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「なんで分かってくれないんだ」と思ってるだけじゃ自滅する

他人からストレスを受けるとき

仕事、プライベート問わず、人間関係は何かしらのストレスを生み出すというのは周知の事実でしょう。

組織・コミュニティで誰かと関わることとで、一人ではできないことを実現できたり、一人では得られない感動・安心感を味わえるというメリットがあります。

一方で、他人とともにいるということは、

自分の思い通りにいかないことでストレスを受ける

というデメリットもあります。

アドラー心理学では

「全ての悩みは人間関係の悩みである」

と言われるくらい、人間関係からストレスを受けること自体は特別なことではありません。

期待が自分を苦しめることも

例えば仕事において、こんな声を聞くことがあると思います。

・部下が意欲的に仕事に取り組んでくれない

・上司が明確な指示を出してくれない

・隣の部署は思ったように協力してくれない

...etc


相手に対する期待(求めること)が大きいほど、現実とのギャップに苦しめられることがあります。

・私はこんなに期待しているのになぜやってくれないのか

・私がこんなに考えているのになぜ動いてくれないのか

他人の意向を汲み取って忖度することに長けている人ほど、相手にも「察すること」を無意識に求めているかも知れません。

期待は片思いと一緒、言わなきゃわからない

期待というのは、あくまで自分が勝手に相手に対して持っているものです。

例えるなら

「片思い」と一緒。

「自分の無意識の期待によって結果的に自分がストレスを受けている人」の話をよくよく聞いてみると、

多くはその期待を相手に伝えていません。

または、伝えているつもりでも相手はそう受け取っていない

ということがあります。その状態では相手も行動を変えないので、状況も変わらないのです。

他人は、自動では あなたが思う通りに動かないのです。

応えるかどうかは相手の選択、期待はあくまで片思い。つまり、

どう受け止めるかは相手の選択です。

だからこそ、期待に応えてほしいなら、まずあなたが相応の行動をする必要があります。

ポイントは2つ。

(1)期待/要望を明確に伝えているか

日本はもともと、明確に伝えない・空気を読むコミュニケーションが特徴です。

あ・うんの呼吸が美徳とされることもありますが、時にはそれを手放して具体的に伝える必要があります。

俗にいう5W1Hで、相手に対する期待・要望を明確に表現しましょう。

(2)相手がどう受け取ったか

若手社会人向けの研修のような話ですが、伝えることと伝わることは異なります。

自分の発言が相手にどう伝わったのか、その場で相手に確認しましょう。

普段しない話であれば、半分も伝わっていないことが大半ではないでしょうか。

伝わった、と思えるまでしっかりと表現しましょう。

期待はあくまで片思い。

最終的にどう行動するかは相手が選択することですが、どう伝えるか、どう伝わったのか、こだわっていきたいところです。

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