Dito

ドイツ生活の中で思う事、訪れた街や国の思い出、美術館や博物館の備忘録などを書き残してい…

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ドイツ生活の中で思う事、訪れた街や国の思い出、美術館や博物館の備忘録などを書き残しています。

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    ドイツに来てから知った風習や出来事

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確定申告でホッとする

先日、確定申告審査完了メールを受領した。 これが来て、ようやくひと安心できる。 私は、所得税の確定申告を自分で行っている。 所得税確定申告:Einkommensteuererklärung 私は会社員なので源泉徴収されており、確定申告は義務ではないが、毎年行っている。 駐在員としてドイツに来られている方は、会社を通じて、会社の会計事務所が手配をしてくれる事がほとんどだと思う。 現地採用の私と同じような会社員も、税理士に任せるかたも多い。 しかし、申請方法を調べてみたと

    • チューリップの絨毯 Grevenbroich

      チューリップで思い浮かべる国といえば、まず最初にオランダが挙げられるだろう。 オランダのチューリップ栽培の歴史は400年以上、そしてチューリップの球根出荷量は、世界全体の98%にも及ぶそうだ。 チューリップ球根栽培面積は、100平方キロメートルにもなるという。 関東でいえば横須賀市、関西でいえば西宮市と同じ広さが、チューリップ球根栽培のみに利用されているというのは驚きだ。 チューリップの起源はトルコにあると言われていて、Tulipanターバンを意味する言葉から来ているそうだ

      • コペンハーゲン①物憂げな人魚姫

        ドイツの隣国、デンマーク。 首都コペンハーゲンと言えば、まず思い浮かべるのがアンデルセン童話。 この街にある人魚姫の像には、不名誉なニックネームが付けられている。 それが、世界三大ガッカリ。 ブリュッセルの小便小僧、シンガポールのマーライオンが仲間として挙げられている。 ブリュッセルの小便小僧を見ても、私はがっかりしなかったのだから、人魚姫を見てもきっとがっかりしないだろう! 焦る気持ちを抑えながら、まずは人魚姫を書いたAndersen アンデルセン像へ。 アンデルセン像

        • 地球規模の宝探し ジオキャッシング

          この遊びをご存知のかたは、どのくらいいらっしゃるだろうか。 私はパートナーと出会うまで、この遊びについて全く知らなかった。 その名も、ジオキャッシング。 これは、2000年にアメリカで作られたという宝探しゲームだ。 現在の登録者数は、全世界で600万人。 世界中に、約300万個のお宝が隠されていて、この数は年々増え続けているそうだ。 私はポケモンGOで遊んだ事はないのだが、そのゲーム同様に、GPS情報を使い、街の中に隠されたお宝を見つける遊びといえば分かりやすいだろうか。

        確定申告でホッとする

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        記事

          デュースブルク 世界最大の内陸港

          デュッセルドルフから北へ30km。 デュッセルドルフのお隣の街、デュースブルク。 この街を訪れた最初の機会は、動物園だった。 高速道路を跨いた両側に、動物園が広がっている。 写真が残っていないのが残念だ。 駅から西に真っ直ぐ伸びる通りは、街の中心。この通りはKönigstrasse 王様通りで、歩行者天国だ。 ちょうど市場が開かれていて、とても賑わっていた。 Lifesaver Brunnen そして、この通りにはライフセーバーの噴水と呼ばれる大きな噴水ある。 これは

          デュースブルク 世界最大の内陸港

          KURIOS 1分間の物語 シルク・ドゥ・ソレイユ

          1年ほど前、シルク・ドゥ・ソレイユについて記事を書いていた。 あの舞台を見てから、早4年。 彼らがまた、デュッセルドルフへやって来た! 私は、発売日初日にそのチケットを手に入れた。 今回の舞台名は、Kurios。 この舞台は、劇団にとって35作品目、そして創設30周年を記念し、2014年に制作された作品だという。 ドイツ語訳されているのかと思いきや、全世界での公演がこのKuriosだそうだ。(日本公演ではキュリオス) これは「奇妙な」という意味のドイツ語。 そして副題が、

          KURIOS 1分間の物語 シルク・ドゥ・ソレイユ

          ミュンスター 天国へのはしご

          ミュンスターを初めて訪れたのは、学生時代。 あれはたしか、クリスマス時期だった。 デュッセルドルフから北東に120km。 この辺りはNRW州の中でも、ミュンスターラントと呼ばれている。 近隣の街ボルケン、コースフェルト、シュタインフルト、ヴァレンドルフ等がそれに含まれる。 現在のNRW州の州都はデュッセルドルフだが、かつてミュンスターはプロイセン王国のWestfallen州の州都であった。 そのため今でも、NRW州の政治的、行政機関等がここに置かれ続けている。 また、この街

          ミュンスター 天国へのはしご

          お客様相談センター窓口係を辞めました

          お客様相談センター窓口には、色々な電話がかかってくるそうだ。 以前勤務していた会社の同じビル内にはコールセンターがあり、たまたま知り合ったかたが、そこに勤務していらっしゃった。 お話を聞くと、驚くような内容が盛り沢山で、よく冷静に対応できるものだと尊敬の念を抱いたほどだ。 私は、自分で言うのもおかしいが、人当たりが良くて、話しやすい人物のようだ。 Ditoさんには、何故かこんな事まで話してしまうとか、気付いたらここまで話してしまっていたとか、相手に驚かれる事もある。 それは

