Photo by shinri313 溺れるのは夢の定 5 雨後 晴太郎 2020年11月18日 21:01 再び、の前に、一度目はあった霞むほど遠いくせに、視界の外であり、盲点あのとき吸い込んだ空気の一部は今も肺の片隅でせっせと涙を作り続けているからたったひとりで溺れている、胸が痛いあまり鮮明でもない君の顔は鼻の形ばかりよく覚えているせいでいつも見つめ合えないままの夢を見る深く吸い込んだ酸素は儀式のように僕を満たしては、枯らしていく。果てに待つ窒息、避けられぬ目覚め再び朝の日は昇る、一度目はもう、こない ダウンロード copy #詩 #現代詩 #自由詩 5 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート