身体の使い方を知ることが大切

人の体は骨が支え、体が動く時に骨も一緒に動く。動きに繋がりが少なければ、筋肉だけが動こうとし、体の奥にある骨は上手に動かない。本来一緒に動くはずの2つの動きに誤差が生じれば、体の動き、そして健康にも問題が生じる。
 力を出す時に、そして歪んだ体を元に戻す時には、骨格に着目して、骨格を動かす運動をすると効果が高まる。筋肉だけを意識するより遥かに高い効果がある。
 
 つまり、各関節がスムーズに滞りなく稼働すれば、人の動き・運動はストレスなく行える。
 身体を鍛える際に、体幹や筋肉を意識したトレーニングが主流になっているが、関節の稼働域に障害があればトレーニングにおける効果も薄れてしまうように思います。
 
 なので自分の関節がどれぐらいの稼働域にあるのか(人間の骨は206個あって、その骨は何らかの形の関節を形成しています)、全ての関節がスムーズに動くのかを理解して、その部分を専門家に調整してもらった上でトレーニングを行った方がいいでしょう。

筋力トレーニングをしてウエイトトレーニングをしても怪我が絶えないのは、身体を機能的に無理なく使う術を無視して、トレーニングをした弊害がそうさせてるのかもしれません。
 
 「身体を緩める方法」と「自分の体重を技に載せる方法」を身につける事が必要かと思います。

 
 中国武術の基本功にはそれを身につけるエッセンスが含まれています。実戦で使えないとか様々にバカにされやすいところもある中国武術ですが練習法はいいものもあるので、しっかりとした基本を教えてくれる中国武術は、あらゆるスポーツや日々の生活に役立つ健康法だと思います。

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