たちを育てさせてくれてありがとうございます!)

(いつも、子どもたちに与えてもらっている)

(こんなに近くで、見ていてくださったんだ…)


心が温かくなって

涙がとまらない。


『子育ては、親の光をみせること』

("子育ては親育て"と、子供から気づかせてもらったり、与えてもらっているとは思ってたけど、そうなんだ)


『曲が流れる…』

 母がくれた、たくさんの優しさ…

 そういえば、あのときは、"なんでうちの家って、他の家とちがうんだろう?なんでお母さんが優しくないんだろう"とか、思ってた。
お母さんは悪魔のように怒鳴り散らして、姉のことを叩いていたし、私も叩かれた。
暗い外にも締め出された。"野垂れ死ね"と言われたこともある……。
お父さんは、優しいけれど、助けてくれなかった。食卓の席に座ったまま、我関せずの様子だったお父さんに、心で「助けて、助けて」と求めていた……。

でも……
お母さんもお父さんも、それぞれの生き方、信念を見せてくれていたな……。
本当に、分かりやすいくらい。


(私も、親として光を見せていくと、子どもたちも光あふれるんだろな。)


『次は、広める番ですね。』

そう聞こえた。

ニッコリ微笑む、ショートカットの女性が見えた。

【出来た事 夢の中で、感謝ができた 】






12.3
目が覚め、〈ヘルメス〉〈杖〉というワードが頭にのこっていた。

ネットで検索すると、「ケリューケイオンの杖」と、出てきた。聖なる力をもつものが携える杖、だって。
どういうことだろう……?

ま、そのうちわかるでしょ → 保留ボックスIN

【出来た事 流れに任せようと思えた 】





12.10
最近、教員支援のNPO団体で出会った仲間、みなみさんに、会いに行った。約1時間半かけてお宅へ。
その途中で、「ケリューケイオンの杖」みたいな、交わった道の表示が描いてある標識を見た。
(先日の夢は、このことだったのだろうか?)

そして、話の流れで、今日初めて……
私の、今まで誰にも言えなかった秘密を、泣きながら話した。
それは、大輝のことに限らず、「異性に執着」してしまうということ。

例えば
・「性」に過剰に反応してしまうこと
・恋人関係になると、異常に独占欲が強くなること
・好意を向けられると、舞い上がってしまうこと
 

具体的には、
・4歳頃から、視覚的な性の刺激がある漫画に反応
・女性の豊かな身体に反応(コンビニの雑誌のグラビア写真にも無意識に目がいってしまう)
・恋人(夫)が、異性と仲良くしている姿を見るのが耐えられない
… 
これらを自覚していた。


大輝とのことも、常識を判断材料に、口では身体の関係を断っていても、夢の中でひたすらに求め続けてしまう自分──。

「女性として産まれているのに、変なのではないか?」
と、ずっと自分自身で思っていたけれど、このことは、誰にも相談ができなかった。


みなみさんは言った。
「葵さんの過去世の1つ。当時、葵さんは、男性の修道士でした。修道士ですから、生涯独身、禁欲的な生活を送ることとされていました。
しかし、そこに、魅力的な女性が現れます。
彼は、その女性と深い仲になってしまいました。
それを咎められ、牢獄に入れられ、
死刑の宣告をされました。

そのときの、
〈女性と引き離された辛さ〉
〈どうしても女性を忘れられない思い〉
が、
男性視点での性の衝動を無意識に呼び起こして、恋愛で動揺しやすくなっているようです。だから、性への衝動、その目線が、少し男性的なのではありませんか?」

「たしかに……。基本は男性のことが好きで、男性を求めています。なのに、魅力的な女性の身体を見ると自分の中のものが疼く感覚もあります。」

「その時の思いが、残っているんでしょうね……。
死刑宣告された彼は、
独房の中で、禁欲生活を強いられました。自分の身体にも触れられない過酷なものだったようです。
そうして3ヶ月ほど経った時、恐れていた死刑は免れました。
彼は、赦され、【もう一度、 修道士になる前の修行の段階から、1からやり直す】という選択をしたようです。」

