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幼児教育と早期教育の違いと注意点

幼児教育と早期教育は実は異なるものです。幼児教育は子供の成長と発達に合わせて物事に向き合う態度や姿勢を身につけることが目的です。スキルの習得よりも内面的な成長を促します。一方、早期教育は特定のスキルを幼少期から身につけさせることを目的としています。たとえば英語教育などです。

1.幼児教育で得られるモノ

困難があっても諦めない姿勢や集中して取り組む態度、難しいことがあっても人に聞ける姿勢など、これらの良い態度を幼少期に身につけることは、将来の成長に影響を与えると言えます。

2. 幼児教育における注意点と親の安心の落とし穴

よく耳にするのが小学校や中学校に上がった頃に親が「うちの子は集中力がない」と言うことです。集中力がないと感じる子供たちは、幼少期からさまざまな早期教育をさせられていることが多いです。その結果、集中力がないのです。
幼児教育における注意点は他にもあります。親の安心のための教育になったらダメなことです。周りの子がやってるからうちの子もやった方がいいんじゃないかとか、周りの子はもう着替えが自分でできるみたいだからうちの子も慌ててやらなきゃとか、周りの子がもうオムツ取れてるから、うちの子も急いで取らなきゃとか。そんなの成長発達に合わせてやっていかない限りうまくいくはずがありません。親の安心や周りの子供たちの行動に合わせて焦ることは避けるべきです。幼児教育は子供の成長発達に合わせて柔軟に取り組むことが重要です。

3.幼児教育、子供との対話と関心を持つ時間の重要性

以上から幼児教育には別にそれが将来役立つ具体的な内容なのかはどうでもよくて、根気強く答えがないものに向き合うみたいなものだったら良いと思います。なので社会的に見て何が子供にとって一番ふさわしいか追求する必要はありません。それでは、早期教育みたいなものになってしまいます。強いて言うなら親が関心を持ちやすいものがいいということです。なぜなら親が関心を持っていたり得意なことであれば、より一層子供のことについて変化とか関心を持てるからです。結果、子供としっかりと対話し、向き合う時間が増えます。
ダメなのは親が忙しくて塾に通わせたり、早期から取り組ませることだけに固執することです。子供との対話や向き合い方にしっかりと時間を割くことが大切です。何をしたのか、なぜそれをしたのかなど、楽しかった経験について子供と会話する時間を作ることが重要です。親が子供の成長を見守り、興味を引くことや質問を投げかけることで、子供たちは自らの経験を言葉や思考に変える力を養います。その過程で、子供が自ら考え、自信を持つことができるようになります。

まとめ

幼児教育で子供の内面的な成長を促し、子供たちが自らの興味や好奇心に基づいて困難に立ち向かい、自ら解決策を見つけ、他者と協力する姿勢を身につけることで、自己表現や社会性を発展させ、将来の成長に大きな影響を与えることができるでしょう。

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