【星のや富士】の旅レポート 〜1日の過ごし方〜
焚き火の暖かさと中秋の名月の光を、全身に浴びて過ごす夜。
香り豊かな珈琲と、パチパチと鳴る焚き火をぼんやりと眺める。
オレンジの間接照明が灯る部屋に入ると、窓いっぱいの青い富士山が広がる。
ベランダのソファーに座って、青が深く暮れていく夕景を見つめていると、身体が浄化されていくのを感じる。
青く紫色の富士山に、じんわりと温かいオレンジ色の後光が射しているような、不思議と落ち着く光景を眺めて過ごす時間。
朝日が出てすぐの時間、山肌に陽が当たって、登山道や街がキラキラと輝いて全てが起き始める。
朝一番に煎れた深煎りの珈琲のグッとくる香りと、富士山にかかる厚い雲の流れを眺めて、スピーカーから流れる音楽に耳を澄まして、終わり始めた旅の余韻に浸って過ごす。この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？