noteで田舎暮らし体験【新潟の棚田にて】
先日、新潟県にいらっしゃる農家さんのもとで1週間農業研修をさせていただきました。
そのことについて、自分で記録に残すことはもちろん、これを読んだ方に新潟の自然に触れて欲しいと思って、書くことにしました。
どうして研修に行ったのかというと、私は、将来自分で農業を生業に出来たらな〜、と思っているので、興味のある農家さんの元に時々働きに行っています。
今回もその一つです。
しかし、今回の研修は一段と私にとってとっても素敵な出逢い、経験でした。
(最近、“素敵“って言葉が好きで乱用してしまう)
ここで農家さんについて軽く紹介しようと思います。
その農家さんは、棚田での稲作を中心として、さらに養鶏、ブルーベリーをされている方でした。
基本は家族経営(夫婦&娘さん)ですが、アルバイトの方がよく来られているようです。
私が働かせていただいていた時にも、ちょうど私の6つ歳上の女性の方が一緒でした。
(以下ミレーさんと呼ばせていただきます。この女性が高知出身の方で、高知のお菓子のミレービスケットをくれたので!高知の方はミレービスケットをミレーさん、と呼ぶそうです)
普通に生活していたらミレーさんと出逢うことは無かったけれど、こうして自分が思い切って行動したことで、素敵な出逢いが出来たことが本当嬉しいです!
ミレーさんはボラバイトで、2週間来られていました。私の1週間と丸々被っていたので、ずっと一緒に作業していました。
ミレーさんとは、作業中や休憩中に会社や大学の話から恋バナまで、色んな話をしました。
いつの日か、
「ハルさんと話して、自分も夢を持ちたい、って思ったの。」
そうミレーさんが言って下さって、とっても嬉しかったのを覚えています。
少しの期間しか一緒にはいられませんでしたが、ミレーさんの夢、これからの人生を心から応援したいです。
ちょっと脱線してしまいました。
ミレーさんとの話もたくさんありますが、農作業の話に戻ります!
研修に伺った7月初旬は、ちょうどブルーベリーが旬で、1週間の半分はブルーベリーの収穫作業でした。
梅雨も明けて、新潟のじめじめ〜っとした暑さの中、ひたすらブルーベリーを摘み取りました。
初日から蜂に2回も刺され、ブユに顔を刺されまくり、汗もダラダラかき、大変でした。
ブルーベリーの収穫以外には、
・畑の草刈り
・育苗箱の片付け
・田んぼの畦の草刈り
アイガモ農法をされていて、ネット周りの草刈りをしました。アイガモが寄ってきて、とっても可愛いです。
こんな風に朝から夕方まで農作業をして、家に帰ると泥のように眠りについていました。
(実家から片道1時間を通っていました。)
農作業は3K(汚い、危険、キツい)と呼ばれているくらいで、汗や泥で汚れるし、疲れるし、危険も伴います。
でも、人間の野生の部分がうずくのか、ただ自分がそうなだけなのか、農作業って、全然嫌にならないんですよね。
むしろ、終わった後の充実感というか、生きてるって実感する感じがとっても好きなんです。
こんな感じであっという間に1週間が経ち、もう最終日!
最終日は作業を午前で終え、午後は地域おこし協力隊の方に、源流探検に連れて行ってもらいました。
源流探検の途中、地域おこし協力隊の方が仰っていた
「この水は、昨日、今日降った雨の水が流れているんじゃなくて
何年、何十年も前に積もった雪が溶けて、木々に蓄えられていたものが
ゆっくりと流れでているんだよ。」
ロマンが溢れている!
もし水に記憶があったら、、なんて考えてしまう。
ゴールまで行って、引き返して...
往復1時間半ほどで、また入り口に戻ってきた。
夕飯は、農家さんが集落の方を呼んで、打ち上げを開いて下さいました。
テーブルに並ぶのは、畑で採れた色とりどりの野菜サラダ、棚田でカモさんも働いて実ったご飯、近所の方が打った蕎麦、それに手作りアイス!
どの料理にも、手作り感、あたたかさが溢れていた。
どれを食べようかワクワク、ドキドキする!そんな食卓。
どれもとっても美味しかったな〜。
この打ち上げには、移住者の方や地域おこし協力隊の方が集まってくださっていました。
お酒を交えながら、色んな話を聞かせていただきました。
内容は覚えていないことも多いのですが…(笑)
内容はうろ覚えですが、やっぱりいいな、と思ったことがあります。
それは、
誰の目もキラキラしていたこと。
大学生になって、大人の方と話す機会が増え、こんなことを思うようになりました。
自分が正しいと思うことをやっている大人は、目がキラキラして見える。
実際に目がキラキラしているわけではないですが、
自分のやっていることに自信をもっている大人は、
自分の仕事などの話をしているときに生き生き(キラキラ)している。
あたり前かもしれませんが、
私はそんな大人を見るのがとても好きで、お話を聞くのもとっても好きです。
”かっこいい”とも思うし”こうなりたい!”と憧れます。
今回の研修では、そんな方にたくさん出逢えました。
研修先の農家さんには、農業を学ばせていただいたことはもちろん、こうして人との繋がりの場を作って下さったことにとても感謝しています。
そして、農家さんがいつか言っていた、
「農業は自分を表現しやすいもの。」
私も農業という形で自分を表現していきたいと思います。
あんまり題名に合わない内容となってしまいましたが、読んでいただきありがとうございます。
農業を通じて、新しい自分、新しい人との出逢いをしてみてください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?