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コンテンツEXPO講演会とぴぷる祭りの裏話と出演情報諸々

もうだいぶ日は過ぎてしまいましたが、4/5のコンテンツEXPOにて「人を癒すAIに必要なもの」といったタイトルで松尾豊先生と斎藤由多加さんと講演会に登壇してきました!


松尾先生は「人間ってナンだ?超AI入門」でもおなじみの人工知能のトップランナーで斎藤由多加さんは音声認証を活用したペット育成ゲーム「シーマン」の産みの親、と異色の組み合わせによる「AI談義」でした。斎藤さんのご意見がとても印象的で、「会話って文法よりもメロディに依存しているものが多い」と言ったことをお話されており、例えば同じ「食べる」でも「食べる?」と「食べる!」ではメロディーによって意味が変わってきますよね。けれども現在は言語認証する際に「食べる」という言葉の意味だけにとらわれ過ぎており、もっとメロディーにも注目することで新たに会話をより自然に捉えることができるAIが誕生するのでは?とのこと。松尾先生は「日本語には主語がないということは三上章さんの【象は鼻が長い】という本を読めばすごくわかりやすい」とおっしゃっていました。他にも「侵略を受けていない国は英語の癖が強くなりやすい」と言った地域性が強まることによる言語の進化の仕方などもお話されており、普段なんとなく使っている日本語や会話文の複雑さについてお話した講演会となりました。


そして4/13には「ぴぷる祭り」が開催されました。新刊、小説ぴぷるの朗読劇と制作秘話を語る会で、新宿EJシアターにキャラデザを担当してくださったアニメーターの田中将賀さん、声優の梶裕貴さん、八代拓さんと登壇させていただきました。

朗読劇は、youtubeで公開中の「耳で楽しむ小説ぴぷる」(全12話)のスピンオフ朗読劇で、この日のために描き下ろさせていただきました!内容は、小説の世界から1年半後くらい。「一夏の思い出に小旅行に行こう!」と提案する摘木にいつもの通り乗っかる詫間。和歌山県・白浜にある民泊に泊まろうとウキウキで提案するものの、旅行当日はまさかの大型台風が到来。気を落としながら「超ハイテク機能搭載の自動運転車」で迎えにきた詫間の新車に乗った摘木はお尻で何かをふんずける。

摘木「きゃっ!!……これは、ん?ハズ●ルーペ?」

詫間「いや、最新のARグラスだよ」

ARグラスをかけてみた途端、外の豪雨がピタリと止む。実際は豪雨がやんだのではなくて「晴天」の仮想現実を見ているだけであったがその最新技術に驚く摘木。そんな二人は様々なシステムを楽しみながら白浜に向かおうとするのだが……


といったストーリーでした。田中将賀さんと梶さんは初対面だったにも関わらず急速に意気投合されていて、楽屋でもずっと話し込んでおられたようです。梶さん、八代さんが色々とアドリブをきかせてくださったり、田中さんが「梶さんの叫び声の本域が気になるなぁ。笑」とSっ気強めなネタフリされていたこともあってか、高カロリーな朗読をやりきっていただきとてもありがたかったです。ぴぷるは豪華な布陣の皆様に参加していただいたこともあり、きっとこの先も新しい展開があると思いますので、作品のご感想をつぶやいていただけますと嬉しいです!!



そして4/17日の出演情報です。

22:50〜Eテレでは「人間ってナンだ? 超AI入門」の第三回 ♯発想するが放送されます!

また深夜2:24〜はテレビ朝日で始まる新番組「サン・ジェルマン伯爵は知っている」の第一回目ゲストで呼んでいただきました。こちらもご覧いただけましたら幸いです。

あとお知らせばかりになってしまいますが、夏から始まる「LINEノベル」で公式作家として連載がスタートすることになりました。この新連載についてはまた次回ゆっくりお話させてください。5月にももう一つ新連載が始まるのでそちらも発表をお楽しみに!!


■雑誌ダ・ヴィンチで連載していたAIとの結婚生活を描いた京都SFコメディ「ぴぷる」

イラスト:田中将賀 AI監修:東京大学松尾豊研究室

全12話・主演:梶裕貴×八代拓さんによるオリジナルWEBドラマ「耳で楽しむ小説ぴぷる」はこちらから聞くことができます。

■366日。日めくりで哲学者の教えと出会う

「まいにち哲学」


■第五回京都本大賞受賞。一度きりの人生について考える、哲学エンタテイメント小説 「ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。」


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