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コペンハーゲン②国の豊かさに触れる

コペンハーゲンの記事①は、こちらより。

記事②では、施設内に入場した場所を纏めてみたい。

運河巡り

約1時間のコースで、コペンハーゲンの街を海や運河から眺める事ができる。

早速ボートに搭乗。

ボートからは、街の中の色々な建物が見える。
港町らしい倉庫街。

総大理石の教会

オペラハウスは、海運会社大手のマースクの寄付により建てられたそうだ。
マースクは、海運売上高世界一を誇る企業。

黒いダイヤモンドと呼ばれる王立図書館。

尖塔まで、建物の外側に設置された螺旋階段を登ることのできる救世主教会。

人魚姫の後ろ姿も。
人魚姫の周りは、いつも人だかりが絶えない。

Rundetaarn ラウンドタワー

かつて天文台だった建物は、高さ35メートル。
教会と連なっている。

ぐるぐると塔を上がっていく。

上からの眺めは素晴らしい。

プラネタリウム

湖のほとりにあるモダンな建物は、プラネタリウム。

傾斜が激しく、まるで口紅の先端のよう。

中には、隕石の展示が。

傾斜型ドームは30度もあり、ヨーロッパで一番傾斜が高いプラネタリウムだそうだ。

Rosenborg ローゼンボー城

1606年から1634年、クリスチャン4世によって建てられた離宮。

薔薇の城と名付けられた通り、庭にはバラ園が造られており、この花々が咲き乱れる頃は、きっと美しいだろう。

庭も素晴らしいが、こちらのお城の内部もまた豪華だ。

数々の部屋の最後には、地下の宝物館の見学が待っている。
ここには、王冠が保管されている。

Christiansborg Palace クリスチャンボー城

記事①にも登場した城。
コペンハーゲンで一番高い塔を持つこの建物。
王室と政府の迎賓館としての役割を持つこの場所は、更には国会議事堂、内閣府、最高裁判所の三権が集まる場所でもある。
まさに、国家の中心とも言える。

まずは、塔に登ってみる。
コペンハーゲンの街を見下ろす。

次は、城内部の見学。
元マルガリーテ女王がお出迎えしてくださる。

国民へ向けた挨拶は、この部屋のこの窓からされるらしい。

立派な玉座。

こちらも豪華な図書館。

メインの大広間。

このような場所にかかっているタペストリーは、歴史あるものが多い。
しかし、ここに飾られているものはとても賑やかで、カラフル。

よく見ると、、、
ムンクの叫びなどが織り込まれている。

街を案内してくださったガイドさんの話を思い出す。
国民のほとんどは、マルガリーテ女王を非常に愛していたそうだ。
そして今も、新しい国王フレデリック10世を同じように愛しているという。

デンマークは幸福度ランキングで、常に上位を獲得する国。
教育は大学まで無料。
医療費も無料。
子供達を一人で公園や広場で遊ばせていても心配がないという、治安の良い国家。
年金制度は近い将来68歳からの支給となるそうだが、国民のほとんどは早期リタイアし、年金生活者として暮らしているのだという。
そのためには、収入からある一定の金額を年金として積み立てているそうだ。
国民に対しては消費税25%、そして55%の所得税(平均40%ほどだと説明があった)が課されているそうだが、特に驚いたのは自動車取得税。なんと150〜280%だそうだ。
たしかに、コペンハーゲンはアムステルダムのように自転車が多い。

高い税金を負担しても、それに見合う福祉を受けていると実感しているそうだ。
ガイドさんはコペンハーゲン生まれ、コペンハーゲン育ちだそうだが、この街をとても誇りに思うと話してくださった。 

デンマークの人口は、580万人。
日本で比較すると、兵庫県と同じくらいだろうか。
小さい国だからこそできる高福祉国家。
街は清潔に保たれており、大都市にも関わらず浮浪者を全く見かけず、危険を感じることすらなかった。
これが、一つの幸福の形なのだろうと思った。

デンマークの食事編

デンマークならではの食べ物。
まずは、楽しみにしていたシナモンロール。

こちらはクリームがたくさん詰まっている

そして念願の、屋台のホットドッグ。
この赤いソーセージを食べてみたかった!

オープンサンドは、市場にて新鮮なものをいただく。

ローストビーフと海老をチョイス

デンマーク風ハンバーグ、Hakkebof。

デンマーク風ローストポーク Flaskesteg。

美味しいサーモンも頂いた。
マッシュポテトが綺麗に絞り出され、サーモンと一緒に焼かれている。

コペンハーゲンは、街も美しかったが、とにかく出会う人がみな親切で驚いた。
営業スマイルではなく、心底の優しさから出た微笑みはどの国でも分かる。
高福祉国家の人々の心のゆとりを、少しだけ垣間見た旅となった。

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