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先に君に言っておくけれど 君の道の上に、他の人はいないよ 追い風や向かい風が吹いて 誰かの…
さよならの一番遠くで またねって笑ってよ 寂しくないって嘘を付くから 大嫌いって返事をして…
昨日と今日の 朝と夜の 君と僕の 不可抗力な歩みは 揃えることが難しい ずっとたんたん たんた…
いつもこうしてプカプカと浮かんでいるのは 沈むほどの重さがないだけ なんてこと、誰にいえる…
僕は君の前で まるで点描画みたいで 明滅で 全体で モノクロな 集合体だった 君は僕の前で ま…
かわいいね、なんて乾いた サンドペーパーみたいにざらついた舌先で 自らを削るように嘘をつい…
そうか、君は行くんだね すり抜けていくんだね 指の隙間を 瞬きの暗闇を 午後の微睡みを 眩んでいる視界を 髪を乱し吹いた風を さよならを言えても さよならと言われても 私はもうきっと、ずっと 私のままでは居られないと 心臓が脈打つたびに思うから 鼓動が痛いことを知ったから 生きてるって愛なんだって いつか君が言った通りに 愛してると言いたくて 生きてるを求めてる 君の居ないこの街を 朝の来ない部屋を 出口のない心を 褪せた写真を 愛の咆哮を
もしもし、もしも 選ばなかった未来の僕 夢の中でだけ光る星の瞬き あるいは、あるいは もし…
夜が好きだ。 世界が何かを隠すようで そうして私も覆ってくれるようで。 夜が好きだ。 誰も…
本当のところ、僕ら人間ってやつは 朝陽と一緒に眠るべき生き物なんじゃないか と思えるくらい…
Tシャツ一枚で過ごせる こんな素敵な季節の、素敵な夜だから 少し遅い君の誕生日プレゼントも …
春が来れば、僕らは桜を見るだろうし 夏の夜風に紛れるように散歩をするだろうし 色づいた木々…
愚かさに気が付かず 共に居られる時を僕らは 恋 と呼び 愚かさに気が付いてもなお 共に許せ…
大洋に一人浮かべられた バラバラな僕らは 右手のカフェモカに、 あるいはタピオカミルクティに おぼれそうになる前に 善意で組み立てたイカダを 壊れるまで使い潰して テイクアウトでお願いします、なんて 流れ星みたいなお辞儀で笑顔 そしたら君は かしこまりました、お客様、なんて クラゲみたいに沈んで、笑顔 泣き顔、また、笑顔