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過食嘔吐の「スイッチ」が入る瞬間を見極めると、ほんの少しでも自分が変化していることに気付くことが出来る

みなさん、こんばんは。今日は、過食や過食嘔吐の「スイッチ」が入る瞬間を見極めることが、後々大切になるかもしれない、ということについて書きたいと思います。

摂食障害、特に非嘔吐過食や過食嘔吐の症状があるみなさんは誰しも経験があるかと思いますが、過食や過食嘔吐の「スイッチ」が入る瞬間、って人それぞれお持ちかと思います。

例えば、過食のつもりはなかったけど、アイスが食べたくて、1個は許せるんだけど、2個目を食べてしまったらもう、過食でしょ・・・

みたいな「スイッチ」があると思います。

摂食障害真っ只中のみなさんは、もしかしたら「スイッチ」を単なる「スイッチ」、つまり過食を思いとどまるか、過食になってしまうかの「境界線」と認識されているのではないかと思います。

それはそれで、全くその通りだと思います。

ただ、考え方として「スイッチ」を単なる「境界線」「ボーダーライン」としてだけ捉えるのではなく、自分自身の「マイルールの変遷履歴、成長記録」として認識してみることが、後々大切になるかもしれないと思うのです。

「スイッチ」は日によって、あるいは時間の経過とともに、微妙に変化することがあると思います(全くブレない方もいるかもしれませんが)。

例えば、アイスの話に戻すと

「1年前は許せたのは絶対1個だったけど、今は物によっては2個まで許せるようになった」とか、

「ハーゲンダッツみたいな、脂肪分たっぷり濃厚系は絶対1個までだけど、カロリーオフとか氷菓とかなら3個までOK」とか。

その日の体調やメンタルの状態、あるいは過食にならなかった翌日の体重を見て「もしかして2個までイケるかも」と思ったことなどの、ちょっとした成功体験も影響して「スイッチ」の入る瞬間は微妙に変化するものだと思います(もちろん、悪い方向に変化することもあるかもしれませんが)。

そういった、体感的な変化の積み重ねは、ふとした瞬間に振り返ってみると「意外とガチガチでもなくて、許容範囲が広がってるかも・・・」ということに気付くことに繋がります。

今まさに「食べる」という瞬間は、冷静に振り返っている余裕はないと思いますので、単なる「スイッチ」でしかないかもしれませんが、その変遷を記録しないまでも覚えておくと、

「絶対変われない」

と思っていた自分が、ほんの少しでも変化していることに気付けるのではないかと思っています。


今日もありがとうございました。

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