マルチポテンシャライトにぴったりの仕事とは？　満たすべき３つの要素

好きなことがたくさんあって、好奇心が旺盛。ひとつのことに絞れない、続けられない。

そんなあなたはマルチポテンシャライトかもしれません。

マルチポテンシャライトの提唱者、エミリーワプニックさんは、マルチポテンシャライトにはいくつかキャリア型があるといいます。

今回はその型の紹介とそれをどういう割合で満たせば、自分が満足できるのか、どういったキャリアなら自分は幸せなのか。

マルポテさんのこれからのキャリアを考える目安にしていただけたらと思います。

順次型か、同時発生型か

エミリーワプニックさんはその著書のなかで、これから紹介する４つのタイプは、自らの興味関心が順番に移っていくタイプなのか、それとも同時発生的に異なる興味関心が湧き上がってくるのかの度合いの違いだといっています。

同時に発生←ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー→順次発生

これもどちらか、ということでなくて、どちらかというとこちら寄り、ということもあれば、時間の経過によって少しずつ変化していくこともあります。

自分がこのライン上のどのあたりに位置するか、これまでの過去の体験などを振り返ってみると少しずつ心当たりがみえてくるかもしれません！

ちなみに私の場合だと、

環境→観光→教育→地域社会づくり

みたいな感じなので、割と順次発生に近いところにいるんじゃないかな？と推察できます。

（複数分野にまたがっているので、単純には言い切れない。）

マルチポテンシャライトにぴったりな仕事とは？

マルチポテンシャライトにぴったりの仕事は？

エミリーさんは残念ながら、すべてのマルチポテンシャライトにぴったりの一つの仕事は存在しないといいます。

もちろん、様々な分野にまたがる建築関係の仕事や、プロジェクトマネージャー、はたまた自由に柔軟に働ける起業家など、マルチポテンシャライトに向いているだろう職業はありますが、それがすべてのマルチポテンシャライトにとって興味関心がある分野かどうかはわからないからです。

ただし、多くのマルチポテンシャライトにヒアリングを行い分かったこととして、幸せに生きるマルチポテンシャライトの仕事には、以下の３つの要素があることがわかりました。

マルチポテンシャライトが生き生きと働くために必要な３つの要素

お金
ずばり、お金！！です！笑

お金に対する価値観は様々あります。それでも、どんな人にとってもお金の必要性は私たちの生存本能にはたらきかけてきます。なぜなら、食べ物にも住まいにも、ありとあらゆる生活にお金が必要になることを、これまでの生活のなかで知っているからです。

しかし、お金だけがあったとしてもマルチポテンシャライトは満たされません。

その有り余る好奇心を満足させてはもらえないからです。

お金がどれくらい必要なのかは、個人のニーズにもよりますが、お金も幸せに生きるために必要な要素でしょう。

意義

大事なことに携わっているという実感を求めたマルチポテンシャライトが多かったということです。

自分の仕事が有意義なことに携わっている実感があるかどうかは、そのときにどう感じているかで判断できます。

私は、意義があることを見つけたときには「キラリ✨」がみつかったと感じます。

そういったものを見つけた時には、心がワクワクして、すぐに調べたり、もっと深く考えたり何かしらの行動を始めずにはいられません。

こういった意義を、自分がどんなときに、どういった側面に感じるのか。

よく内面を観察してみると、仕事を選ぶハードルが容易くなります。

自分の原動力やなぜ？を突き詰めて考えると、バラバラに見える自分のストーリーが一つのまとまりのある形にみえてくるようになります。

多様性

これがなければ、マルチポテンシャライトは生きていけない！

ただ、これはなかなか理解されません。

お金と意義を満たせる自分にぴったりな仕事があったとしても、それを永遠にやり続けなければならないと考えたら、途端にぞっとしてくるし、なんせ意義や関心も永久に同じものだけだとは限らない。

私自身も、どんなプロのキャリアに相談しても、様々な好奇心の中から、自分にぴったりあう「ひとつの」仕事を探すように何度も言われてきました。

自分もずっと、一つにしぼらなきゃ、とずっと考えていました。

確かに自分のもっている時間は限られているし、人生全部の時間をかけたら、好きなことをぜんぶできるかもしれないけど、あまりにも詰め込みすぎるとキャパがオーバーして、むしろ全然幸せじゃない…ということにもなりかねません。

お金や意義と同じく、多様性をどのくらいの頻度でどれくらい求めているのかはひとによりますので、まずは自分がどれくらいの多様性を必要としていて、それは一つの仕事のなかで、あるいは多種類の仕事のなかで成立させることができるのか？

具体的な仕事のイメージをもってみると、いいかもしれません。

人生の中でこの３つの要素のバランスをどうとるか

まず、自分の人生でこの３つの要素がどれくらい必要なのか、ざっくりと予想してみましょう。

もちろん、今の自分の考えが未来永劫変わるわけではないので、あくまで自分の現在の状況で。

これをざっくりつかんでおくと、次にあなたの人生の中でこの３つの要素を満たすための手段がみえてくるはずです。

どんな仕事で？

どのくらいの頻度で？

どの分野で？

どのスキルで？

今後の記事では具体的に、マルチポテンシャライトに相性がよい仕事についてアイデアをシェアしていきます。