人間が絶滅した後は何が繁栄するんだろうって考えてみたら人生が素敵に思えました【エッセイ】
とあるSF小説を読んでいて、恐竜が大きな爬虫類だという事実を思い出しました。
今の世界って人間と、あとは森の王者のライオンが強そうなので、哺乳類が繁栄している時代と言っていいと思います。
そうすると、人間が滅びた後って何が繁栄するんだろう、とふと思いました。
1.脊椎動物について考えてみる
1-1.両生類
両生類は水が多いところでしか生きられないから大繁栄は無さそう。
あ、でもサボテンみたいに体内に水を蓄えられるようになったら陸上を自由に行き来できるようになるかも。
体内にたくさん水分を蓄えておいて、数ヶ月に一回給水する。
ラクダのコブって確かそんな仕組みじゃなかったっけと思って調べてみると、コブに蓄えているのは脂肪でした。
水は一度に100リットルほど飲んで、できるだけ汗をかかないようにうまく体温調節をしたりして、
コブじゃなくて体全体で水分を保管しているようです。
まあでも、そもそも両生類は体の表面が湿っていることで皮膚呼吸をしているはずなので、
体内に水を蓄えて生きられるように進化した場合、両生類とは言えない別の系統の生き物になりそう。
だから両生類も陸上に広く大繁栄、とはいかなさそう。
1-2.鳥類
鳥類、、、は恐竜でも空を飛べる種類がいたから今更か?と思って少し調べてみたところ、
「鳥類は系統学的には恐竜の一部」で、
「古生物学の世界では恐竜は絶滅していないという考え方が主流」
なのだそう。(※参考文献は最後に載せています)
ということは、鳥類が繁栄したとしたら恐竜系統の時代がまた来ただけって感じであんまり面白くないかな。
1-3.魚類
あと残っているのは、魚類。
魚類は海の中にいるから陸上の覇権を握るかと言われると違うなぁ。
2.無脊椎動物から考えてみる
脊椎動物は哺乳類と爬虫類を除くと今ので全部だから、無脊椎動物か、、、
無脊椎動物は節足動物と軟体動物とその他に分かれるらしい。
(全然覚えてなかったので調べました笑)
軟体動物はイカ、タコ、ナメクジ、カタツムリなど。
節足動物は見かけたら「虫だ!」と言いたくなる、足が6本以上ある系のものたちと、
あとはエビとかカニとかの甲殻類。
──うわ、節足動物強そうすぎる!!
どこかで聞きかじったのですが、節足動物の一員であるゴキブリは大昔は人間と同じくらいのサイズ感だったそうで、
人間にはその頃の記憶が残っているから現代人は今もゴキブリに強い恐怖と拒絶感を感じるのだそう。
節足動物が巨大化して闊歩する時代。
想像しただけで怖すぎるしかなり強そう。
気候変動に応じて冬眠のシステムも自由に使えるようになって、世代交代も早いからどんどん環境に応じた適性を持つ性質が保存されて。
社会性のあるコロニーを形成してみたりして。
想像しただけで鳥肌が立ってきました。
硬い殻に覆われていない哺乳類なんて生き残ってたとしても襲われようものならひとたまりもなさそう。
3.人間が絶滅したあとの世界について思いを馳せてみる
人間の進化のスピードはいずれ地球環境の変化のスピードに置いていかれるようになって、
(数十年後か数千年後かは分からないですが、)
遅かれ早かれ人間は絶滅か絶滅寸前までいくんじゃないかと私は思っています。
恐竜が生きた時代以来の絶滅の時代に入っているとも言われていますしね。
人間はもしかしたら火星とかに移住する未来が来るのかもしれないけど、
人間が滅びたあとの地球で覇権を握りそうなのは節足動物だという結論に至ってしまいました。
恐ろしい。
でも、彼らは火を扱ったりむやみやたらに化学物質を排出したりしなさそうなので、
人間が生きていけない地球になるというだけで、
他の生物にとっては穏やかで平和な地球になるのかもしれない...
4.今生きてるこの環境ってすごいことなのかも
便利さと手軽さを味わってしまった私たちが元の原始的な暮らしに100%戻ることはできないけれど、
いまこの地球に比較的安全に住まわせてもらっていることには感謝してもいいのかもしれないなと思ったりしてみました。
◇ ◇ ◇
参考文献
※参考文献とか書くの久しぶりすぎて書き方あってるか分からないです!
すみません!
URLあるから元文献には辿り着けるはずなのでご勘弁を!
川上和人 ・江田真毅 日本鳥学会誌 特集:恐竜学者の鳥のはなしと鳥類学者の恐竜のはなし─ 総説 ─ 鳥類の起源としての恐竜と,恐竜の子孫としての鳥類
67(1): 7–23 (2018) https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjo/67/1/67_7/_pdf
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