見出し画像

自分の思考のクセを知って、ネガティブを回避する

キャリアコーチングサービスを受けてきました。

そのなかで、いくつかの自己理解ワークを行ったのですが、そのなかで自分の思考のクセに気づくタイミングがあり、これは興味関心が変わりやすいマルチポテンシャライトさんにも有用だなと思ったので紹介します。

自分の人生理解ワークを通して、思考のクセをみつける

自分の考え方というのは、現実をどう捉えるかということにも反映されています。

ただ、自分でこういう風に捉えよう、と認識しているというよりは、幼少期のころの出来事や環境によって積み上げられたものに影響されることが多いらしく、自己理解をするには自分の人生を振り返ることでわかることが多いみたいです。

そこで、これまでの人生のなかで、嬉しかったこと、辛かったことなどを書き出していきました。

嬉しかったことでは、自分の強みなどが強く現れます。

一方、辛いことには弱みや自分がハマりやすい思考の癖が強く反映されていることがあります。

私は、自分の強みはなんとなく認識できていましたが、この弱みおよび思考のクセは、自分一人だとなかなか認識しづらいと思ったので、カウンセラーにもお願いして、特にこの辛かった経験、ネガティブ経験を一緒に掘り下げてもらうことにしました。

人生理解ワークのやり方

今までの人生でのポジティブ・ネガティブな体験について書き出す。

ポジティブ体験は(嬉しい・楽しい・感動した・夢中になった)

ネガティブ体験は(悲しい・寂しい・辛い・悔しい)

それぞれ3つずつ年齢順に書き出していきます。

それぞれの体験にはこれらの項目にそって書き出します。

  • 年齢

  • 体験、出来事についての詳細

  • モチベーション度(マイナス5~プラス5の振れ幅で)

  • その時感じたこと、考えたこと

  • (ポジティブ体験の場合)そこから学べることはなんですか?

  • (ネガティブ体験の場合)どうしてその出来事が起こったと思いますか?

ネガティブ体験に共通すること


最近のことから思い出したからかもしれませんが、私のネガティブ体験はどれも職場の人との関係でした。

基本的にはどの職場でも人には良くしてもらっていたのですが、これらのネガティブ体験は、私が特定の人の仕事のやり方などに強い違和感を感じ、それが表出して、関係が悪化するというものでした。

その当時のことを思い出しながら、話す中で、

「どうしてそう思ったんですか?」「なぜ〇〇しなかったのでしょう?」

と問いかけられることで、どんどん一人で思考に沈んでいくような感覚になりました。

私は基本的には、関わった人に対して愛着を持つことが多いです。

それはいい面でもありますが、他者がその人たちに対して配慮のない接し方をしているのをみると、とても違和感を感じてしまうということがあります。

特に上記のような、自分にとってこだわりのあるポイントに対して、思考の深度が浅い態度や対応をみるとネガティブな感情になることがわかりました。

責任感が強いことで、人にも期待をしがち、理想を押し付けがちなことがわかりました。

これらが、私の弱み、思考のクセにあたるところです。

言語化してみれば、なるほど確かにそういう状況のときに、ネガティブな体験が起きていたなとわかり、本当にためになりました。

自分のネガティブを認識すると対策がわかる


原因がわかれば、そうならないよう回避することも、自分が認識しておくことでネガティブな感情を引き起こしている理由がわかるから、早めに対処ができます。

例えば、私の場合、弱みに対しての対策は

人に対して過度の期待をしないようにする、ここまでというラインを自分のなかで引いて自分と他者のラインを明確にする。

思考のクセに対する対策は

同じくらいの思考の深度を持つ人と、思い切り壁打ちして話ができる状況を作っておく。

うまくいかなくなったときは、これは思考のクセだと割りきる。もしくは本人に直接聞いてみる。

辛くて思い出せないときはそのままでいい

ただ、辛い体験、ネガティブな体験は人によっては、思い出すのも苦しく辛いこともあると思います。

無理はせず、まずは振り返れるようになるまで時間をおいてみてもよいと思います。

自分一人で思い出すのが辛いときは、だれかに少しずつ話を聞いてもらう、あるいは誰にも見せない前提で、ノートに書き出してみるなどが助けになるかもしれません。

自分が向き合いたくなったときにはじめて、自分に向き合う準備ができたと思うので、焦らず自分のペースで進めてみるのがよいかもしれません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?