家族が増えてました
以前こちらでもちょっと言ったかもしれないですが、我が家は五人家族です。
父、母、私、妻、弟の五人家族。
私の兄妹は姉、弟、妹、弟で五人兄妹です。
同居している弟を除けばみんな結婚し、家を飛び出して行きました。脱兎の如く。
よって、現在我が家は五人家族なのです。
しかし、よく考えたら三ヶ月ほど前に一匹増えてたんですよね。
それがこちら。
やもりちゃんです。
クレステッドゲッコーというなにやら中二病臭のする愛称があるそうです。
私の弟は私と妻の過ごす部屋の正面の部屋に陣取っております。
あまり話さない寡黙な青年なので、お兄ちゃんは「彼女とかできたことあるのかしら。女性に興味はおありでしょうか」と勝手に心配しております。
そんな弟がこっそりとやもりちゃんをいつの間にか飼い始めていたんです。
私も妻も案外と爬虫類は得意な方でして、たまに様子を見に行っては愛でておりました。
今ではすっかり大きく育ち、やもりくんになりました。
ということで我が家は五人と一匹家族だなーと考えておりましたら、どうやら知らない間にもう一匹増えていたようです…
何気なくノックもせず弟の部屋に突撃をかました夜がありました。
そこで行われていることなど露知らず…
へびちゃんです。
私が突撃をかましたタイミングというのが、まさに餌やりの瞬間でして、まだ赤ちゃんというくらい小さなへびちゃんが顎を器用に外して、食用ラットを口に入れていた瞬間でした。
存外、私は爬虫類が平気な性質なので、「わー、可愛い( ´∀`)」と言いながら近づくと弟はびっくりしてました。
「普通このタイミングで蛇の存在知ったら驚くと思うんやけど…」
残念…お兄ちゃんは普通ではないのです。
コーンスネークという種のへびちゃんだそうです。
私の妻も割と平気なようでして、「蛇いるよー」と言うと「そうなんだー後で見に行ってみよー」という感じなんです。
ただ母が蛇めちゃくちゃ苦手で、食用ラットなど絶対に受け付けない人なんです。
だから弟も誰にも言わずこっそりと飼っていたようです。
「まったく…おにいちゃんに一言相談してくれてもよかったのに。
わかったわかった。
このことはお前の弱みとしてお兄ちゃんが胸に閉まってここぞと言う時にぶちかましてやるから安心しな?」と言うと、弟は萎縮してました。
同じ屋根の下で一緒に暮らしているわけですから、「いずれ母にも存在を伝えねばならぬよ」「責任持って面倒みて脱走したりしないようちゃんと管理してね」ということを伝え、私はそっと弟の部屋のドアを閉めました。
弟は大学時代、競技乗馬部という部活をやっており、昔から生き物が好きだったんですね。
今でも休日はわざわざ大学行ってお馬さんのお世話をしているようです。
「だからってお兄ちゃん爬虫類にいくなんて思いもよらなかったぞ( ´∀`)」と思いながら、いつの日か弟に彼女ができることを夢見るそんなお兄ちゃんでした。