タイタニックを観ても、一滴の涙も出なかった思春期の私
先週までに二回に分けてかの名作『タイタニック』が放送されていましたね。千と千尋以前には歴代№1の興行収入をたたき出した悲恋の物語。
公開当時、私は中学生でしたがまわりは「レオ様」ファンであふれていました。私ももれなく、友人たちと劇場へ。でも今でも忘れられないのが私、『タイタニック』観ても、まーったく泣けなかったんです。
一緒に行った友人はたしか二回目だったにも関わらずしっかり涙していたし何なら隣のおじさんもおいおいと泣いてらっしゃった。
確かにわかる。悲しいお話だということは。だけれど、泣けない。涙が出てこない。自分には、精神的に何かの欠落があるんちゃうかと本気で母に相談したほどでした。だって号泣必至って謳われてたし…
今、冷静に分析すると、悲しさよりも苦しさ、怖さが勝っていたとわかります。沈没が始まって、船内に水が流れ込む。取り残された人たちもだくさんいるのにどんどん水嵩ましてきて、それがとにかく
怖い!!!
3時間超え、暗い館内は始終、息苦しかったです…
で、先日。実に二十年以上ぶりに視聴。小学校4年生の娘とともに。内容かんがみて、正直、彼女にはまだ少々早いかしらと思いながらでしたがしっかり意味も理解していたようです。
久しぶりに観た感想はどうだったか?
苦しさからは解放され、登場人物たちの置かれた状況に感情を添えることができました。ちょっとうるっともできたww
流れもオチもわかっていたから落ち着いて観られましたし、相変わらず号泣はできませんでしたが自分的に「ここはぐっときたな」と思える箇所もいくつか見つけることができました。
でもあれだな、わたし気づきました。恋愛絡むのがどうも、苦手なんやww
小4長女の感想はというと、ローズとジャックにはさほど感情移入されておらず。最後、ローズが名前を問われたときにジャックの苗字を使ったことに対しては「ずっと忘れたくなかったんじゃない」とかくも冷静な分析をしていました。
でもやっぱり子どもが泣いてたり水のシーンは怖かったって。
名作だからって泣かなくってもいいよって14歳の頃の私に言いたい、というだけの内容でしたww皆さんはタイタニックご覧になりましたか?
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