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《絵本レビュー》パンどろぼう おにぎりぼうやのたびだち

ここ数年、週末にお出かけするとき、わたくし、おにぎりを握ります。(健康and節約の為)

ちなみに、先週末は
・ゆかりごはん×卵焼き
・のり塩×生姜焼き

とそんな感じ。

ただ、お母さんの私が、せっせこ握るので手間がかかりますがっ。
子供達も、気が向いた時にしか手伝ってくれませんがっ。愚痴ですがっ。

このスタイルが成り立っているので、続けれるだけ続けようとおもとります。千里の道も何とかですな。

さて今日は、おにぎりにまつわる絵本【 パンどろぼう おにぎりぼうやのたびだち】のレビューをしたいと思います!パチパチパチ。

〔作〕柴田ケイコ
〔発行所〕KADOKAWA
〔初版〕2022年9月

《ストーリーについて》

パンどろぼう(おにぎりぼうや)、それは世界中の美味しいパンを探し求めるネズミの大どろぼうです。

パンどろぼう(おにぎりぼうや)は、おにぎり屋の子供。
おにぎりに飽きてお父さんと喧嘩し家を飛び出しました。

道の途中で、パン好きな旅人のおじさんに出逢いパンを初めて食べて大感激!!!
家に帰って、お父さんにパンの素晴らしさを伝えますが…。
パンかおにぎりか譲れない戦いが始まります。

パンどろぼうシリーズ100万部突破!パンどろぼうが、パンどろぼうになる前の物語です。

《10コの視点》

【キャラクター】
・パンどろぼう(おにぎりぼうや)
・パンどろぼうの両親
・パン好きな旅人のおじさん

【舞台】
・村のおにぎり屋
・パンどろぼうの家
・野山

【構成】
おにぎり一家の食卓はいつもおにぎりばかりで、飽きたパンどろぼう(おにぎりぼうや)はお父さんと喧嘩して家を飛び出した。

パンどろぼう(おにぎりぼうや)はカラスから狙われて、すってんとんと転び、パン好きな旅人のおじさんに出逢う。

おじさんは、お腹が減ったパンどろぼう(おにぎりぼうや)にパンを与える。

パンに感激したパンどろぼう(おにぎりぼうや)は、この素晴らしさをお父さんに伝えるために譲れない戦いを挑む!

なかなか勝負がつかず、お母さんのアドバイスでお父さんはパンを一口食べパンの魅力が伝わる。

パンどろぼう(おにぎりぼうや)は、おにぎりの格好からパンの格好にイメチェンし、美味しいパンを探し求める旅に出る。

【文】
まさかの、パンどろぼうの実家がおにぎり屋さんだとは…おとうさんは江戸っ子風な話し方をみると、パンどろぼうの性格もお父さん譲りかということが解る。フムフム。

【絵】
THEおにぎり屋の外観・実家の室内もおにぎり愛でたくさん。ふすま・カーテンもおにぎり柄、窓・飾り棚もおにぎり型。そもそも、家族全員おにぎりの被り物を被ってる地点で群を抜いてのおにぎり愛。

【イチオシ】
パン好きな旅人のおじさんの頭が、明らかにフランスパンにしかみえないところ。私の中では私の中ではだよ、ナンバーワン。

【ハッピーエンド】
パンどろぼう(おにぎりぼうや)が美味しいパンを探し求める旅に出てハッピーエンド。

【表表紙・裏表紙】
ブスッとした表情で膝を抱えたパンどろぼう(おにぎりぼうや)が描かれている。

【見返し】
パンどろぼう(おにぎりぼうや)の一家がランダムにおにぎりと共に描かれている。〝オ・ニ・ギ・リ・ボ・ウ・ヤ〟とおにぎりの絵に散りばめられているところが楽しい。

【題字の文字】
このシリーズの書体は全て統一感がある。フリーハンドな丸ゴシック風で、濁点の部分がパンどろぼう(おにぎりぼうや)の目になっている。

《読み聞かせをしてみて》

『おにぎり かぶってるねー!(7)』

『このネズミちゃんはね かぶりものがすきなんだよ(10)』

『家族全員かぶりもの好きね(母)』

当たり前かのように、おにぎりの被り物を被ってお店に立っている、一家を微笑ましく感じながら読み聞かせしました。

《おしまいの言葉》

子が親に反抗する時期があるように、パンどろぼう(おにぎりぼうや)の人生にもそんな父親との一幕があったとは。ネズミだけに反抗期も早いのか?

うちの子も、だんだんと口数が増えて難癖つけてくるんですよ。
〝バカっていったひとがバカですぅ〟みたいな。(笑)

怒りの矛先が私の方に向くとイライラするんですが、姉妹喧嘩をはたから見ていると、成長を感じるんですよね。どんな感性やっ!

ちなみに私の反抗期も、パンどろぼう並みに早かったですよ。今は丸くなったわけじゃなくて、理性がついて納得して受容してる最中です。感謝も少しずつ増えてます。

パンどろぼうは、美味しいパンを探す旅に出るんです!
あなたは、何を探す旅に出てますか?
わたしは、何を探す旅に出ているんだろう?



☆彡人生という名の旅路を考えたコボッシ〜より…ブシャー

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