子どもの“心変わり”の対処法
昨日は、2歳くらいの子どもの
「これ欲しい!」→「やっぱりいらない!」の心変わりの正体とは?ということを書きました。
ではどのように対処すればよいのでしょうか?
大人ではないので、
理由を聞いても言わないだろうし、
子どもはわからないですよね。
ただ、やってはいけないのは、叱ることです。
パパママを困らせるために、
わざといらないものを欲しがっている…というわけではなく、
「今欲しい!」と思ったものを
「欲しい!」と言えることになった成長の証なので、
良い方に受け止めなければいけません。
「欲しい→いらない」の対象が何かによって、対応は変わります。
物質的なものではない場合
公園で遊んでいて「滑り台やる」
「やっぱりブランコにする」この程度の事であれば、
こんなこともあるさと、
心変わりを軽く受け止めてあげればよいと思います。
物質的なものの場合
おもちゃや絵本など、せっかく買ったのに
すぐに「いらない」と言われたら処分に困るというような物は、
しっかり考えてから購入することも必要です。
「我慢」を学習するための大事なステップです。
子どもが「欲しいと言うと買ってもらえて、
いらないと言えばそれで済んでしまう」
ということを学んでしまうと、
それがクセになってしまい、
物を大事にしなくなってしまったり、
お買い物中に「あれ買って!」が増えたりとあとあと大変になります。
これは親よりジジババに注意です。
子どもは大人が思っている以上に、
脳の仕組みをフル活用します。
そもそも脳は楽することに長けているからです。
子どものそのときだけの欲求を満たすことは簡単ですが、
「我慢」を学習するための経験でもあるわけですから、
親もしっかりと見極める決断をしていくことも必要ですね。
どちらでもない場合
特に食べるものの場合は、
どちらともとれる場合があります。
スーパーに一緒に買い物に行ってピーマンが苦手な子が、
スーパーで「食べたい。食べる」と言ったものの、
夕食になったら「いらない」
という展開になるのは想定内かと思います。
ただ、1回2回であれば、よいのですが、
何回も繰り返されるとちょっとねぇ・・・。
とくに料理は、作ったものを食べてくれないと、
「せっかく作ったのに」とイライラしてしまいますよね。
こんな時は、まずは
「○○ちゃんがこれ欲しいって言ったから買ったんだよ、食べてみようね」と言ってみるしかないですね。
ただ、昨日話したように、
「買ってもらうという目標が達成出来たから興味がなくなった」
「言うことを聞いてもらえた!」
ということがゴールになったのかもしれません。
それで食べない場合は、
次回「このまえ、買ったのに食べなかったから、今回は買わないよ」
と「我慢」を学習させなければいけません。
そういう経験をすることで学んでいくこともたくさんありますので、
「イライラするくらいなら、その原因をはじめから作らない方がいい」
と切り替えて対応することです。
脳の中身は直接見ることはできません。
だからこそ、仕組みを理解することにより、
幼少期の脳を将来の為にシッカリと作ってあげるのは親の仕事です。
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