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ドイツ生活の中で思う事、訪れた街や国の思い出、美術館や博物館の備忘録などを書き残しています。

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南ドイツ一人旅⑦学生の街テュービンゲン

テュービンゲンTübingen。 旅行の宿泊地に選んだアルプシュタットと、州都シュトュットガルトの、ちょうど真ん中に位置する。 テュービンゲンとは テュービンゲンは、ハイデルベルクと同じくネッカー川のほとりの街。 そして、同じく大学街だ。 街の歴史は古く、ローマ人が植民地として85年頃にこの辺りに進出したという。 12世紀頃からは交易の中心として、街は発展する。この頃、ローマ教皇フリードリッヒ1世は、街に修道院を贈ったそうだ。 1342年、ヴュルテンブルク伯爵がこの街に

    • サッカー観戦へ⚽️UEFA Euro 2024

      パリオリンピック開幕まで、残り2週間。 オリンピックとは別に、ドイツでは今サッカーが盛り上がっている。 遡ること6月14日、第17回UEFA Euro 2024欧州サッカー選手権が、ドイツで開幕した。 初戦、ドイツvsスコットランド戦はミュンヘンで行われ、5対1でドイツが勝利。 ドイツにとって、順調な滑り出しとなった。 あれから1ヶ月間に渡り、ドイツ各地でゲームが繰り広げられ、いよいよ7月14日が決勝戦となる。 NRW州では、私の住んでいるデュッセルドルフ 、ドルトムント、

      • 南ドイツ一人旅⑥天空の城ホーエンツォレルン城

        気持ち良いハイキングの終点は、天空の城ホーエンツォレルン城。 前回の記事はこちら。 ハイキングで疲れた身体を、ラズベリーケーキで癒す。 甘い食べ物は、疲れた身体に心地良い。 (疲れていなくとも、甘いものはいつでも大好きだ) 休憩後に、早速お城を見学してみる。 見学チケットはオンラインで入手可能で、同時に時間指定もできる。 ホテルのかたのお話によると、以前はアルプカードでこのお城も入場できたそうだが、今は別途チケットが必要。 今回の旅の中で、私が唯一購入したチケットは、この

        • 南ドイツ一人旅⑤お城に臨むハイキング

          今回の旅の最大の目的は、ホーエンツォレルン城。 お城見学だけではなく、このお城周辺をハイキングする事も目的の一つだ。 この辺りにはたくさんのハイキングルートがあり、選ぶだけでワクワクする。 調べていくうちに、私が見たいと思っていた景色は、Zeller Hornという山からの眺めだと分かった。 お城の周りをぐるりと一周するハイキングルートはとても魅力的だが、それではお城見学の時間が足りない。 是非お城見学もしたいので、ルート作りはなかなか難しかった。 そして、お城見学の前にハ

        南ドイツ一人旅⑦学生の街テュービンゲン

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          映画館へ 関心領域を見る

          この記事を書こうか書くまいか迷ったが、やはり書いておこう。 先日、映画『関心領域』を見に行った。 映画館に最後に足を運んだのは、エマ・ワトソン主演のLittle Womenで、2020年2月の事。 コロナの影響もあり、なんと4年間も映画館に行かなかった。 私の周りでは、戦争映画としてはオッペンハイマーのほうが話題に上がる機会が多く、また見に行った人も多かった。 奇しくも、今朝のNHKのニュースでは、彼が被爆者に謝罪していたという記事が掲載されていた。 さて、私がこの映画

          映画館へ 関心領域を見る

          南ドイツ一人旅④予定外の訪問ロイトリンゲン

          リヒテンシュタイン城を訪れた際、帰路で小さな問題が起きた。 それは、お城と街を結ぶ道の大渋滞。 その原因は、お城の駐車場の大混乱だった。 お城まで公共交通機関で行こうとすると、日曜日と祝日しか運行していない。 しかも、一日に二本程度の選択肢のみ。 午前中は混んでいなかったが、お城見学が終わると、チケット売り場は長蛇の列。 そして、管理のあまり行き届いていない駐車場は、大混乱だった。 それだけ人気なのだが、困った事に狭い山道なので、麓からやってくるバスまでもが渋滞に巻き込ま

          南ドイツ一人旅④予定外の訪問ロイトリンゲン

          南ドイツ一人旅③妖精の城リヒテンシュタイン城

          Lichtenstein リヒテンシュタイン アルプシュタットから、北東へ30km。 リヒテンシュタイン侯国でもなく、ザクセン州にある街リヒテンシュタインでもない。 バーデン・ヴュルテンブルクにも、リヒテンシュタインと名付けられた自治体区域がある。 文献によると、この土地には昔から、リヒテンシュタイン家の持つお城があったようだ。 後にこのリヒテンシュタイン家は、ハプスブルク家に仕える。 その後、相続や結婚、土地の売買などが繰り返され、今のリヒテンシュタイン侯国が出来上がった

          南ドイツ一人旅③妖精の城リヒテンシュタイン城

          フォトアルバム②信号

          フォトアルバム第2弾は、信号シリーズ。 まずは、記事のタイトル画にも使った赤ずきんちゃんの信号。 こちらはシュバルムシュタットSchwalmstadtから。 小さな籠までデザインに入っているのが、たまらなく可愛い。 同じく童話シリーズで、ハーメルンの笛吹き男の信号は、もちろんハーメルンの街から。 笛を吹きながら歩く様子が、とてもよく分かる。 ドイツの公共放送局ZDFのキャラクターMainzelmännchenの信号は、マインツから。 ちなみにこちらが、キャラクター。

