![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/89267490/rectangle_large_type_2_9d8094ccf8abcc351301a89c4e0d084e.jpeg?width=800)
摂食障害の長い長いトンネルを抜けて~「痩せたい」と「食べたい」のその先へ~229
3本目のハイボールを慎重に取り出した。そして、丁寧にプルタブを引き上げた。
今度はゆっくりと、味わいながら一口ずつ飲んだ。喉を通る感覚とか、香りとか、そういった要素を大切にしながら飲んだ。
*
今週は、初日の月曜日が平和だったからか、大きなトラブルもなく仕事は割と順調に進めることが出来た。
急に予期せぬことを頼まれたり、理不尽な対応をさせられることもほとんどなかった。
何となく、久しぶりに『先生』のところに行ってみようかな、ということが頭の中に思い浮かんだ。
「確か今週末は、新山さんに時間を空けておくように言われていたから、今日か明日にでも行こうかな」
とりあえず、先生の予定が空いているかどうか確認してみることにした。
*
明日の夜だったら空いている、ということだった。先生に会うことが決まると、何となくほっとしている自分がいた。
「でも、久しぶり過ぎて何を話せばいいのかわからないなぁ……」
そうは思ったけれど、気持ち的には落ち着いていて、仕事も慌てることなく淡々と進めることが出来た。
今日もありがとうございます。
よろしければサポートお願いいたします。いただいたサポートは、今後、摂食障害で悩む方々のサポート活動に、大切に使わせていただきます。