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ライフコーチ、ビジネスコーチ。キャリアは人事・総務など。コーチング、リーダーシップ、キャリア、副業、英語学習など。 ホームページ: https://www.satoharu.com Twitter: https://twitter.com/haruyuki0405

最近の記事

”頼り上手”が成功の秘訣

頼ることが苦手コーチングを提供していると、たくさんの方の悩みや成長課題について触れる機会があります。 例えば、 ・部下のマネジメントが苦手 ・育休から時短復帰したが、イマイチ活躍している気がしない ・成長が鈍化しているかも といったことは多くの方が直面するテーマです。状況は十人十色ですが、お話ししていると結構な割合で 「人に頼るのが苦手」 という声が出てきます。実はこれ、 「自分で自分の行動に制限をかけてしまうこと」につながります。 完全自己完結型の仕事でな

    • 「キャリア=昇進・役職」だと辛い理由

      キャリアという言葉のとっつきにくさ「キャリア」という言葉からどんなことを思い浮かべますか? 就職・転職といった会社選び、昇進昇格・年収・役職・専門性といったことをイメージする方が多いのではないでしょうか。人によっては目標やゴールを置くかもしれません。 そして不思議なもので、対象を自分に向けると結構悩ましいのがこの「キャリア」という言葉なんです。 例えば会社の上司・部下の面談などで 「自分のキャリアどう考えてるの?」 「これからどんなキャリアを目指すの?」 と聞かれ

      • 「なんで分かってくれないんだ」と思ってるだけじゃ自滅する

        他人からストレスを受けるとき仕事、プライベート問わず、人間関係は何かしらのストレスを生み出すというのは周知の事実でしょう。 組織・コミュニティで誰かと関わることとで、一人ではできないことを実現できたり、一人では得られない感動・安心感を味わえるというメリットがあります。 一方で、他人とともにいるということは、 自分の思い通りにいかないことでストレスを受ける というデメリットもあります。 アドラー心理学では 「全ての悩みは人間関係の悩みである」 と言われるくらい、人

        • 優しいだけの上司は部下を不幸にする

          変わってきた上司像昔に比べると、上司像・マネージャー像は変わってきました。 リーダーシップの「PM理論」で言えば、 P:パフォーマンス(目標達成)  ex.とにかく達成させる強い上司等 M:メンテナンス(集団維持)  ex.メンバーのケアを重視する優しい上司等 のうち、 後者のMの要素に触れるニュースが増え、そうしたマネージャーも多く存在する印象です。 しかし、いろいろな組織を見ていると、 優しい上司が部下を含めた周りを不幸にしているケース が見受けられま

        ”頼り上手”が成功の秘訣

          相手の話を中断するスキル

          人の話は最後まで聞くべき? 仕事でもプライベートでも、人の話を聞くシーンというのは日常に溢れています。その中には、興味を持って聞けることもあれば、 「(この人、さっきから同じこと繰り返してるな)」 「(聞きたいことはそういうことじゃないんだけどなー)」 「(今言ってたことよくわからなかったけど、まいっか)」 と思いながら聞き流していることもあるでしょう。 打合せや面接、上司部下とのちょっとした会話など意外と多いかも知れません。 「人の話は最後まで聞くものだ」

          相手の話を中断するスキル

          あなたの「無言の威力」に気付いてますか?

          昔より管理職がおとなしくなった 時代の移り変わりの中で、管理職像(上司像)も変化しています。 昔に比べれば、上司に飲みに誘われたり 口うるさく注意されたり、熱血指導を受けることは少なくなってきました。 背景には ・昔のマネージャーと違いプレイングマネージャーであり忙しい ・パワハラを必要以上に警戒して大人しくしている といったことが挙げられます。 自然と部下に対する関わりも熱血指導する事も減っています。 「遠慮」は時に「無関心」に映る 部下の特性にもよりま

          あなたの「無言の威力」に気付いてますか?

          即戦力採用の成否は「受け入れ方」で決まる

          即戦力採用した人材が思ったほど活躍しない 鳴り物入りで中途入社した即戦力人材が思ったほど活躍しない よくあるケースです。 人材紹介会社に高いフィーを払ったのに。 高学歴で大手企業出身者だから良いと思ったのに。 と悔やんでも後の祭り。 受け入れ企業の経営者や人事はもちろん、本人にとっても非常に勿体無い話です。 一見、入社した本人のせいにされがちですが、 即戦力採用の成否を分けるのは必ずしも本人の責任だけとは限りません。 「ポジション特性」によっては、むしろ「受

          即戦力採用の成否は「受け入れ方」で決まる

          あなたの要望・指導が伝わらない理由

          多くの人は率直に伝えることが苦手 部下に何回同じことを言っても改善されない 期待に応えてくれない という声は世の中のマネージャーからよく聞かれる言葉です。 もう見放した方がいい 他の人材を育てよう そんな風に見切りをつけたくなる気持ちもわかりますが、よく話を聞いてみると 「それって、ちゃんと本人に伝わっていないのでは?」 と思われるケースが見受けられます。 日本は、「あ・うんの呼吸」だったり察する文化のため、 明確に言葉にして伝える 率直に伝える こと