          フォトアルバム②信号

          南ドイツ一人旅②崖上の城ジグマリンゲン城

          Sigmaringen ジグマリンゲン この街は郡庁所在地でもあり、付近の街よりも大きい。 その理由は、ホーエンツォレルン=ジグマリンゲン公爵家の居城があったためだろう。 アルプシュタットからは、南へ20km。 この一帯はドナウ上流自然公園に位置し、自然豊かな場所だ。 そして、そのドナウ川沿いに建つのは、ジグマリンゲン城。 展望台 まずは、お城が綺麗に見えるという展望台へ。 ドナウ川沿いの岩壁の上に、ギリギリに建っていることが良く分かる。 橋の上からも、一枚。 市庁

          南ドイツ一人旅②崖上の城ジグマリンゲン城

          南ドイツ一人旅①旅の拠点アルプシュタット

          南ドイツの旅行記を、ここに纏めておきたい。 南ドイツといえばミュンヘンをはじめとするバイエルン州を思い浮かべる方も多いだろうが、今回訪れたのはバーデン=ヴュルテンベルク州。 最初の記事は、この旅の拠点に選んだAlbstadt Ebingen アルプシュタット-エビンゲンについて。 アルプシュタットについて アルプシュタットの標高は731m。 街は小さいながらも、とても可愛らしい。 この街は、バーデン=ヴュルテンベルク州南部にあり、1975年に4つの町が合併し誕生した。

          南ドイツ一人旅①旅の拠点アルプシュタット

          フォトアルバム①マンホール

          今回は、新しい試みの記事。 私のiPhoneには、たくさんの写真が残っている。 記事にするほどの情報量ではないけれど、忘れたくない写真や、いつの間にか溜まってしまったコレクションがあるので、このnoteで纏めてみたい。 第一回目は、マンホール。 日本でもご当地マンホールが人気だそうだが、ドイツも市ごとにマンホールデザインが違うので、観光の途中で目に入ることが多い。 まずは、私の住む街デュッセルドルフから。 側転をする二人の子供達の様子は、この街の歴史にも繋がっており、街の

          フォトアルバム①マンホール

          海の向こうへ

          最近、頭の片隅にずっとあるもの。 それは終活。 そう、私は終活を始めたのだ。 終わりなのか、それとも、始まりなのか。 終わりの始まり、という表現が正しいだろうか。 終活という言葉は、もうすっかり日本語の中に定着してしまった。 調べてみると、この言葉は、2009年に雑誌の中で使われたのが最初だそうだ。 死ぬことは、生きること。 生きることは、死ぬこと。 まだ私は、定年には程遠い。 それでも私は、自分の理想の最期を迎えるために、準備を始めた。 準備に早過ぎることはない。

          海の向こうへ

          コペンハーゲン②国の豊かさに触れる

          コペンハーゲンの記事①は、こちらより。 記事②では、施設内に入場した場所を纏めてみたい。 運河巡り 約1時間のコースで、コペンハーゲンの街を海や運河から眺める事ができる。 早速ボートに搭乗。 ボートからは、街の中の色々な建物が見える。 港町らしい倉庫街。 オペラハウスは、海運会社大手のマースクの寄付により建てられたそうだ。 マースクは、海運売上高世界一を誇る企業。 黒いダイヤモンドと呼ばれる王立図書館。 尖塔まで、建物の外側に設置された螺旋階段を登ることのでき

          コペンハーゲン②国の豊かさに触れる

          確定申告でホッとする

          先日、確定申告審査完了メールを受領した。 これが来て、ようやくひと安心できる。 私は、所得税の確定申告を自分で行っている。 所得税確定申告:Einkommensteuererklärung 私は会社員なので源泉徴収されており、確定申告は義務ではないが、毎年行っている。 駐在員としてドイツに来られている方は、会社を通じて、会社の会計事務所が手配をしてくれる事がほとんどだと思う。 現地採用の私と同じような会社員も、税理士に任せるかたも多い。 しかし、申請方法を調べてみたと

          確定申告でホッとする

          チューリップの絨毯 Grevenbroich

          チューリップで思い浮かべる国といえば、まず最初にオランダが挙げられるだろう。 オランダのチューリップ栽培の歴史は400年以上、そしてチューリップの球根出荷量は、世界全体の98%にも及ぶそうだ。 チューリップ球根栽培面積は、100平方キロメートルにもなるという。 関東でいえば横須賀市、関西でいえば西宮市と同じ広さが、チューリップ球根栽培のみに利用されているというのは驚きだ。 チューリップの起源はトルコにあると言われていて、Tulipanターバンを意味する言葉から来ているそうだ

          チューリップの絨毯 Grevenbroich

          コペンハーゲン①物憂げな人魚姫

          ドイツの隣国、デンマーク。 首都コペンハーゲンと言えば、まず思い浮かべるのがアンデルセン童話。 この街にある人魚姫の像には、不名誉なニックネームが付けられている。 それが、世界三大ガッカリ。 ブリュッセルの小便小僧、シンガポールのマーライオンが仲間として挙げられている。 ブリュッセルの小便小僧を見ても、私はがっかりしなかったのだから、人魚姫を見てもきっとがっかりしないだろう! 焦る気持ちを抑えながら、まずは人魚姫を書いたAndersen アンデルセン像へ。 アンデルセン像

          コペンハーゲン①物憂げな人魚姫