always rising after a fall
※今回は映画「TENET」について多少触れているので、観る前に情報を入れたくない人はそっと閉じてください。観る前でもそういうのOKな人やもう観た人は是非読み進めていってもらえたら嬉しい。
今回観た映画は「TENET」、クリストファー・ノーラン監督の最新作だ。
ノーラン作品はここのところ、新作が公開されれば劇場で割とすぐに観るほど楽しみで、待ち望んだ公開だった。
今回の作品でノーラン監督が伝えたかったメッセージ、
それは
「何度でもやり直せる」
だったと私は思っている。
私達が生きる現実世界には、作品内に出てくる時間を逆行できる装置はない。しかし、順行に時間が進む中でもやり直せるチャンスを作ることは可能だ。それは社会システムとして、何かでつまずいた人が立ち上がってまた歩いていけるようにすることである。
病気になったら…
怪我をしたら…
突然会社をクビになったら…
家族と関係が悪くなって家にいられなくなったら…
今そうじゃなくても、誰しもそんなまさかのことが起きる可能性はある。その可能性を少なくすることはできても、0にすることはできない。
それなら、もしそんなことになったら社会としてそういう人達を支えて、また一緒に歩いているようにしたら、どんなに素晴らしいことだろうか。
しかし、この国ではある病気の人達や、国からの補助で生活している人達に酷い言葉を投げつける人がいるのも事実だ。
私達の人生もまた多面的であり何が起きるか分からないのだから、映画を観て多面性を知り、そして自分の感性を磨いていって、共に歩いていける社会を作っていくのはどうだろうか。
何度転んだって立ち上がって歩いていける社会を作ること、それは一人ひとりの力でできるはずだ。
七転び八起き
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