驚いた、と同時に、なぜか安心感・納得感があった。
今世で私が感じていた「性・恋愛の課題」は、「過去世から持ち越した課題」だったんだ。

みなみさんによると、
これこそが、
人生における問題集の中の、
解決すべき課題、だという。

私は、過去世での辛い体験を知ったことで、腑に落ちた感覚があった。

その時はその時で、がんばって乗り越えようとしたんだ、という理解。

自分への愛おしさ。

許されたことへの感謝。

再出発をきることを選んだ自分への誇り。 


そして、

「もう、今世でこの課題はクリアしよう」

という覚悟が出来た。



また、私の「暗所恐怖症」について尋ねてみた。

「監禁されたときに死が忍び寄ってくる恐怖がありますね。そして、また別の過去世で、子どもの時に独りで留守番していた時、暗い部屋の中で襲われた記憶があります。玄関から。」

その言葉を聞いて、鳥肌が立った。確かに、私は玄関から何かが侵入してくる恐怖を感じて、毎夜、鍵を入念にチェックしていたのだ。

しかし、みなみさんはこう言った。
「今は、余程のことがない限り、もうそういう心配がない時代です。大丈夫ですよ。」

この夜、玄関の鍵に関して神経質になっていない自分がいた。そして、道を走っている時に、「ラブホテル」の看板が目に止まらない、もしくは目に入っても気にしていない自分がいた。


不思議だ……人は、「分からないモノに恐怖を覚える」とは本当だな、と感じた。

※とはいえ、こういう、見えない世界を教えてくれる人が、こんなに近くにいたとは!
びっくり!


【出来た事 恋愛で苦しんだ過去世に想いを馳せた 】


12.16
「教育の原点は、『子育て』」
この言葉が胸に響き、目が覚めた。

→気持ちが不安定なとき、How to 〈テクニック〉も必要。

→How to から、「あり方」へ。
それを求める段階の方には、一緒に描いていく。クリエイティブに。 

母としてのあり方、子としてのあり方を、探究していきたい。

【出来た事 夢の中のキーワードから、現実の生き方を考えられた 】 

12.18
子育て講座1回目。
この日、産休に入る前にと思い切って、仕事で、「兼業届け」を出してみた。地域の方を対象に、寺子屋的な学びの場を提供したいと思ってのこと。
しかし、管理職に反対され、悔しくて、悔しくて、帰ってから涙が溢れて止まらない。
その話を、有紀先生に泣きじゃくりながら話すと、心理学的な「投影」が現れているようだと言う。
※投影とは、「自分の感情が相手にあると思うこと」「相手に対し、自分の内面を見ること」らしい。

私にも思い当たることがあった。


有紀先生と一緒に、今回の事象を分解してみた。
【認知行動療法】
□事実:「否定された」「夢を応援されない」
    (家族って、応援してくれるのが普通じゃないの?)

□思い込み:
・家族って、応援してくれるのが普通じゃないの?
・自分はうまく表現できない、言葉がない、自分軸がない
・夢は表現しないほうがいい。本音でいったらつぶされる
・認めてもらえない

□行動パターン
・枠にはまる「〜しなければならない」となった瞬間、気分が落ちる、やる気なくなる
・自分で判断できない
・いつも、評価されていると感じる 
・やってもらうのを待っている。自分から動かない。人の責任にしたい。

客観的にみると、家族から(人から)応援されるのが当たり前『やってもらって当然』と考えていた。
謙虚さがなく、傲慢で。家族に対して、"ありがとう"など感謝を表現していない自分がいる。

また、私は幼少期、保育園のお遊戯を嫌がってやらなかった。否定されるから、表現してなかった訳では無いのか…?元々表現が得意ではなかったのかもしれない。本当に小さな頃から、姉と比べて、お喋り・社交的じゃないと自分で感じていたように思う。

私がはっきりと覚えているのは、小学校の時、美容師になりたい夢を語ったけれど、母や、祖母に「お前には出来ない。喋れるのかよ?」と言われたこと。そこから、「自分は表現が苦手何だ、できないんだ」と強く認識するようになったと感じているようだ。

理論的には、なんとなく分かった。


でも、この時、ハッキリと聴こえた。

「許せるか?
その言葉をかけられて絶望したことを。」

私の心の声だった。

【出来た事  弱音を吐けた 】



12.19
振り返りのため、改めて昨日のことを書く。
私が兼業届を出した時の周りの方からの反応
「子育て大変でしょ?出来るの?」



その言葉が、
(あなたに出来るの?)
(ママだから出来ないよね?)

