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音楽で家を買いました

こんにちは、作曲家のharryfaokiです。

どんな人にとっても家は人生で最大で高価な買い物だと思います。車よりも高く、どんなスペックのMacProよりも高いです。ww 

僕はこれまで、いろんなところで暮らしてきました。ちょっと振り返ってみます。

茨城 → 上福岡(埼玉) → 氷川台(練馬) → 浜田山(杉並) → 高津(神奈川) → マンハッタン(NY. USA)  → 茨城  → 東長崎(豊島区) → マンハッタン(NY. USA)   → ハッケンサック(NJ. USA) → ニューシティ(NY. USA)  → ハリソン(NY. USA)   → 行徳(江戸川区)  → 船橋(千葉)イマココ 

今考えれば、いろんなとこ行ったなあ〜と思います。また行きたいところもあれば、もう行きたくないところもあります。(笑)

行徳までずっと賃貸で渡り歩いてきました。今住んでる千葉の船橋のマンションは2011年に住宅ローンで買いました。その時は約1年半ほど某音楽スタジオで社員として働いていましたので、お給料をもらっておりました。会社員という立場を利用して、住宅ローンが降りて、無事購入することができました。でも、会社の方針が自分の方針と全く違ってしまったり、さらに東日本大震災の時に会社の社長と一悶着あり、見切りをつけてやめました。今思えば、読めて本当に良かったと思います。35年ローンで1700万円の銀行からの借り入れで、マンションと土地で2300万円しました。購入したのはそれが初めてです。

作曲家と報酬について考察してみたいと思います。こうして自分が何たるものか?と考えたときに、皆さんの前に「作曲家」と名乗ることがいまいちしっくりきません。そんな大それた肩書きではないのですが、仕方なく「作曲家」と名乗っています。その理由は、とりあえず、音楽で稼ぎ、飯を食い、生活しているからです。

特に、有名な曲を残しているわけでもないし、名だたる仕事も実績もないし、著名でもないし、どこの馬の骨かもわからない一般的な普通の人なので、あんまり音楽に携わっていることを公にしたくない場合には、「自営業者」と名乗っています。

そうすると、誰かに自分は何者かを聞かれたときに「家で自営してます。」となって、八百屋とか魚屋とか、肉屋なんかを思い浮かべてもらうほうが、なぜか胸がスッとして落ち着きます。そもそも音楽で食う人はこの世の中で非常に少ない部類の人たちであり、さらに、作曲や編曲などはその中の1%くらいかなと勝手に思っています。

さて、実は今、僕の人生で二つ目の家を買いました。音楽という危うい商売で家なんか買えないだろ、という人もいます。サラリーマンになって毎月の給料が約束されて初めて、ローンが組めるわけだし、自営業でしかも水商売的なイメージの音楽だなんて、銀行もお金を貸してくれるのを、渋りたくなる気持ちもわかります。そして、また35年のローンが始まるのです。

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