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#66 AJANTA (アジャンタ)

うっわぁ、外あっつ!

久しぶりに夏の暑さが戻ってきたこの日、地下鉄四ツ谷駅で降りて汗をかきつつ向かったのは、麹町にある老舗の高級インド料理店「アジャンタ」。

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1957年創業のこちらのお店は、東銀座の「ナイルレストラン」同様、我が国におけるインド料理店の草分けとしてよく知られた存在です。

日本のカレー店を分類しようとする時に、「インドカレー」「欧風カレー」「アジア・エスニックカレー」「(日本の)おうち風カレー」といった分け方が良くされますが、これとは別に、有名店の流れを汲むカレー店については、そのルーツとなるお店の名前を冠して「〇〇系」と呼ばれたりもします。例えば「ボンディ系」だとか「デリー系」のように。
ここ「アジャンタ」もそんなルーツの一つとして数えられるお店で、こちらの厨房で修行したシェフが開いたレストランは「アジャンタ系」と呼ばれています。

各国大使館などが立ち並ぶ二番町オフィス街の中でも一際目立つ真紅の外観。その赤く大きな扉を開けて中へ入ってみると、店内もやはり外観同様に赤を基調とした内装が施されています。

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店員さんに案内されたのは2階の窓際席。
早速、メニューの中から「チキンカレー」をオーダー。ドリンクメニューに「グァバラッシー」があったので、ついでにそちらも頼んでみました。

しばらくして運ばれてきたカレーは、やや白濁した黄色いスープ状。見るからにココナッツミルクが使われています。
うわぁ、しまったぁ・・・。

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この日のわたしは何故か、ここのチキンカレーは、「デリー」の「カシミールカレー」みたいな、物凄くエッジの効いたとびっきりスパイシーなサラサラ黒カレーだと勝手に決めつけていたためライスを注文したのですが、ココナッツミルクを使ったカレーと知っていれば、絶対にナンを頼んでいたはずなのです。
というのも、わたしはいつも、ココナッツミルク入りのカレーをライスで食べていると、最初は美味しくても途中で飽きてしまって、最後まで食べるのがキツくなってしまうからです。
うーむ。

落ち込んでても仕方ないので、取りあえず気を取り直していただくことにします。
ぱくり。

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カレーは何種類ものスパイスをふんだんに使用していると言うだけあって、香り豊かで複雑な味わい。
結構辛いと聞いていたのですが、ココナッツミルクや玉ねぎなどの野菜の甘味が感じられるので、わたしにとっては最後まで水なしで平気な辛さでした。
骨付きチキンもスプーンだけでスルッと外れるくらい肉離れが良く、柔らかく美味しかったです。
ただ、やっぱりこの手のカレーは、ナンなりチャパティなり、とにかくパンで食べたかったなぁー。あーあ、大失敗。。。

ちなみに、ラッシーはグァバの酸味がかなり強く、サッパリした飲み心地で美味♪

次はナンかチャパティで再チャレンジしよっと。

晴れ、時々Curry。2014-09-05


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