          お客様相談センター窓口係を辞めました

          エッセン フォルクヴァンク美術館

          前回の記事の通り、エッセンは炭鉱の街として栄えた。 ルール地帯の富の結晶とも言える美術館が、このエッセンの街にある。 ルール地帯の街ハーゲン。 この街に住んでいた裕福な銀行家一族のカール・エルンスト・オストハウス氏(Karl Ernst Osthaus)は、美術・建築愛好家であり、個人美術館を持っていた。 それが、Volkwang Museumフォルクヴァンク美術館の基礎となる。 また彼は、松方幸次郎氏とも交流があったそうだ。 このコレクションにエッセン市立美術館が統合

          エッセン フォルクヴァンク美術館

          透明な髪

          最近、白髪が目立つようになってきた。 普段はそれほど気にならないのだが、髪の分け目を変えると、隠れていた白髪に気付く。 日本語では『白』い髪と形容されるが、ドイツ語ではgraues Haar グレーヘア という。 最近は日本語でもグレーヘアと呼ぶらしいが、言われてみると確かに、白というよりはグレーに近い色のかたが多い。 白髪が気になり始めてからは、美容院でハイライトを入れてもらって目立たないようにしたり、全体を明るい色にしたり、髪を短くしたり、色々な方法を試した。 歳を

          透明な髪

          エッセン 世界遺産の炭鉱業遺跡群

          エッセンという街の名前をご存知なくとも、ルール工業地帯という言葉は、誰もが知っているだろう。 産業革命後、ヨーロッパの工業化の中心となった地域だ。 エッセン Essen この街にあるZollverein ツォルフェラインは、2001年に世界遺産に登録された炭鉱業遺跡群。 大きく分けて、炭鉱、採掘坑、コークス工場の三つの施設群で成り立っている。 敷地面積は、100ヘクタール。 これは、ディズニーランドとディズニーシーを合わせた面積に相当する。 あまりにも広大なため、今回は施

          エッセン 世界遺産の炭鉱業遺跡群

          可愛さだけじゃない耳栓

          今までの記事とは全く違う内容ですが、最近買った物の中で、とても満足した物があるのでご紹介です。 Loop Earplugs / ループ イヤープラグ 私はパートナーの事が大好きなのですが、寝ている時には妬ましく思ってしまう事があります。笑 パートナーのイビキが原因で、私は耳栓に頼るようになりました。 耳栓をしていても、あまりにも酷い日は別の部屋に避難する事もありますが。 そんな中、友達からこの耳栓を教えてもらいました。 最初は耳栓だと思わずに、イヤホンかと思ったほどです

          可愛さだけじゃない耳栓

          ライプツィヒ 音楽の父 バッハの博物館へ

          ライプツィヒへの旅の記憶が新しいうちに、この博物館の思い出も書き残しておきたい。 こちらの記事の通り、クリスマス時期に私はライプツィヒを再訪した。 その時に訪れたのが、バッハ博物館。 バッハと交友のあったボーゼ氏の住居が、博物館に改造されている。 場所は、トーマス教会の向かい。 博物館では無料ガイドを貸して下さる(日本語も有る)ので、それを聞きながら見学するとより理解が深まる。 まずは、博物館入り口に置かれたバッハの胸像からスタート。 バッハは、1723年から亡くなる

          ライプツィヒ 音楽の父 バッハの博物館へ

          ドイツの冬の風景

          今年は暖冬だったけれど、先日ようやく雪が降った。 午後から降り出した雪は長い間降り続き、窓から外を見ては、早く会社の外に出たくて、いつもよりソワソワした。 会社近くのKönigsalleという通りの川はすっかり凍り、氷の上に雪が積もり始めていた。 誰かが作った可愛らしい雪だるま。 私は暑さに弱いが、寒さはそれほど嫌ではない。 外に出た瞬間に、息が止まるほどの寒さの時、私はちょっとワクワクしてしまう。 鼻の奥がキーンと冷たくなる。 そして、鼻の中で暖められた水分が、鼻水の

          ドイツの冬の風景

          ドレスデン アルテ・マイスター絵画館への再訪

          昨年末に、ドレスデンを訪れる機会があり、アルテ・マイスター絵画館を再訪した。 忘れないうちに備忘録を。 最初の訪問時の記事は、たくさんの博物館を纏めていた。 いつもは、その美術館で見た作品を備忘録として載せている。 しかし今回は、美術館内を歩きながら私が考えていたことを、このnoteの上で具現化してみたい。 というのも、私は今回、過去に見た別の美術館の作品を思い浮かべていた時間が、とても多かったからだ。 美術館に足を運ぶと、これはあの絵と同じ題材だとか、別の画家達の似てい

          ドレスデン アルテ・マイスター絵画館への再訪

          世界地図②いつか訪れたい場所

          明けましておめでとうございます。 新年早々、日本での度重なる悲しいニュースを耳にし、悲しみで心が埋め尽くされそうです。 被災者の皆さまには、心よりお見舞い申し上げます。 心休まる日が、一日でも早く来ますように願っております。 また、救援物資輸送途中に事故に遭われた海上保安庁の五名かたのご冥福を、心よりお祈りいたします。 旅の記事なので、こんな時に公開するべきか悩み時間がかかってしまいましたが、公開させて頂きます。 ***** 私の一年の始まりは、世界地図を思い浮かべる事

          世界地図②いつか訪れたい場所