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摂食障害克服に向けてのターニングポイント

みなさん、こんばんは。今日は、摂食障害克服に向けてのターニングポイント、について書きたいと思います。

摂食障害は、ウイルス性の病気と違って、病原体が無くなれば病気が治る、というシンプルな経過は辿りません。

ですが「痩せたい」や「食べたい」という気持ちや、あるいは「痩せること」や「食べること」にどう向き合うか、ということについて、何らかの変化がないことには、なかなか良い方向に向かっていくことは出来ません。

そこで今日は、変化のためのターニングポイントになりそうなことを書きたいと思います。

1 日常生活に支障がある、困っている

摂食障害、特に過食嘔吐が続いていると、多くの場合は日常生活に何らかの支障があると思います。例えば時間がかかる(睡眠時間が削られる)、お金がかかる、精神的、肉体的な負担がある、などが考えられます。

いずれにしても、好きなものを好きなだけ食べられる「嬉しさ」や「楽しさ」、あるいはいくら食べても太らない「満足感」などよりも、上記のような「お困りごと」をより強く感じるようになってきたり、日常生活を営むことが困難になってきて、仕事や学校に行くことが出来なくなってくると、「痩せたい」や「食べたい」という思いを持っていたとしても、何らかの変化の兆しがあるかもしれません。

ですから、過食嘔吐で悩んでいる時には、今自分が何に一番困っているか、ということを考えると変化の糸口がつかめるかもしれません。

2 自分を「客観的」に見る

以前の記事で「自分を客観的に見ることができた」経験を書きましたが、

人の言っていることを聞いたり、あるいはふとした行動を目にしたことで、驚くほど冷静になれたり、自分の今までの考えや思いを客観的に見ることができることがあります。

また、同じ内容の発言であったとしても、言っている人が変わっただけで以前は感じなかったような「気付き」がある場合もあります。

3 ある程度、やり尽くす

これは、極端に言えば「死ぬまで」やり尽くすほど徹底している人には向かないかもしれませんが・・・

以前の私の場合、やめられない過食嘔吐に疲れ果てた時には、仕事を辞めて、何もしないで、ただひたすら過食嘔吐を繰り返す生活をしました。その結果、徐々にその生活に飽きてきた感覚がありました。

もちろんこれには、その生活が許される環境(私の場合は親が黙認し、実家で生活させてくれた)があることが条件となりますが、感覚として「もういい加減やめてもいいな」という思いがありました。「食べたい」と「痩せたい」を、どちらも譲ることなく完璧に追求し続ける、その精神に飽きてきたのかもしれません。

このようなことは、変化のためのターニングポイントになり得るので、次のステップを踏み出しやすくなるかもしれません。


今日もありがとうございました。

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