要点メモ『結愛へ 目黒区虐待死事件 母の獄中手記』by 船戸優里
■感想■
2018年3月に小学校入学直前の子が、全身に170カ所のアザや傷を負い、食事もろくに与えられず直前の約一カ月で体重が4kgも減り亡くなった事件の母親の手記。この著者は、最愛の娘を亡くした被害者であり、養父から娘への虐待を止められなかった加害者でもあり、その絶望、悲しみ、怒りの感情がリアルに赤裸々に綴られている。なぜ彼女は愛する娘への虐待を止められなかったのか、もし私が彼女と同じ状況に置かれていたらという視点で読み進める中で、私は2度泣いてしまいました。
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