その言葉に変換され、
私のもとに響いた。 

(悔しい……。)
(なんで、わかってくれないの?)

私の中の、「怒り」が渦巻く。
悔しくて、悔しくて、
涙が溢れた……。

(ママだからこそ、経験を積ませてもらって、ステップアップしてるのに……。)
(それを、学校や地域に活かそうと頑張ってきたのに……。)
(認めてほしかった……。)


1日の終わり、
すごく心を使ったせいで、
夜はヘトヘト。
子ども達が喧嘩しているのも、
声かけをする元気がない……。

子ども達に寝る前に伝えた。
「ごめんね、ママ、疲れちゃって。」
「ママには"できない"って言われて、悲しかったんだ……。」

そうしたら、子ども達が
「そうだったんだ、ママ。 がんばってね。」
こんなにそばで応援してくれる子ども達がいる。
ゆっくり寝て、また明日考えよう。
温かい布団で眠りについた。

〈 次の日 12/19 〉
朝、目がさめて、体力が回復したのを確認。
ふと、夜の子ども達の姿が浮かんだ。


2人で、大喧嘩。
お互いに責め合ってる。

あぁ、私が、自分のことを責めていたんだなぁ……。

私が、責めていた
"認めてくれない相手"を。

私が、責めていた
"相手を責めている自分"を。
"できてない自分"を。

これが、《心の投影》。
子ども達は、私の心を映し出してくれていた。
私が、手放したら、きっと子ども達にも現れなくなるだろな、と思った。

子育て講座で習った、IN&OUTをする。

OUTでは、
昨日のぐしゃぐしゃな自分の気持ち、
悔しさ、怒り、疑い、ドロドロとした心。
イメージして、思いっきり放り投げた。


そして、
インストール時に感じたこと。
・話を聞いてくださった方の出会いに感謝
・本当に、育児が大変だろうと心配してくれている方たちの本心
 (私のことを認めてないわけではない)
・すやすやと寝ているこの子達がいるから、私の道が拓かれてきたことの感謝
・怒り、反骨精神で、これまで力を出せてきたことへの、自分への感謝
 同時に、「怒り」からは爆発的な瞬発力がでるけど、持続しないこと。
・聴こえた言葉《すべての根源は愛》
 もう、怒りを手離していい。
 
 私は幼少期から、"お前にはできない"と言われ、何かができないと認めてもらえなかった(と自分でレッテルを貼り、思い込んでいた)。
 
 やりたいことを「だめだ」と認めてもらえなかった。自分の本心は出さず、反骨精神で「やってやる!」と物事を達成してきた事が多かった。
 だけど、どこかで、
 無条件に認めてほしかった。
 
 「いてくれるだけでいいんだよ」
 そんな言葉の意味が実感できたのも、
 ほんの3年前。
 
 少しずつ、少しずつ、
 解きほぐされてきたけれど、
 やはり、根深い。
 それほど、つらかったんだね。
 それほど、大切に、自分を守ってきてくれたんだね。
 ありがとう……。
 
 この魂の記憶にふれ、
 私自身とゆっくり対話できたのも
 "悔しさ"、"怒り"を感じてくれた自分がいるから。
 ありがとう。


「愛」を根源に、
「愛」を目的に、
 ワクワクしながら生きていきたい。
 この子達のように。
もう、人生の燃料は、「怒り」でなくてよい。
怒りを手放そう。
(いままで、ありがとう。 私の推進力になってくれて。)
 

この夜、
息子が、ティッシュの空き箱で「おみくじ」を作ってくれた。
自分がつくったものを、友達が楽しんで遊んでくれたらしく、とっても喜んでいた。

「オレは、みんなに喜んでほしいから、つくったんだよ!」
満面の笑みで、お話してくれた。

私も「ママもやらせてー!」とはしゃいだ。


これからは、
子ども達のように
ワクワク、くるくる、楽しい!面白い!
皆が幸せになって嬉しい!
その幸せに満ちた、喜びを、燃料としよう


【出来た事 燃料だと思っていた「怒り」を手放すことを決めた】



12.20
今日1日は、世界がまた違って見えた。
価値観が合う方に、「兼業届」のことを話せたり。
いつもはちょっと避けてる方と、「なぜやるのか」の目的の話をして、少しワクワクしたり。
期限がせまっている申請を、嫌な顔せず手伝ってくださる方があらわれたり。

