「FIRE」という考え方
こんにちは。
カリエーレ・コンサルタンツ、キャリアコンサルタント佐渡治彦です。
皆さん、「FIRE」という考え方ってご存じですか?
投資などで貯蓄を蓄え、早めに会社を退職をして、自由に暮らしていくという考え方です。
「経済的自立、早期退職」を意味する英語で
「Financial Independence Retire Early」の略です。
2000年以降に成人を迎えた世代を中心に、アメリカで始まったとされ、最近、日本でも書店などで関連本が販売され注目されています。
働き方の多様化が言われる現代、40代前後の世代で、こうした考え方をする人たちが、日本でも見られるようになっているそうです。
「FIRE」を実現するには、年間支出の25倍の資産を作り、年利4%の運用益を出すことができれば、貯めたお金を減らせずに暮らせると言われています。
例えば、年間支出400万円ならば、25倍で1億円の資産、
年利4%、400万円利回りが必要になります。
支出を減らして、頑張って貯金できたとしても、現在の低金利時代、
年利4%は、なかなか実現することは難しいと思います。
また、貯蓄や投資の知識も必要となりますね。
「FIRE」は、支出を控え、物価の安い地方に住むことを考えれば、実現可能かもしれません。
地代、物価の高い都会では、少し難しいかもしれません。
東京一極集中の解決策には、このような考え方は有効でしょう。
最近、地方で生活したいという人たちが見られますが、人が多い都会で暮らさずに自然の多い地方で、のんびりと生活したい人には向いているかもしれませんね。
今は、今は、リモートも普及しつつあるので、地方でも仕事はできますよね。
現在は、終身雇用制度は崩壊していると言われています。
先がどうなるかわからない混沌とした時代だと言われています。
このことは、コロナ禍でより拍車がかかりました。
今年、上場企業が募集した早期、希望退職者は、6月で約1万人を超え、
昨年よりも3か月早いペースだそうです。
若い世代が「FIRE」に興味を持つのは、こうした先行きの見えない世の中であるがゆえ、一つの企業で働き続けても、将来は安泰で無いという不安という気持ちから、一度しかない人生をいかに後悔しないで、生きていきたいという考えから来ているのかと思います。
人生100年時代と言われ、働き方も選べる現代、「FIRE」のような考え方を持つ人たちが出てくるのも分かるような気がします。
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