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#163 酒とカレー 百人町スプーン

今から数年前に大阪で人気に火が着いたのを皮切りに、ここ東京でも毎月のように新店がオープンし、メディアでも度々特集が組まれるなど全国的に広がりを見せているスパイスカレーブームですが、この一連のムーブメントを語る上で外せないのが「間借りカレー」という業態について。

「間借りカレー」とは、夜しか営業しないバーなどの店舗を昼間だけ借りてオープンするような営業スタイルのことで、少ない開業資金でも始められることや本業を続けながら自分のペースで営業できる手軽さから、スパイスカレー人気とともに広まりつつある営業スタイルです。

そして、そんな間借りカレー店が多く集まる場所が新宿ゴールデン街。
2016年秋より営業を続けている「エピタフカレー」のほか、現在は東新宿に移転し実店舗化している「サンラサー」や、同じく浅草で実店舗をオープンさせた「銀河系カレー」(現在の店名は「PQ's」)など、いくつものお店がこの場所からスパイスカレー屋としての歩みをスタートさせています。

本日訪れたのもそんなゴールデン街の元間借りカレー店のひとつ。
元々はゴールデン街花園5番街のBAR「SKAVLA (スカブラ)」を間借りし人気を博していた「間借りカレー RHiME (ライム)」が、この度屋号も改たに「酒とカレー 百人町スプーン」として、大久保に実店舗をオープンさせたとの情報を得て早速伺ってきました。

場所はJR大久保駅から徒歩3分ほどの場所にある雑居ビルの2F。

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ビルの中はたくさんのテナントが並んでいる上に通路が複雑に入り組んでいて、何だか迷路のよう。

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煉瓦造りの壁とスナックやバーの看板が立ち並ぶ通路から漂う、情緒的でノスタルジックな空気感を楽しみつつ目的のお店へ。

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昭和レトロな風合いのドアを開け中に入ってみると、店内は思いのほか広く、グリーンの芝とオレンジ×白の壁が明るくポップでお洒落な雰囲気。

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さて、本日オーダーしたのは「ゴッドファーザー」と本日のカレー「粗挽きポークの白湯キーマ」。

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ではでは、何はともあれ、まずはカンパーイ!!
インドのビールはキングフィッシャーもそうですが、コクがあって喉ごしスッキリ、雑味がなくて飲みやすくスパイシーな料理にはピッタリです♪

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そしてお待ちかねの「粗挽きポークの白湯キーマ」の登場!
セラドングリーンの器にライスのイエローがとっても綺麗。

いただきまーす♪ぱくり。
 ん〜♪美味しーい♪♪♪

少しとろみがかったグレイビーをスプーンで一匙掬い口に運ぶと、スパイシーな香りとともに玉ねぎの甘味や豚肉の旨味がふわ〜っと口の中に広がっていきます。辛味は強くなく、後からじんわり効いてくる程度の穏やかさ。それよりも出汁や素材の旨味の方が強く感じられ、スパイスについてもクミンやマスタードシードの香ばしさ、クローブの奥深く甘い香りなどがしっかりと感じられる、個人的にとても好みのスパイス使いです。

はぁ〜♪美味しかったぁ♪

とても丁寧に作られていてマスターのカレー愛がひしひしと伝わってくる、そんな一皿でした。

スパイスを買いに大久保に行く時には、是非また寄りたいお店です♪
ごちそうさまでしたー♪♪

晴れ、時々Curry。2020-03-01


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