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はこ どこ? そこ ねこ ねこ の子 行こ どこ? 過去 事故? 自己 と個 行こ どこ…
中身のない箱の中を のぞいている あれは入るとか、入らないとか これは要るとか、要らないと…
かみとえんぴつ みたされたカンケイ ひつようで、じゅうぶんな ひとつのわになって かみとえ…
何もかも面倒くさくなったはずの朝なのに、燃えるゴミの日を忘れずに、律儀に守れるような人生…
キーボードに並ぶ アルファベットみたいだね、僕らは バラバラじゃ物語も無くて 記号的に孤独…
誰が見ても滑稽なおまじないを 君はよく効くんだ、と笑っていた 猫を見つければ、何回目だい…
願いはひとつでなければならない ひとつですべてを満たさなければ 私たちはいつも何かを選んでいる ように見えて結局のところずっと 何かを願い続けて、手を合わせて 誰にも見えない星で、それは光る 届かないのなら 歩みが止むこと はないのだから 私たちが二足歩行になった理由も 少しは許してもらえるはずなのだ
再び、 の前に、一度目はあった 霞むほど遠いくせに、 視界の外であり、盲点 あのとき吸い込…
花の名前を知らぬまま 男は死んだ 白い花瓶にそれを入れた人の名も それを綺麗だと褒めた人の…
大事なことを言い忘れたのだけれど もはや大事かどうかすら解らないのだけれど そもそも言い忘…
君はいつも、なにかと戦っていた 昨日の自分と、 夕立ちと、 コンビニの自動ドアと、 寝ぐ…
少女が見つけた小さな秋は 終始不満そうな顔をしていた あれほど喜んでいたのに、銀杏の葉を…
世界が終わる日に 猫はやっときたかあとあくびをしていた 猫は残飯を待っていた 残飯を持って…
いきようとする意志と いきなければならないという重責は 前世かなにか、今となってはふれられない 調べの中で 夫婦のようなものだったのかもしれない あるいは双子のような かみはそれを聞いて笑うかもしれないが そうやって創り上げたのは 他でもなくかみなのだ かみはあまねく全てであり それはつまり何でもないということだ 少し難しく聞こえるかもしれない 心してほしい 本当に難しいのは そのかみを創ったのはまさにひとだということだ