「世界は愛で満たされている」
それを、感じられた1日。
これからも、感度よく感じられる自分でありたい。

色々な気付きが有り難い。
大丈夫、
きっと届く。
私と、子ども達の愛を 
回そう。

【出来た事 周りの方の存在に感謝できた】



12.21
今日は賢人と口喧嘩〜(苦笑)
原因は、私が子どもの習い事の日を勘違いしていて、送っていかなかったこと。
今日は引き下がらないぞ!と、子ども達にも、夫婦対等だというところも見せたくてちょっと演じた感もある(笑)
途中までそんな感じだったけど、
賢人の「今日なんもやってないじゃん」の一言にカチン!
(自分は友達と遊びに行ってたから、あんたこそやん!そして、こっちは妊婦で、普通より負荷かかってる状態で家事してるんですけど!)

はい、泣きましたー。

そしたら、二人の天使たちが、
「ママ、大丈夫?」と
ティッシュをとり、涙を拭いてくれたり、
鼻を噛ませてくれたり、髪の毛をとかしてくれたり(なんでだ?笑)
とにかく優しくしてくれた。

そして、耳元で、
誠「わかってるよ、ママは本当はすごく優しい人だよ。ママはわるくないよ。」

愛「大丈夫だよ。愛ちゃん怒ってないよ。ただ、話を聴いてるだけだよ。」

と、
天使の囁やき。

なんだこの天使たちはー!
優しすぎるだろー!
だれだ、この天使たちを育てたのは!!

あ、
私でした(笑)

「こんな、めっちゃくちゃ可愛い天使たちを育ててるんだから、ママ、あなたは最高よー!」

いつか、聞いたこの言葉を言われたというママの体験談を思い出す。

これ、私のことじゃん!
と思いながら、
1人のんびりお風呂でデトックス〜〜〜。

沢山汗もかき、気持ちよく、すっきりした湯上がり。
金木犀の香りのボディクリームをぬりぬり。
化粧水もしっかり染み込ませる。

そして、読書タイム。
ちょっと目を瞑って深呼吸──。

パパは、仕事で成果も求められてるんだろなぁ。だから、自分にも相手にも厳しいんだろなぁ。
お金もバリバリ稼いでくれて、私は好きなことさせてもらってるなー。そのお金を軽く見られるのもイヤだったんだろなぁ。お金もそうだけど、子ども達のチャンスをもっと大切にして、って思ったんだろな。

そして、
「夫が、自分や相手を許したり、もうすこしだけ寛容になって、笑顔が増えますように。」
「いつもがんばってくれて、ありがとう。」

と願った。

【出来た事 自分を落ち着かせて、相手の立場になって考えられた】 


12/24
早めだけれど、同僚に、私の仕事の引き継ぎをした。

まだまだやり残したこともあるけれど、
それも含めて、「お願いします」と言えた。

昨日までは、
(まだ○○と○○が終わってない……あと2日でできるかな。でもほんとは後任の方に頼みたい。でも頼んだら負担だよね……。)
と頭がグルグルしていた。

しかし今日の朝、
賢人に、「途中まで手を付けて、終わらないほうが迷惑だよね?」
と聞いたら、
「そんなの当たり前だろ」
とバッサリ(笑)

じゃあやっぱり、
「最初からお願いします!を伝えよう。」
 そして、
「私ができることを1つに絞ってやろう!」

と決め、今日、それを実行した。

結果、よかった!
頼んだ方も、これからやるべきことを整理できたみたいだ。

スッキリした気持ちで帰宅。

落ち着いて、丁寧に、キレイに、整えて、
「立つ鳥跡を濁さず」で、去りたいと思う(^^)

