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おいしい世界/玉ねぎケーキという甘くないケーキ-ドイツ

寒くなってきた今日この頃。

朝、霧が出ていたりするとドイツの秋を思い出す。
※2015-2019年頃ドイツに滞在してました。

「玉ねぎケーキ」がたべたい!

そう、この玉ねぎケーキ、Zwiebelkuchen(ツウィ―ベルクーヘン)、ドイツで秋ごろに良く食べられるもの。

ワインが作られる地域では、若いワイン(Fedderweisser)と共に食べる恒例行事もあり。

※以前Fedderweisseについて書いた記事はこちら↓

ドイツから離れて数年たつけど、この時期になると食べたくなるので作っている。

さて、玉ねぎケーキと言っても、ケーキではなくて、いわゆる「キッシュ」。
玉ねぎ・ベーコンが入ったシンプルなキッシュ。
キッシュの生地はパイではなくて、少し発酵したパンっぽいものを使うのがメジャーらしい。

私はサクサクパイ生地ではなくて、カリカリのパイ生地で焼いてみた。

スペルト小麦で土台のタルトを焼く。

玉ねぎは、淡路島産の玉ねぎを飴色まで炒めて、
ベーコンを加えて塩コショウで味を調える。
そしてパイ生地にできた具を入れ、生クリームと卵を入れてチーズをかけて焼くだけ!
※レシピはそれっぽい感じで自己流です。

完成!
手前のお皿はベルリンの蚤の市で見つけた東ドイツ時代のお皿。

アメタマって、ほんと甘くて美味しい。とろける。
そして淡路島さんの玉ねぎ、実は初めて買ってみたけど、甘くて美味しい。
太陽をいっぱい浴びた土でできたんだな、とか思いを馳せる(行ったことはないがイメージ)。


しかし、日本の普通のスーパーには悲しいほどにベーコンがない。
「ベーコン」って書いて売ってるけれど、ベーコンじゃない!!!

添加物たっぷりのピンクと白の肉っぽいやつ(哀)。

かたまりベーコンを見かけたと思ったら、驚き価格(高い)。
無視できない添加物が入っているのに目をつむり、ピンクのベーコンを購入した。

私が働いていた会社の同僚の実家がワイン農家で、その人のお母さんの作った玉ねぎケーキと若いワインが、これまたもう、おいしすぎた。

若いワインFedderweisserがガロン容器に入っているw

やっぱりどこの国でも地域でも、「母の味」というのは心にしみる。

私も自分の子供に将来「母の味」と思ってもらえる何かを作ってあげたい。今は照り焼き豆腐しか喜んで食べてくれない1才児だけど…

たまたまその日の朝食べたドイツパン(vollkornbrot)の残りがあったので、
それと、
それっぽくソーセージ焼いて、
緑が足りないので、ピンクのベーコンの余りを使って冷蔵庫にあった小松菜と炒めたものを付け合わせにした。

ドイツ的な秋の味覚を味わった夜。
ああ、次はいつドイツにいけるかな(遠い目)。

Prost!!!


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