今も昔も変わらない、憂うつなのが宿題の定番「自由研究」
もうすぐ子どもたちの夏休み。
夏休みといえば、
憂うつなのが宿題の定番「自由研究」。
毎年、結局親が手伝って、
期限ぎりぎりになんとかセーフ!と
いうご家庭も多いのではないでしょうか。
というか、
たいてい最後に残るのは、「自由研究」🤣
自由という名前がついていながら、
最近では、ネットで「お手本」の情報が出回るなど、
その立ち位置がいまいちわからかない存在でもあるわけですが、
いつからあるのでしょうか?
私が小学生の頃、約50年前にも普通にありました。
もともとは、自由研究は、
1947年の学習指導要領に盛り込まれたのが
始まりとされています。
当時は算数や国語のような
教科の一つに位置づけられ、
子どもがそれぞれに関心を持ったことに
取り組む時間として始まりました。
好きなことを伸ばしてあげたいという、
教育の願いとしてあったのですが、
発展的な学習は通常の授業の中で、
そう簡単には教えることはできません。
わずか4年で消滅したそうです。
さらに高度経済成長がやってきて、
系統的な知識・技術といった
基礎的な学力を養うことが
学校教育の軸になっていきました。
それが今の受験の学習へとつながり
「いい学校に入りいい会社で働く」
ことによって社会に認められる時代になって、
当時目指された自由研究の理念は
影が薄くなっていったのでしょう。
ただ、いつから復活したのかは、
さだかではないのですが、
現在では、たいていの学校では、
夏休みの宿題としての定番になっています。
ところが、現在「自由研究」は、
学習指導要領に定められているわけではなく、
各学校の取り組みとして行われています。
これは不思議な話ですよね。
先生たちの、
子どもに有意義な夏休みを過ごしてほしい
という意図から今日まで続いているのではないでしょうか。
「子どもの関心を伸ばす」
という先生の理想通りに必ずしも
推移しているかどうかは疑問ですが、
現代もあるということは、
どこの学校も大切さを実感しているのかもしれません。
こんな自由研究ですが、
AERA 2022年7月11日号の記事に
良いことが載っていました。
是非参考にしてみてください。
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