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セルフ・キャリアドック制度ってなに?Vol.4 「アドボカシーって??」

こんにちは。
カリエーレ・コンサルタンツ、キャリコンサルタント佐渡治彦です。

本日のブログは、「セルフ・キャリアドック制度ってなに?」の4回目っです。
今回は、セルフ・キャリアドック制度においてのキャリコンサルタントの役割についてお伝えします。

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セルフ・キャリアドック制度は、キャリアコンサルタントが従業員を主体的、自律的に働いてもらえるようモチベーションアップさせることが役割のひとつです。
就職相談、人間関係などの一般的なキャリアコンサルティングと違うところは、経営理念、社長の意向と従業員の行動のベクトル合わせをすることです。
従業員と企業共に、元気で活き活きと活動して生産性の高い仕事を生み出し、社会に貢献していくことに繋げることが最大のミッションです。

そのために、キャリアコンサルタントは、キャリアコンサルティング、研修をする前に、企業の経営目的や経営戦略、人材育成ビジョン・方針や人材育成計画、人材育成に関する現状の課題等を理解する必要があります。
企業との信頼関係を築き、人事部・経営層と情報共有する機会を設けられる関係構築に努めることが必要です。

また、キャリアコンサルティング終了後、人事部・経営層に対し、フィードバックを出来る限り行うことも必要です。

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職場内での人間関係、組織上の問題から生じている相談者の状況に加えて、面談対象者全体のキャリア意識の傾向や組織的な課題、及びその課題に対する解決策(提案)を盛り込んだ報告書を提出します。
その際、注意しなければならないことは、相談者に面談前に報告書の同意をもらうことが必要です。

その上で、相談者が特定されないことも留意しなければなりません。


ただ、私にも経験がありますが、相談者が一人の場合は、必然的に特定されてしまいます。

その場合は、面談の際、相談者に「会社に知ってもらいたいこと、知られたくないこと」を慎重に確認していました。

尚、相談者の生命や安全の危機に関する場合は、必ずしも本人の同意を前提とはせずに企業に伝えます。

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法律違反やハラスメントなどに企業側が組織的に対応すべき内容であれば、原則として本人の同意を得た上で企業側に伝えます。
この企業にフィードバックする活動を別の言葉で表現しますと、「アドボカシ―」と言います。
まだ、日本では聞きなれない言葉ですが、現在、世界のキャリアコンサルタントの潮流は、「社会正義のキャリアコンサルタント」です。

「社会正義のキャリアコンサルタント」
については、また別の機会でお伝えしますが、その大きな役割として、問題を抱えているクライアントがいることを組織・社会に知らせ、代弁して、何らかの示唆・提言を行う活動があります。
この活動を「アドボカシ―」と言います。
つまり、問題意識を持って組織・社会に向けて情報発信をすることが、大きなキャリアコンサルタントの大きな役割なのです。

セルフ・キャリアドック制度では、、キャリアコンサルタントは企業・教育・行政など、組織の環境へ働きかける介入・支援の役割が重要です。


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「環境に働きかける介入・支援とは、キャリアコンサルタント自身が、『企業の人事部や上司、さらには社会に働きかける』ということのみを指すのではなく、『クライエントが環境に働きかける力を身につけること』を支援するということも大切な要素」も大きなキャリコンサルタントの役割です。
セルフ・キャリアドック制度におけるキャリアコンサルタントの役割は、
今後、ますます社会から大きな期待が寄せられていると思います。

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