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なぜ子どもを叱ってはいけないのか?「ストレスシステム」

答えは単純明快です。

「効果がない」

多くの研究によって、叱ったり、怒鳴ったり、
罰を与えたところで、
何のメリットもないことが証明されています。

子どものころ、罰をともなう教育や
親の過干渉を経験したことのある人は
少なくないと思います。

しかしながら、
そういう権威主義的な子育てでは、
これからの時代を生き抜くうえで
不可欠な能力は育まれません。

これからの時代、必要とされる人

今の時代、これからの時代、必要とされるのは、
柔軟な思考力をもち、困難に立ち向かい、
他者と同じ目線で協力することができて、
思いやりや連帯感、コミュニティ意識に価値を見いだす人物です。

親が子を叱るという行為は、
「ストレスだらけの親」が
子に対しタダ単に子どもにストレスを
埋め込んでいるだけのとんでもない行為です。

「ストレスだらけの親」は、
子どもにもストレスを与えます。

その結果、子どもが問題行動を起こすようになってしまうのです。

泣いたり、叫んだり、喧嘩をしたり、
望ましくない行動をとるようになります。

何かを忘れてしまったり、すっかり無口になってしまったり、
ストレス下での第3の反応である
「フリーズ(凍結)」モードに入ることもあります。

私たち親は、慢性的なストレスのせいで
自分の脳だけでなく、
まだ小さい子どもたちの脳にも影響を与えてしまうのです。

ストレスシステム

ストレスシステムは、
人生の早期の段階で形成され、
それが後々の人生でのストレスに対する反応を決定づけます。

ストレスシステムは親→子に遺伝もするそうです。

両親や祖父母が極度のストレス
(戦争、飢餓、迫害、国外逃亡など)にさらされていた場合、
私たち自身もストレス刺激に対して
強い反応を示す可能性があります。

日本という国もかつて、大きな戦争があり、
極度のストレスの人間が多かったのでしょうが、
高度成長期に助けられて、うまく立ち直りました。

しかし、現代社会、
特にここ2~3年今まで経験もしたことのない、
生活環境になりました。

今後は分かりませんが、
巨大地震も多かれ早かれやってくるでしょう。

そんな時代になったとき、
必要なことは、柔軟な思考力をもち、
困難に立ち向かい、他者と同じ目線で協力することができて、
思いやりや連帯感、コミュニティ意識に価値を見いだす人物です。

こんな人間に、
今の子どもたちは育ってもらわないと困るのに、

親たちは、不倫で離婚、夫婦喧嘩、贅沢なストレスです。
他国では、戦争、
世界各地では、飢餓、迫害、国外逃亡等に比べれば、
実にしょうもないストレスを子どもに植え付ける日本人。

今すぐ結果が出るわけではないが、
5年後、10年後困るのは子どもたち。
そして、更に困るのは親です。

だからこそ、親は、現代と未来とを
理解しているのとしていないのでは雲泥の差。
だから親やはり勉強しないといけないのです。


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