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そうか、君は行くんだね

そうか、君は行くんだね

すり抜けていくんだね

指の隙間を
瞬きの暗闇を
午後の微睡みを
眩んでいる視界を
髪を乱し吹いた風を

さよならを言えても
さよならと言われても
私はもうきっと、ずっと
私のままでは居られないと
心臓が脈打つたびに思うから
鼓動が痛いことを知ったから
生きてるって愛なんだって
いつか君が言った通りに
愛してると言いたくて
生きてるを求めてる

君の居ないこの街を
朝の来ない部屋を
出口のない心を
褪せた写真を
愛の咆哮を

                         駆け抜けていくんだね

                        そうか君は、行くんだね

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