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ベートーヴェンを毎日聴く16(2020年1月16日)
『ベートーヴェン/弦楽三重奏曲 第4番 ハ短調 op.9-3』を聴いた。
ベートーヴェンを毎日聴く16。
— Harayan (Herbert von) (@HarayanV) January 16, 2020
op.9-3 弦楽三重奏曲第4番。1797〜98年。
ハ短調という調性は運命にも通ずる。熱量高い激しさがみなぎるが最後は静かに引くように終わるのが印象的。
演奏:パールマン、ズーカーマン、ハレル。1989年録音。 pic.twitter.com/kjidirNfc1
「ハ短調」は、ベートーヴェン短調作品の代名詞ともいえる。
まだこの時代は、あの「運命」交響曲ほどの激しさはない。
どちらかというとまだ「内に秘められた激しさ」という感じだろうか。
曲の最後は「静かに引くように」終わってしまう。
「もう、これ以上いいです」
とでも言うように。
しかし、外に向けられた激しい感情を表した、ハ短調の「悲愴」ソナタは、同じ年に誕生しているのである。
ベートーヴェンは、その名作ピアノ・ソナタに激しさを集中させたのだろうか。
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