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映画の感想

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記事一覧

漫画・映画「カラオケ行こ!」感想

映画→漫画の順に視聴。
和山やま先生の作品はいくつか読んだことがあったので、(和山節だ〜!)と大喜びしながら映画を視聴。
が、漫画を読んでみたら、私が和山節と大喜びしていた「お父さんのお下がり傘」「たんぽぽ音楽教室」「歌練の合間に紅を挟む狂児」は漫画に無いシーンでびっくり仰天。
原作を壊さない味付けが上手すぎる。
綾野剛のヤ○ザ役がガチすぎるから、ギャグを足さないとコミカルな雰囲気が足りなかったの

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Netflix映画「シティーハンター」感想

漫画、アニメのシティーハンターは未読、未視聴。
初めてシティーハンター。
原作の舞台が何年代頃か分からないけれど、スマホと駅の伝言板が共存していて不思議。でも大きな違和感なく現代に落とし込めているのだと思う。
気になって原作を試し読みしてみたら、思ったよりも下品だったから、変態シーンは令和向けに抑えてあるっぽい。
兎にも角にも、鈴木亮平がかっこよすぎる。
鍛え上げられた肉体!洗練されたガンアクショ

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映画「ゴジラ×コング 新たなる帝国」感想

海外のゴジラ映画をあまり観たことがなかったけれど、ゴジラの扱い方が邦画とはだいぶ違ってギャップを感じた。
邦画のゴジラは「自然災害」、対してこちらは「カッケー怪獣!」
魅せ方は前者の方が好きだけど、カッケー怪獣がド派手に戦ってるのも良いよね〜分かる分かる。

コングは物凄く人間味があった。
冒頭で獣の血を浴びて萎えてシャワーを浴びてるコングを見せられて大好きになっちゃった。
子生意気な小猿の成長も

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映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章』感想

幾多りら、anoのダブル主演ということ以外、予備知識無しで見に行った。
ほんわかした女子高生の日常と、ディストピアの不安感のコントラストに物凄く引き込まれた。
思春期の少女たちの等身大の楽しさや不安定さがとても丁寧に描かれていて、つい感情が持っていかれそうだった。
後で浅野いにお原作と知り、納得した。
パンフレットを読むと、製作陣の原作愛が伝わってきて、原作者と協力して最高のものを作ったことが分か

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映画『バーフバリ 王の凱旋』感想

数年前に流行っていたことを思い出して、Netflixで観たが、伝説誕生の方から見れば良かった。
主人公と思っていたバーフバリが死んで、途中から知らない人の話になってしまって、いまいち入りきれなかった。
シヴァガミが翻弄されすぎていて偉大さが伝わってこなかったこと、カッタッパが呆気なく裏切ったことも残念。
インド映画ならではの映像の華やかさ、派手さは満足。バーフバリとデーヴァセーナの共闘シーンはかっ

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映画『「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ』感想

スクリーンで観て良かった。
刀鍛冶の里編は視聴済だったが、最終話の草原のシーンはスクリーン映えするし、二度観ても感動的だった。
鬼滅の刃はとにかく映像美がすごい。ufotableの神作画を大画面で観れるだけでも価値がある。
新たに見せ場があった柱の不死川と伊黒は、人を護り仲間と協力し合う姿を見せて、初登場時とはまた違う印象を受けた。
柱稽古編での活躍も楽しみ。

映画『ARGYLLE』感想

私が映画に求める映像の華やかさがあって大満足。
フィクションと現実が混じり合うシーンは目まぐるしく主人公と視聴者を混乱させて、
終盤のアクションシーンはドラマチックで最高だった。
「変な髪型!」と思って見ていたアーガイルは段々セクシーな良い男に見えてきた。
そして何よりもずっと猫がかわいい!
物語が二転三転するから、ぼんやりしていると置いていかれそうで危なかった。
続きがあると聞いて、今から楽しみ

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映画『SPY×FAMILY  CODE:White』感想

くだらないけど面白かった。
アーニャの生い立ちを知っていると、大人に可愛がられているだけで涙が出る。可愛い。
基本ドライなロイドから、時折本物の愛が見え隠れする時があって、それがたまらなく嬉しい。
アーニャとボンドの関係も、兄弟の様で素敵。アーニャが辛い時、ボンドがいつも側に居てくれている。
家族全員にスポットが当たって、見せ場沢山で楽しかった。

映画『マダム・ウェブ』感想

母の愛は強し、な作品。
マザコンなのでこの手の話にめっぽう弱い。
母の愛を知ったキャシーは強くなり、キャシーから愛を受け取った3人の少女達もまた強くなっていく。
バラバラだった3人が絆を深めて協力し合う姿が可愛らしく、感動的だった。

誘拐犯として報道されているのに、盗んだタクシーを乗り回してレストランに突っ込んだり、盗んだ救急車を危険運転の末壊したりしていてその後が心配だったけれど、ラストで楽し

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映画『ボーはおそれている』感想

他人の悪夢3時間。
毒親由来の不快感がずっとある。
観終わった後どっと疲れた。
意味不明且つ支離滅裂で考察を読んでもイマイチしっくりこないけど、要は「母の愛は有限」ということを母が息子に伝える過程を見せられていたのかな。うーん。
観なきゃ生まれない感情が確実にあるので、観てよかったとは思う。
モヤモヤは残る。

映画『哀れなるものたち』感想

セックスしすぎ&オチ怖すぎでびっくりしたけど面白かった。
ずっと不穏で不気味な雰囲気が漂っているが、大枠は「親に束縛されていた女が外の世界を冒険し、人々と関わって成長していくロードムービー」なので、時々ハートフルに見える時もある。成長の過程が本当に自然で、幼児の様だったエマが、素敵な女性に変化していく姿が美しかった。音や映像も神秘的。
だからラストでびっくりしてしまった。急にオチ怖!と思ってしまっ

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映画『ゴールデンカムイ』感想

実写化だし、原作も知らないから観る気は無かったが、あまりにも好評の様なので観に行った。
役者の演技や映像の迫力が良く、最後まで魅せられた。
あの玉木宏が特殊メイクと演技力であそこまで気持ち悪く見えるものなのか。
登場人物が多かったが、キャラが立っていて、原作が分からなくても話について行くことができた。
これを機に漫画も読んでみたい。

映画『首』感想

役者も殺陣も良いけど冗長だった。
グロさとおじさんのBLの気持ち悪さに気を取られていると話が分からなくなる。
歴史のあらましは知っていても細かいことは知らないから、誰が誰の味方か分からず混乱する。
私の無知がいけないのかも。

映画『窓ぎわのトットちゃん』感想

見てよかったと心から思える映画だった。
子供達が活き活きと描かれていて、愛おしい気持ちになる。
日常をじわじわと蝕み奪っていく戦争の恐ろしさが印象的に描かれる。
でも、どれだけ戦争が恐ろしくとも、愛ある日常・教育は、決して揺るがない強い心を育む。