          あなたの要望・指導が伝わらない理由

          経営陣が現場を動かせない理由

          経営陣が指示しても現場が変わらない VUCA時代と言われて久しく、複雑で不安定な市場で生き残るため、経営者・経営陣と言われる方々は様々な意思決定をしています。マーケティング戦略・商品戦略・営業戦略・人事戦略・内部オペレーション等の改革も日常的に行われている企業が多いことでしょう。 そんな中、 「経営陣が改革・変革の方向性を示しても現場がなかなか変わらない」 という声を多く聞きます。 現場が反対しているならともかく、 指示が伝わったように見えて、結果的に思ったような

          経営陣が現場を動かせない理由

          1on1が機能しない理由と改善方法

          広がる1on1 言葉としてはすっかり普及した感のある「1on1」。ヤフー株式会社の取り組みが話題となって一気に広がりました。しかし、その実態は企業によって大きく異なります。 部下へのコーチングを主体とした対話を目的としているケースもあれば、業績目標に対するパフォーマンスマネジメント、または詰める(追い詰める)場になっていることも。 機能しないケース そんな1on1も、 何となく継続しているものの、実は上司部下お互いが効果に疑問を持っている という話を耳にします。

          1on1が機能しない理由と改善方法

          部下との関係性を嘆く前に、指示の仕方を見直す

          巷に溢れる「1on1」や「部下との関係性」の話 マネジメントのトレンドが「統制型」から「フラット型」に移り、 対話重視の1on1ミーティングや部下との関係性をどう高めるか、 といったテーマに触れる機会が増えてきました。Googleの社内調査で、「心理的安全性」が生産性に与える影響について明らかになったこともこのトレンドに拍車をかけていると思われます。 一方で、特に経験の浅いマネージャーが 部下との「関係性」に囚われ過ぎて苦労しているケース も見受けられます。部下サ

          部下との関係性を嘆く前に、指示の仕方を見直す

          40代の転職活動の現実

          転職は35歳まで? 一昔前によく耳にした「35歳限界説」ですが、今は40歳以上の転職も一般的です。私は転職エージェントに在籍していた時、40代の採用・転職をメインに支援してきました。 しかし、希少価値が高い一部の人を除き多くは苦戦するのが現実です。20代、30代に比べて求人数が圧倒的に少なく、求人以上に転職希望者数が増えている(少ないポジションを多くのライバルと競う)からです。 動かない方がいいのか 40代を中心とするミドル層が転職を考える動機は、この3パターンが多い

          40代の転職活動の現実

          経験だけでは成長しない理由

          経験頼みの限界 「理論より経験が大事」「経験が全て」 という声は、経営者や熟練のマネージャー、ハイパフォーマーからよく聞かれる言葉です。付随して、 「会社の研修なんて机上の空論で役に立たない」 という声も。 経験が大事なことは共感しますが、経験が全て? という考え方は、行き詰まります。 ・自分の成長が止まってしまうリスク ・部下・後輩育成がうまくいかないリスク があるからです。 「プレイヤーとしては素晴らしいけれど、部下や後輩を育てられない」という人、あなたの周りにも

          経験だけでは成長しない理由

          リーダーは完璧よりも思い切り!

          理想像に向かっていくことは夢があってワクワクする話ですが、 社会や企業文化が生み出す「理想の人物像」は、 時に一人歩きして「危険な像」になることがあります。 あるクライアントとのコーチングセッションで、こんなことがありました。 (ご本人に了承をいただいています) ----- 会社の管理部門で働く会社員Aさん(40代 男性)。 中堅社員として、今よりもっとリーダーシップを発揮することが求められています。 とはいえ、優しい雰囲気のAさんはグイグイ人を引っ張るタイプでもなく、リーダ

          リーダーは完璧よりも思い切り!

          自分をホメるのは恥ずかしい?

          先日あるクライアントとコーチングのセッションをしていた時のこと。。。 (ご本人の了承をいただいています) ある企業の人事部門で働くクライアントのAさん。業務上の課題を話しながら、 「いろんな社員の相談対応で時間取られちゃっていて、、、」 というフレーズをそれとなく口にして、また話を続けようとしました。 そこでコーチのアンテナが「ムムムッ!?」と反応。 私「あれ、これってもともとAさんが目指していた姿のはず。現場からの信頼を勝ち取って、何かあれば自分に相談が来るよう

          自分をホメるのは恥ずかしい?

          降りまーす、って言おうよ

          声を発することで物事が先に進むこと、結構あります。 電車での 「降りまーす」 とか、仕事での 「困っちゃったな」 「ちょっと相談乗ってよー」 とか、パートナーとの 「それやめてほしいなー」 「実は今日疲れちゃったんだ」 などなど。。 電車でよく見かけるんですが ドアが開いた後に車両の奥の方から 無言で人をかき分けてカバンを引っ掛けながら降りようとする大人。 普通にスーツを着たサラリーマンだったりします。 周りの人は死角から押されたりカバンがぶつかって 「は

          降りまーす、って言おうよ