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歩いてこない幸せを 探して歩く僕の詩 一日一歩も進めずに 涙流した僕の詩 誰にも見えない靴…
誰だって好きな人がいて その好きな人の好きな人がいて それが僕だったり君だったり 終電のサ…
今夜、反重力の魔法を使って 宙で大の字に横たわり 街の光が小さくなる頃 君の面影も見えなく…
カッコつけておいて結局 溺れて死にかけて死ぬことも出来ずに 肺いっぱいに広がった感情を 恥…
最低だね、まだまだ 泣きたい気分なのに 朝が来るからって言って 手を離した 最低だね、まだま…
沈んでいけそうなほど 深いブルーのインクで 便箋から君の声がする 荒い手触りの紙の上でやけ…
喋ったり、笑ったり、触れたり、触れられたり そんなことができなくなった僕らはどうやら人間では無いようで それは今だけでなく、生まれてからこれまでずっと人間ではなかったかのように 顔も知らない誰かの中で僕らの人生は書き換えられるようなのです 怒ったり、泣いたり、叫んだり、殺したり それすら出来ない僕らにはやはり世界は変えられないようで 透けた拳が今日もこの惑星を貫いています おもちゃのように色付けられ、蹂躙されたストーリーはどうやら泣ける話のようなのです 何一つ出来やしない
現在進行形で恋をして 現在完了形で恋をしていたい 欲を言えば 過去進行形かつ未来完了形の …
しん。しん。しん。 夜が降り積もる 重さのない夢の中で 私は風になるか、木漏れ日になるかを …
また、知らない朝を繰り返す 同じベッドで目覚めているのに 捉えられた光の束がこんなにも瑞々…
さあ、一歩目を踏み出そう 今日は今年最大の寒波到来とか 風が強すぎて歩けないかもとか 背負…
頑張ったら頑張っただけの成果が欲しいとねだるのは 蹴ったボールが足元に戻ってきてくれない…
一緒に旅をしたかった 僕らが出会うのがもっとずっと前なら 何ひとつ気にもせずに 近所の公園…
確かに触れていた 産毛の一本一本が指の腹で 流れていくのを感じていた 脈絡もなく僕らは抱き合った (脈絡のある抱擁など、この世に必要ではないのだけれど) たとえ、僕が君で (或いは君が僕で) 取り返しのつかないほどに 濁ってしまっても それで良かったのに もう一度でも眼球を日差しが掠めたら 暴かれる夢だったのだから (君はそれすらも気付いていたのだろうか) あんな曖昧な世界の中でさえ 君の意志の強さは息づいていて(嬉しくて泣きたいほどに) 全てを見透かしたような瞳で 最期