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1次産業と地方、ネット販促の問題点について


StellaRiumです。

1次産業支援サービスを提供している事も相まって1次産業取り分け地方の問題点に触れることは珍しくありません。

その中でも取り分け深刻な問題点として6次産業化に関する問題が挙げられます。

そこには地方特有の課題が数多く内包されているのです。

新規開拓と地方の1次産業


StellaRiumは首都圏にて運営しています。
また、首都圏や政令指定都市といった地方都市は1次産業が取り分け盛んな地域も少ない為、新規開拓や営業をする際は直接B2Bで事業者様や法人各位とお話する事になるのですがこと新規開拓の場合は簡単な事ではありません。

そもそも1次産業というのは少子高齢化による平均就労年齢の増加が顕著なだけでなく世代間のネットリテラシーが大きく乖離しています。(若い頃からネットに浸る文化が無い為)従って失礼な意味ではなくアナログな方が多く

SaaSやIT業者でよくあるネット広告や販促をすればリードが獲得出来る世界ではありません。


商工会と農家の関係〜基本的に商工会には属せない〜

ヒヤリングやコネクション開拓の一環として地方の商工会との連携を測る所から始めたのですが

面白い事に地方商工会には農家や漁業といった1次産業従事者は殆どいません。

というのも商工会は厳密には加工や商品の販促による売上を創出している事業が加入出来るという法律が定まっており、加工から販促までを一貫して行っていない事業者や1次産業以外の展開をしていない団体は加盟その物が出来ないのです。

また法律上定まっている為津々浦々どこの商工会と話をしても概ね同じ状態であり1次産業従事者は殆どいらっしゃいません。(困る!)

商工会と言えば生産業や販売に携わる団体の集まりというイメージが強いのですがね

JAや漁業組合の既得権益

では何故法律で決まっているのか?と言えば答えは簡単で困る層が居るからです。

具体的にはJAや漁業組合が該当します。
関係者各位の皆様を煽りたい訳ではありません。純然な事実です。


また、彼らは地方の6次産業化に対して快く思っていない場面が多く何故ならば

各々が独立して自社販促の道を拡大確立されてしまうと
提携数がへり市場全体のパイが減ることが
利益の減少に直結するからです。

一方の味方というわけではありませんが商工会の方でも
地方の自治体ぐるみでの協力となった場合の双方の思惑が違えている状況であり、

商工会▶︎6次産業化を推進して連盟への加入ならびに協力体制を築きたい
JA▶︎独立されると困るので極力提携はしたくないするとしても契約割合を損ないたくない

という縮図が生まれている訳です。

1次産業従事者の実態

全て。というわけではありませんがここでは大多数の意見として記載します。

肌感覚で感じるのはあまり6次産業化を考えいなかったり
考えている場合での既存の契約農家やJAによる提携だけで十分という声が多く聞こえます。

というのも冒頭の通りネットリテラシーが高い層が少ないのも相まって販促までのイメージがあまりよく湧かなかったり出来ないと考えられている人が大多数な為です。

かといって年齢問わずインターネットを有効的に活用されている団体がいるのもまた事実であり、

直販や粗利益率の高さも相まって大きな収益を産んでいる方も存在しており

こればかりは各々の方針次第になってしまいます。

深刻なアナログ構造


さて、先の通り1次産業の世界ではスマート農業、IT化といった声は少なくありませんが法整備や地方団体の問題も相まって想像以上にアナログな部分が根強く残っています。

そのニッチな部分をデジタルで効率化するお手伝いがStellaRiumではありサービスとしても価値としても

潜在的な需要に対して供給が少ないからこそ意味と意義がある。

と思っています。

今後少子高齢化は益々続く中でインターネットの普及は更に進み世代交代が行われる事に1次産業引いては生産業全体においてネット活用とは無視出来る存在では無くなります。ならばこそ活路が見い出せる訳です。


以前からウェブメディアの運営やマーケティング全般を含めて携わってきましたが

一重にウェブサービスと言っても多岐に渡る昨今、SaaSのようなただの効率化だけでなくアナログな部分を根本的に変革し価値を生み出すことは間違いではないかな。


そう思い日々を過ごしています

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