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サッカー観戦へ⚽️UEFA Euro 2024

パリオリンピック開幕まで、残り2週間。
オリンピックとは別に、ドイツでは今サッカーが盛り上がっている。
遡ること6月14日、第17回UEFA Euro 2024欧州サッカー選手権が、ドイツで開幕した。
初戦、ドイツvsスコットランド戦はミュンヘンで行われ、5対1でドイツが勝利。
ドイツにとって、順調な滑り出しとなった。

あれから1ヶ月間に渡り、ドイツ各地でゲームが繰り広げられ、いよいよ7月14日が決勝戦となる。
NRW州では、私の住んでいるデュッセルドルフ 、ドルトムント、ケルン、そしてゲルゼンキルヒェンが会場となっている。
4会場共にチケットを入手したというラッキーな知人がおり、以下の写真は、その知人より送られてきたもの。

ケルンスタジアム
ドルトムントスタジアム
ゲルゼンキルヒェンスタジアム

私も、デュッセルドルフ会場のチケットを入手できたので、スタジアム観戦する事ができた。
観戦したゲームは、準々決勝スイスvsイングランド。

欧州選手権の観戦は初めてだったので、準々決勝にどこのチームが勝ち上がるのか、楽しみだった。
上手く行けば、ドイツ戦を見られるのでワクワクしていたのだが、ドイツはグループリーグ1位通過となり、残念ながら私が観戦する試合の組み合わせではなくなった。 
そして、私がスタジアムへ向かう前日の夜、スペインに敗退した。
私はその夜、友達の家で試合を見ていたのだが、私達が応援していたドイツとポルトガルが同日に負け、何だかとても悲しい夜になってしまった。

さて、ドイツの比較サイトCheck24では、開幕前からTシャツのプレゼント企画をしていた。
私もありがたい事に当選し、こちらをいただいた。
これを着て試合当日に会場へ向かうと、同じTシャツを着た人々に大勢出会った。

スタジアムにゲームを見に行くのは、コロナ禍前以来だ。
大きな大会で思い出すのは、2006年ワールドカップ ドイツ大会。
グループリーグ アンゴラvsポルトガルをケルンで観戦した。
若き日のクリスチャーノ・ロナウドが途中出場した時は、かなり興奮した。
私は彼のユニフォームを着ていたので、ポルトガルファンのかたから、熱いおもてなしを受けたのが思い出深い。

何より忘れられないのは、ドルトムントスタジアムでの準決勝、ドイツvsイタリア。
結果的には、大会中、唯一のドイツの負け試合だったが、準決勝のスタジアム観戦は迫力が凄かった。
誰も席に座らず、ずっと立って応援していたのを覚えている。
ドイツが負けガッカリと肩を落とし、駐車場は激混みで、家路に着いたのは明け方も近かった。翌日仕事に行くのが辛かった事さえ、今は良い思い出だ。

ワールドカップ同様、むしろそれ以上に重要視する人も多い、この欧州選手権大会。
デュッセルドルフでの準々決勝も、かなりの賑わいだった。
試合開始は18時だが、3時間前には開場されるため、その時間に合わせて会場となるMerkur Allenaに向かう。
曇り空からは急に雨が滴ってきて、慌てて避難する。

まずは席を確認しに、スタジアム内へ。
2階席の最前列、中央に近く、とても良い席だった。

まだ会場はガラガラ

席を確認した後には、色々なブースのイベントに参加してノベルティを頂いたり、匂いにつられて焼きソーセージを頬張ったり、会場を歩き回っていると、あっという間に時間は過ぎてしまう。

ファンの方々を観察するのも面白い。
スイスのファンの中には、頭の上に大きなおもちゃのチーズを乗せた三人組や、スイス国旗が全面にプリントされた真っ赤なスーツを着た一団は、特に目立っていた。
エルビス・プレスリーの格好をして、大きなカウベルを鳴らし続ける人もいて、カメラを向けられると、決めポーズをしていたのも面白かった。

17時頃には、選手がウォーミングアップを始める。
そして17時20分頃からは、オープニングセレモニー。
スタジアム内は何度も花火が上がり、会場の熱気が高まる。

スイス国旗は、赤地に白い十字。
イングランドは、白地に赤い十字。
会場は、白と赤で埋め尽くされる。

会場には、イングランドのウィリアム王子も応援に駆けつけており、望遠鏡ではっきりウィリアム王子を見ることもできた。

RPより

やはり、スポーツ観戦は楽しい。
テレビではなく、スタジアムでの観戦は、より血が踊る。
熱いサッカーファン達の(時には過度でさえもある)応援やヤジも、テレビだけでは味わえない魅力だ。

そして私は、スタジアム観戦ならではの洗礼を受けた。
試合開始早々、隣の席に座っていた人が、ビールを溢してしまったのだ。
大きなコップになみなみと残っていたビールは、私の左半身と下半身を直撃。
思わず、笑ってしまった。

以前、寒い冬の時期に、私の前に座っていたファンが手にしていたビールを、ゴールの瞬間に頭からかぶった事もあるのだが、それ以来のアクシデントだ。
幸いにも、試合が進むにつれて太陽が出始め、洋服をすっかり乾かしてくれた。
携帯や時計が壊れていなければ、あとはどうでも良い。
ビール臭をさせているのは居心地が悪いが、周りのみんなも酔っ払っているから、心配要らない。

私達はこの試合、スイスを応援していた。
私達は、両サイドをイングランドファンに挟まれていたが、後部のスイスファンの方々に後押しされながら、スイスの応援を続けた。

スイスが先制点を取ると、会場はドーンと沸く。
しかしイングランドが追いつき、会場はいよいよ白熱していく。
近くの席のイングランドファンは、着ていたユニフォームを脱ぎ、頭の上で振り回す。

延長戦でも勝負がつかず、試合はPK戦に持ち込まれた。
スタジアム観戦する身としては、長くゲームを楽しめるので、一番嬉しい流れだ。
しかもPK戦は、私達の席に近い方のゴールで行われたため、目の前で両チーム最後の死闘を見る事ができた。

ゴールを決める度に、イングランドの観客席は、裸になって応援する男性が増えていく。
後ろの席からは、ビールが入ったままのコップが、どんどん飛んでくる。

PKは、イングランドが全てのゴールを綺麗に決め、5-3にて勝利した。
イングランドファンによる大合唱が始まり、拍手が鳴り止まない。

そしてたった今、オランダvsイングランド戦が終わり、イングランドが決勝戦へ進むことになった。
スタジアムで裸になって喜んでいたファンは、今頃また裸になってお祝いしているだろう。

決勝戦は7月14日、スペインvsイングランド。
どちらが勝ってもおかしくない、強者チームの戦いだ。
今から楽しみで仕方ない。

一ヶ月に渡り、ほぼ毎日サッカー漬けの生活だったので、来週からは気が抜けたような生活に戻ってしまうのではないかと思ったが、すぐにパリオリンピックがスタートする事を思い出す。
時差のないパリでの開催となると、引き続きスポーツ観戦の毎日となるだろうが、これは私にとって嬉しい悲鳴と言えるかもしれない。

そして、次のサッカーのスタジアム観戦予定は9月。
デュッセルドルフで開催される国別試合、ドイツ対ハンガリー戦だ。
また、このユニフォームを着て、今度はドイツチームを精一杯応援しよう!

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