【出来た事 迷いを賢人に相談し、やるべきことに焦点を当てられた 】



12.29
服を思い切って捨てた。
私は、幼少期、服を選べなかった。小学生の頃は、いつも、お母さんが用意しておいた、男物の服を着なければならなかった。意見を言うと酷く怒られる。しかたなく、嫌々ながらもその服を着た。学校で、友達からダサいと言われたこともある。
自分の好きもわからなかった。大人になって、自分で服を選べるようになっても、「値段が安い」ものばかりを選んでいた。自分の本当に好きなもので選んでなかったから、量だけ増えていったのだった。

引き出しを開けるたびに、イライラした。「余計なモノをもっている自分」「大切なモノがわからない自分」が嫌になった。
だから、今日、ゴミ袋3袋に詰め込んだ。怒りながら。もう、なんだかムシャクシャした。こんなに、要らないものバッカリだったのかよ!って。

でも、そうやって手離したら、スッキリした。
引き出しを開けてみたら、スムーズに開いたし(笑)、手に取るもの全てが、自分の気に入っている服だから、なんだか嬉しかった。

【出来た事 要らないモノを手離した】


【元旦】1.1
初詣で、誠くんが絵馬に書いた言葉
「みんなが生きられますように」

「『生きられる』ことが、幸せなことだからだよ。」
と誠くんが言う。

これを、有紀先生に共有すると、
「願い事などに"他者"の概念が出てくるのは、だいたい小学3年生以上です。誠くんは、生まれながらに、その幸せの感度が高いんですね。」
と返事をいただいた。

なんだか、すごいことらしい!
そういえば、誠くんは小さなことでも体いっぱい、喜びを表現しているなあ。
私も、その誠くんの言葉を拾えているから、幸せの感度が上がっているのかもしれない。

【出来た事 "生きられる幸せ"にアンテナが立った 】


* 

1.2
3歳の娘・愛ちゃんが、周りを確認せず道路の向こう側に歩き出したとき、誠くんが豹変した。

「愛ちゃん!危ないよ!一人で行っちゃだめだよ!」

誠くんが、愛ちゃんに声をかけるが、愛ちゃんはそのまま道路を渡って、行ってしまった。

誠くんが泣き出し、

「おれ、愛ちゃんが死んだらどうしたらいいかわかんないよお…悲しいよお…。愛ちゃん、おれのお兄ちゃんが車に引かれて死んだのしってるでしょ!」

と泣きながら怒っていた。


私は、どういうことか分からなかった。
誠くんが長男だから、お兄ちゃんはいないはず……?

「おれが、フジナガだったとき、この家に生まれる前のことだよ。お兄ちゃんが5歳、俺が3歳、愛ちゃん1歳の時だよ……。俺のお兄ちゃんが死んだ時、俺悲しかった。だから、そうならないように、愛ちゃんを守ってるのにぃ……。」

本気で泣いて、心配してくれている。

誠くん、前世、生まれた時の魂の傷が残ってるのかもしれない、と感じた。

誠くんが、小さなことにも喜びを感じ、表現してくれるのは、「お兄ちゃんを亡くした悲しみ」があったからなのかもしれない。



【出来た事 価値観の由来を捉えられた 】







1.3
初売り目当てに、買い物に出かけた。
そこでは、アロマオイルや、子どもの服、数点のみ購入した。
例年と違うのは、そこに"自分の服"が入ってないということ。

思い返せば……
教員として、クラスの子ども達には
「キレイにしなさい!」とかなんとか言っときながら…

自分は職員室の机の上が、書類で溢れかえっている、なんてことはザラで。
(時々、両端に積み上げたものが、雪崩のように崩れてくる…)

本当に、言ってることとやってることが違う究極ねじれ教員
(言ってることとやってることちがーう!な教員)

基本、大雑把な私。
なのに、

【綺麗にさせないと!】という世間体で、子ども達への想いとかあんまりなく、
「やりなさい」「やるのがあたり前」と押し付けてたなあ。

でもね、やっぱり、「整理整頓」は大切だったんだ。

自分の「大切にしているもの」が浮き彫りになるから。

いつでも感じられるようになるから。

いらないものは捨てて。
大切なものを愛でて、感じて。
また新しい風を吹き込む。

その循環って、とっても心地いい。

もう産休に入っちゃって、生徒たちには伝えられないけれど。
また戻ったときには、きっと伝えられそう。

【出来た事 自分の本当に気に入ったものを迎えられた 】


1.10
子育て講座の日。
最初の雑談で、メンバーに、年末、大掃除をしたら15,000円分の金券を発見して嬉しかったことを共有した。有紀さんも、いくらか発見したらしい(笑)
これも、イライラの負の感情をOUTしながら、IN(引き寄せ)しているね、と笑った。

