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【ボイトレ(理論と実践)編】呼吸について。横隔膜が鍵🔑になるのじゃ🎤🎤

今日のお話。


今日は『胸式呼吸』と『腹式呼吸』についてのお話☺️

呼吸は大きく分けて胸式呼吸と腹式呼吸の2種類がありますが、息は体の構造上(生理学的、解剖学的)に肺に入ります。

ということは、腹式呼吸といっても息がお腹に入るわけではありません😉(お腹に息が入ったら大変だ!!笑)

では何故腹式呼吸はお腹が膨らむのでしょうか🙄

それを理解する為には、肺の下にある横隔膜の動きが関係してきます。

★呼吸と横隔膜の動きについて


横隔膜は簡単に説明すると肺とお腹を分ける膜だと思ってください。

呼吸はこの横隔膜の上下の動きと胸周辺の筋肉(器官)の動きの複合であるといわれています。

息を吸って肺が膨らめば横隔膜は下へ下がり、息を吐く時は下がった横隔膜が元に戻るという仕組みでございます。

★胸式呼吸と腹式呼吸の違い


【①胸式呼吸】
胸式呼吸は横隔膜の上下運動よりも、胸周辺の筋肉を多く使って呼吸することといわれています。

大袈裟にいうと『力』を使った呼吸方ともいえるかもしれません。

例えば、胸式呼吸がどうしても必要になる時は、明らかに酸素が不足しているとき。
胸周辺の筋肉をフル活用して一気に空気を吸い込みます。

分かりやすいのは運動中などです。

激しい運動中など、息切れが起こったときは、胸式呼吸で素早くたくさん酸素を取り込もうとします。

また、感情の乱れ(興奮、緊張、怒り、泣くetc)の時にも自然と胸式呼吸になることがあります。

胸式呼吸=浅い呼吸ともいえます。

◎実践する時のイメージとして、肩が上がって肺が上がり横に広がる感じの呼吸です。


【②腹式呼吸】
腹式呼吸は全身をリラックスさせて脱力した状態で、胸周辺の筋肉の力よりも、横隔膜を大きく上下させる呼吸法です。

リラックスしている時は自然と腹式呼吸をしていることが多いです。

なぜなら、腹式呼吸は全身にゆっくり酸素がしっかり行き渡り、余分なエネルギー(力)を使用しない呼吸法だからといわれています。

分かりやすいのは就寝時です。

横になって仰向けで寝る体勢に入る時、お腹に手を当てると、お腹が上下していることがわかります。

この時、一度、胸式呼吸を意識してみてください。

苦しい浅い呼吸になって眠りに入りずらくなってしまいます。

では、なぜ腹式呼吸はお腹が上下するのでしょうか。

腹式呼吸は横隔膜を大きく上下する呼吸法なので、息を吸うと横隔膜が下に下がり、その下がってきた横隔膜にお腹周りの内臓が押されて、普段ある位置から前に押されるからです。

そして息を吐くと同時に横隔膜は元の位置に戻り、お腹周りの内臓も元の位置へ戻るのでございます。

これが腹式呼吸の時にお腹が膨らむカラクリになります。

腹式呼吸=深い呼吸ともいえます。

◎実践する時のイメージとしては全身が脱力され肩が上がったりせずゆっくり深く息が入ってきて、胃が前に出て同時に胸も前に出て更にお腹も前にでて、胃から腰にかけて幅の広い浮き輪をまとった感じの呼吸です。

★まとめ


このように2種類の呼吸法で概ね人は呼吸をしています。

そして、それぞれの呼吸法に特徴があり利点があり、どちらが良い、悪いはありません。

この2種類を使い分けて発声や歌を歌っていくことができるようになると、益々、声を出すことや歌うことが楽に楽しくできるようになります🌈🌈

★最後に


よく発声や歌うときには『支え』が必要です、『支え』がしっかりできるようにしましょうとありますが、この『支え』の一つを『横隔膜』が担っているので、横隔膜をフル活用する腹式呼吸をトレーナーは重要視するのでございます☺️

横隔膜が支えを担っている感覚を体感するトレーニングはまた別のお話の時に✨✨


しかし、言葉で伝えるのって難しい😂
せやけど、諦めずに発信していくでー💪


今日のお話はおしまい。

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