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#160 スパイスカレー MANTRA (マントラ)

今夜は以前から気になっていた「スパイスカレー MANTRA」へ初訪問。

「スパイスカレー MANTRA」は昨年9月に高円寺にオープンしたばかりのスパイスカレー専門店です。

元々は大阪で人気に火が着いたスパイスカレーですが、そのブームは大阪のみに留まらず、ここ数年であっという間に東京のカレーシーンを席巻し、間借りカレーも含めあちこちで新たなスパイスカレー専門店が続々とオープンする状況が続いています。

ただ、これだけ新店が増えてくると、どうしても頭打ちの感が否めなくなってきますが、そんな中「スパイスカレー MANTRA」は「イタリアン×カレー」という独自性によって他店と一線を画しています。

場所はJR高円寺駅の高架下を中野方面に200mほど進んだところ。

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中に入ってみると、シンプルかつスタイリッシュな店内はおしゃれなカフェバーのような雰囲気。
カウンター席のみのため席数は多くはありませんが、席ごとの空間が広めに取られているので窮屈な感じはなく、女性一人でも入りやすい印象です。

席に着き、まずは茨城のブルワリー「常陸野ネストビール」の「常陸野ホワイトエール」をオーダー。

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常陸野ホワイトエールは、コリアンダーやナツメグ、オレンジピールなどを加えて作られた爽やかな柑橘系の香りが特徴のクラフトビール。スパイスが使われているので、カレーのほかハーブやスパイスを使った料理にも良く合います。

喉が潤ったところで「カレー3種盛り(副菜付)」をオーダー。
本日のカレーは「チキンカレー」「エビカレー」「キーマカレー」の3種類。
対して、本日の副菜は「ジェノバポテト」「うずらの卵のバルサミコピクルス」「フルーティーなザワークラウト」「白菜のアチャール」「長芋の柚子ピクルス」「桃みたいなトマト」「ブロッコリーのアンチョビマリネ」「ゼッポリーネ」というラインナップです。

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うわぁ、お洒落だなぁー。

モスグリーンのプレートの上には色鮮やかなターメリックライスと3種のカレーがサーブされ、色とりどりのイタリアン惣菜が美しくトッピングされています。また、テンパリングしたコリアンダーやマスタード、クミン、フェンネルなどのホールスパイスのほか、カスリメティがカレー全体に散りばめられており、スパイシーな芳香を漂わせています。

美しいその見た目を存分に堪能したところで、早速味わってみることに。

いただきまーす!ぱくり。
うわわっ♪美味しい♪♪♪(☆∀☆)

チキン・・・じっくりと時間をかけて炒めたと思われる玉ねぎの甘味がグレイビーのベースになっています。トマトの酸味やチキンの旨味とのバランスも良く、濃厚なのに最後まで食べ飽きない美味しさです。

キーマ・・・香味野菜がたっぷり入った粗挽きのキーマは、パラパラというよりかは少しウェットなタイプ。微かにフルーティーな感じがしたのでシェフに尋ねてみると、マンゴーチャツネを少しだけ使っているとのこと。ピザ生地を揚げたイタリアのパン「ゼッポリーネ」に乗せて食べてみたところ、フカフカの生地にウェッティーなキーマが良く馴染み、イタリアンカレーパンとでも言うべき味わいでとても美味でした。

エビ・・・海老の出汁が効いたグレイビーに釜揚げの海老と素揚げの海老がトッピングされており、海老の濃厚な旨味が堪能できるちょっぴり贅沢な一皿。ターメリックライスとも良く合います。

いずれのカレーもとてもレベルが高く、非常に美味しかったのですが、トッピングの副菜もまた同じくらいレベルが高く、例えばピクルスなんかは同じ酸味系であっても、「うずらの卵のバルサミコピクルス」のワインのようなコクのある酸味と「長芋の柚子ピクルス」の爽やかな柑橘系の酸味とでは全く違いますし、「桃みたいなトマト」などは驚くほどフルーティーで、フレッシュな桃の果実そのもののような瑞々しい甘酸っぱさを湛えているなど、それぞれの惣菜がどれも個性的で、とても満足のいく美味しさでした。

これは、デザートも期待できるかも。

というわけで、「スパイス香るパンナコッタ」を追加オーダー。

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うわぁー。飴細工がキラキラしてて綺麗ー。
それにスパイスとハーブのいい香り♪

スパイス香るパンナコッタ・・・最初に感じたのはローズマリーの爽やかな香りでしたが、口に運んでみるとシナモンの甘い香りの方を強く感じました。ミルキーなパンナコッタの甘さにピンクペッパーの風味が丁度良いアクセントになっていて、甘過ぎず後味のさっぱりとした美味しいデザートです。

どの料理もシェフの丁寧な仕事ぶりが垣間見える美味しさで、期待値を遥かに超え大満足です!

お気に入りのお店がまたひとつ増えて嬉しいなぁー♪
ごちそうさまでした♪♪♪

晴れ、時々Curry。2020-02-07


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