掃除は、私にとって、お母さんがイライラ・文句をいいながらしている、ネガティブなイメージをもっている。

でも、私は今回、掃除をして心地よかった。その自分の感覚を、素敵な気持ち、として大切にしたい。


そして今日、「終了時のありたい姿」を描いた。
私のセルフイメージは、『水面がキラキラ光っているような温かな光』
自分が好きなことをやって、ワクワクして輝いている。
相手に与えようと頑張りすぎず、自然に相手に寄り添う。

こんな姿で、有紀先生のように、親御さんを応援する支援者になりたいな。

※最近、気になっている、「誠くんと愛ちゃんの喧嘩」を相談した。
私は、子どもたちの喧嘩を、どうしたらいいか分からないことに気づいた。
私自身の子供の頃は、
姉と喧嘩した時は「骨くらい折れるんだぞ。やらないけど。」と思っていた。
男友達のことを平気で叩いていて、やり返されて泣いた事もある。

そこには、「自責」の感情があった。

有紀先生によると、
愛ちゃんが誠くんを押す、その1回の押しが、100回に見えていたり、誠くんの1回の泣きが100回に見えているような、
そんな『ネガティブフォーカス』が起こっているとのこと。

ママの感情を癒すと、"愛の叩き"が止むか、気にならなくなる、と仰った。

それは、本当なのだろうか……?
それが出来たら、本当に魔法みたい。


【出来た事 セルフイメージを描けた】


1.17
賢人がすごく不機嫌になった。 
原因は、私。昨日の夜、テレビ電話で仲間たちとミーティングしようと思い、それを直前に言ったからだ。
でも、直前までウジウジして、「言いたいけど、言えない」「否定されたらどうしよう」「」怖い」このネガティブな感情が邪魔をした。

「早く言ってくれれば」と賢人は言うけれど、本当にそうなのかな?
早く言ったってどうせ否定するでしょ?と、また私の心が言う。

仕事でも、プライベートでも、こうだな……。
大切なことが、なかなか言えない。

【出来た事 ネガティブを感じてみた】



1.20
有紀先生の子育て講座の日。
今日は、ネガティブな自分の声がよく聞こえた。

[気になった言葉]
『全ては、ギフト』
『ネガティブも、OKボックスに入れる』

大事な言葉だと感じて、ノートに赤ペンで書き留めた。
しかし……なんとなく身体の奥に染みてこない。
言葉は分かったが、まだ腑に落とせていないような違和感を感じた。

※「ポジティブに向かいたい」とゆきさんが発言されるたび、ひっかかりを感じている。心がざわつく。

「ネガティブ」を感じずして、「ポジティブ」だけを見ていていいのか?
ネガティブを感じるからこそ、ポジティブになれるのでは?

なんて、思ってしまう自分……。

有紀先生と受講生メンバーから
「ネガティブを捉えられることがすごい」「心が素直に反応している」と言われる。

正直、意味がわからない……。
いつか分かるようになるのかな。

※母と姉が対立していた事を思い出す。
その姿を見て、私は「怒られないように」生きてきた。
自我を出したら駄目、思いを言ったら怒られる、そう思っていたから、「周りの影響があって、立ち位置を決めて生きてきた」。

有紀さんは言う。
「"出来事"に"感情"が付随している」
「鎖みたいに縛り付けて、"檻"に自分から入っていない?」
「立ち位置を、自由自在に七変化できるのが、葵さんの強みですよ」

私は、この鎖をどんな風に解けるのだろう。

2日後、有紀さんにセッションをお願いすることにした。

【出来た事? 心の引っかかりを感じられた】



少しずつ、少しずつ、
自分の感じていることが見えてきた。 

はじめは、少し義務感での記録だった。
日々の中に、「出来た事」なんてあるのだろうか──と思っていた。


でも、書いてみて分かった。
私にも、あった──。



第4話 光明 
https://note.com/haru_s2/n/nb5645255900f?sub_rt=share_b



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