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#142 NATARAJ (ナタラジ) 荻窪店

1989年創業、日本初の菜食インド料理レストラン「自然派インド料理 ナタラジ」。
「自然派」と看板に掲げるだけあって、こちらのお店では、化学調味料、添加物、保存料などを一切使用していないほか、山梨、蓼科、南房総の三ヶ所に保有する自家農園にて完全無農薬かつ有機肥料で栽培した野菜だけを使用し、油は遺伝子組替えなしの表記(GMフリー)あり、かつ、その製造方法についても、現在ほとんどのメーカーで採用されている化学物質を用いた圧搾法ではなく、昔ながらの搾り出し製法で作られた高級菜種油を使用するなど、徹底したこだわりの元に作られた料理を提供しています。

今では銀座、表参道、渋谷、蓼科など複数の店舗を構える同店ですが、本日は本店の荻窪店に伺ってみました。

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改めてメニューを見てみると、当然ながら肉類は一切なく、全て野菜や豆のカレーのみですが、種類は豊富でどれも美味しそう。迷った末に本日オーダーしたのは、「ナブラタンコルマ」のサラダ付セット。パンは数種類の中から「ロティ」をチョイス。

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いただきまーす。ぱくり。
あ、優しい味。美味しいー。

コルマというと一般的に、ダヒ(ヨーグルト)や生クリーム、ペースト状にしたカシューナッツなどを用いて作るクリーミーでマイルドなカレー。「ナタラジ」のコルマは甘口ですが、グレイビーからはカルダモンやクミンの香りが感じられ、程よくスパイシー。
具材は、「9つの宝石」を意味する「ナブラタン」という言葉どおり、パイナップル、リンゴ、レーズン、カシューナッツ、さつまいも、カリフラワー 、グリンピース、いんげん、にんじんといった9種類の野菜やフルーツが入っていました。
全体としては甘めですが、甘ったるさやもったりとした重さはなく、野菜やフルーツの自然な甘さを感じられる優しい味わいのグレイビーです。

一方「ロティ」は、「アタ」という全粒粉の小麦粉に水と塩を混ぜてフライパンなどで焼いた無発酵の薄焼きパンで、地域によっては「チャパティ」とも呼ばれている、多くのインド人にとって主食となっているパンです。
日本ではインドのパンと言えば圧倒的にナンが有名ですが、実際のインドにおいて、ナンを焼くためのタンドールは、主に高級レストランなど一部のレストランにしかないため、ナンを食べることはあまり一般的ではなく、日常的にはロティやチャパティなどが食べられています。
「ナタラジ」のロティは、表面にギー(澄ましバター)が塗られているので、風味豊かで香ばしくとても美味。ナブラタンコルマとも良く合います。

美味しかったー♪
ごちそうさまでしたー♪♪♪

晴れ、時々Curry。2019-10-05

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