Harryの"ADLIB 917FM"

作曲家、キーボーディスト、ボイスオーバー、翻訳。ジャズ作曲をGeorge Russel…

Harryの"ADLIB 917FM"

作曲家、キーボーディスト、ボイスオーバー、翻訳。ジャズ作曲をGeorge Russell、映画音楽をMichael Kamenに師事。米ドラマ「ドーソンズ・クリーク」で作曲家デビュー後、東京ディズニーリゾート他音楽を担当。映画「ソング・オブ・ラホール」(字幕監修)

最近の記事

再始動

皆様、大変ご無沙汰しております。 お元気でいらっしゃいますでしょうか? 前回の投稿から随分と時間が経過しました。 この間に世界は非常に多くの側面において変わりました。 音楽も世界においてもそうです。 コロナは依然として世界で影響を及ぼしていますが、それでも皆それぞれ、新しい道をいよいよ歩き始めています。 私自身も様々な形でコロナが生活に影響を及ぼしましたが、ひと段落ついた(かどうかはともかく)、こちらを再始動いたします。 今年は数々のライブやフェスも再起動しました。

    • Ronn Huffのこと

      最近、声のお仕事の公式ブログとしているアメブロとここの区別がつきにくくなっている自分がいる。 きっと心の中が混乱し始めているのだ。ほんの少しだけ、疲れているだけなんだ。 そう思いながら改めてここに来ると、少しばかりは深呼吸が出来たような気がする。まあ、それも正直どうかとは思うけれど。言葉にするだけだとFilthy Habbitみたいだし。外に出てラジオ体操のように思いっきり深呼吸できるような旅をしたら、と思うのだけど、ここ数日はどうしてもそれを許さない状況が続いて。 こ

      • Faceboookの音楽ビジネス、アジア進出

        かねてから話題となっていた、フェイスブックの音楽ビジネス。 既に幾つかの国及び地域では試験的にトライアルが始まっていましたが、いよいよアジア太平洋地域(APAC)での試みに着手する模様。 APACの拠点として、東京、シンガポール、あるいはソウルのいずれかになると。 現在アメリカでは、特にSpotifyを巡り、米議会ではレコード会社、特にソングライター達への権利の保護を担保する新法「Music Modernization Act (MMA)」法案がいよいよまもなく、議会へ

        • サード・ストーリー、いよいよメジャーデビュー

          サード・ストーリー、がいよいよメジャーデビュー。 といっても「それ誰?」という方がほとんどなのではないでしょうか。 出典元にはチャンス・ザ・ラッパーのメンバーとして、と書かれています。これは正しくて、そこに加えると、もともとチャンスのオープニングアクトとしても登場したのが全ての始まり。 今回Verve Forecastからのメジャーデビューにして、Executive Producerはデイヴィッド・フォスター。 どういうこと?と思われる方もいるはずですが、実は両者は既

          ユニバーサル、東アフリカ最大レーベルAIの株の大半を取得

          メジャーのレコードレーベルがこれまで以上にパワフルに動いている。 点と線、結び方、つなぎ方によって、見えてくる生地の色めきは全く異なる。 ワーナーもソニーもみな新しいトップやA&Rチーフの新戦略によって、SpotifyやDeezer他との新しいパートナーシップを構築し、リスナー、クリエイターとの新しい関係性を結ぼうと躍起。 "Try and fail"がかつてこれほど面白い時代はあったのだろうか。 そんな中私がコミットするユニバーサルも最近ガンガン動いている。 旧来

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          希望の明日へ

          前回の投稿は結構長くなってしまいました。 映画『BPM』がHIVをめぐる問題を根底にした作品であったこともあり、個人的にも思い入れが深い作品となりました。 映画とは関係ないため、前回は敢えて書かなかったことがあって。どうかもう1回だけ、このテーマについて書かせてください。つらつら的になるかもしれませんが、ご勘弁を。I just have to let it come out... 私は幼いころ、将来は音楽家になるか、国際公務員になるか、はたまた外交官になるか、そんな選択

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          So human, too human - 壁を取り外す時〜セザール賞と"BPM"

          今回は基本お祝いの話なんですが、ちょっとだけマジメに始めさせてください。 「私達の思考や慣習を作り続けるものに、人間は如何に依存して生きているか」 いきなりカタいことを書いたからと、読むのを止めるのだけはどうかカンベンしてね。。 国によって物語も異なれば、取り巻く文化もそれぞれです。個人ともなればなおのこと。 しかし、いわゆる第2次大戦後、それも1970年代末期から進んでいたポストモダンの潮流が進む中で個人主義が日本でも更に進み、 大家族→核家族→親子→個人→更に…

          So human, too human - 壁を取り外す時〜セザール賞と"BPM"

          改めてロンチ。

          いやはや、重い腰。長いTacet。 前回のご挨拶から半年。。 怠けていたのではなく、実に今の準備に時間がかかってしまいました。 が、ようやく。 私、元々作曲や翻訳、執筆などを手がけているのですが、この度日本で声のお仕事も始めることとなり、この為に事務所に所属させていただくこととなりました。 DJ、MC、司会、ナレーション等で男性の声をお探しの方がもしいらっしゃいましたら、日本語、英語も共にネイティブレベルで対応しますし、「クリス・ペプラーさんみたいな声が欲しいんだけど…

          改めてロンチ。

          ご挨拶

          ようやく、ようやく。 皆様、はじめまして。 フォロー専門の方は多くいらっしゃいますけれども、、、 元々は色々な場所で書物をお出ししていた身として、ここでも何か書きたい、といった気持ちがありつつ、気負いではなく、何をどのように書こうかひとたび考えたなら、なかなか背中を叩けず、今日に至りました。 とは言え、スケジュール的に難しいこともあったわけですが、言い訳は良くないと、リミッターを思い切って外してみることにしました。 私は曲書き専門として、もう早いもので20年以上、曲